mixiσ超ぉもUЗ日記「⊃冫ヒ〃ニ男」σホ厶∧o勺〃∋☆
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書籍化!6月26日に全国の書店で発売する書籍「その恋あたためますか?〜コンビニ男とキムラさんの恋日記〜」(ワニブックス刊 税込1155円)発売!☆完結編が読みたければ本屋さんに走れ!【キタ━キタ━キタ━ヽ(゚∀゚ )ノキタ━キタ━キタ━!!!!★ネット版日記の最後の最後!☆⊃冫ヒ〃ニ男30☆更新っ!】=【「⊃冫ヒ〃ニ男」とゎ?】を見てね☆
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女性
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■きむさんのぷろふぃーる■
関西方面の美大生。
専攻は染織。
オダギリジョーをこよなく愛す、23歳(?)独身!O型
特技=つっこみ、重ね着
■コンビニ男のぷろふぃーる■
関西方面の??生。
バイト先はおソバ屋さん
及川奈央をこよなく愛す(?)
?歳。?型。ジャニ系男子
特技=カミカミ、まちぶせ
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2006年01月23日
00:10 コンビニ男19(1)
はい。お待たせしました。クリスマス編。
(今回は、恐らく自己最長です。)
では、どうぞごゆるりとご鑑賞下さい。
**************
12月24日(土)クリスマス。
前回(「コンビニ男18」→http://mixi.jp/view_diary.pl?id=72373216&owner_id=452520)言っていた通り、私はコンビニにバイト入っていました。13時〜17時まで。
さすが、クリスマスですね。
うち(コンビニ)のコンドームが売れる売れるw。
私は、一緒にバイト入ってた高校生とどちらが多く売るか(レジするか)競い合ってました。
男の子も必死なんすね。ああゆう時って。
あるカップル
男の子「あっ、お、俺、ちょっと買うもんあるし、ちょ、ちょっと待っててっ;」
女の子「え〜?うん〜わかった〜」
雑誌を立ち読みしに行く女の子。
男の子はもんのすごいスピードで、コンドームを手に取り、カムフラージュのつもりなのか、ジュースとガムも持ってレジに来ます。
レジ前に寄ってくる女の子。
女の子「何買った〜〜ん??」
男の子「ん、あ、ああ、ジュ、ジュース、ジュース;」
女の子「ふーん??」
まだレジ袋に入れきれてなかったコンドームをさっと自分のポケットに隠す男の子。
店員二人「(健闘を祈るぜ←余計なお世話だ)ありがとうございました〜〜〜☆」
と、この日のバイトはこんなシーンが多々ありました。
男の子も大変ね☆
・・・って、まあ、今回はそのコンドームは全く関係ないんですが。(ないなら書くなよ)
えっと⋯、あれでしたね。「コンビニ男」でしたね。
そう。前回言ったように、バイトは17時に終わりました。
17時にコンビニ男はコンビニに来る と言っていました。ね??
⋯ワタクシ、きむは、この日、なんとその約束(?)をすっこーーーんと忘れてしまっていたのです。
17時バイト終了。
バックヤードで休憩をとる店員二人。
店員「だるかったですね〜;今日のバイト。コンドームめっちゃ売れてましたねw」
私「せやな〜〜 まあ、(クリスマス)土日やしなぁ。今年は」
店員「ああ〜、だからか〜。きむさんもこの後どっか行くんですか〜〜??ww」
私「え・・・なんもない;・・ケーキ買って学校行くわ;」
(↑コンビニ男のこと忘れてます)
店員「う、うそん・・;そ、それは、お疲れさんです;・・」
コンビニ男のことをすっかり忘れてしまっていた私は、卒業制作真っ最中で頑張っている四回生達に、ケーキとシャンパンの差し入れ(うちのコンビニの)を持って学校へ向かいました。
いや、だって、コンビニ男も17時になっても来てへんかってんてっ;。知らんがなっっ。(言い訳ですか。これは)
でも、でもね;。
私、逃げた(?)にも関わらず、会っちゃったんだよ。
コンビニ男 に。
しかも、これまた偶然に。
私は学校で、ケーキ食べながら四回生達と少し喋って、制作の邪魔になっても悪いからと、早めに、おいとましました。
彼氏のもとに行くという四回生と一緒に学校を出た私。
帰り、電車の中で。
四回生「(化粧しながら)きむ〜ケーキありがとう〜ww めっちゃ美味しかった〜」
私「あ、ほんま〜。そら良かったw もう(制作)追い込みやもんなぁww ・・・で、制作置いて、今日は今から彼氏とデートですか。お姉さんww」
四回生「ん〜まあ、、一応〜(とか言いつつ、なんだか嬉しそうw)」
私「クリスマスやしなあww ええなぁw」
四回生「きむは??こんな、うちら四回の為にケーキとか持ってきてくれたけど・・予定ないの;??」
私「うん・・ない・・・ヒーーーーーンッ(嘘泣き)」
(↑まだ忘れてる)
四回生「ああっっ よしよしっ 、、まあバイトも終わったんやし、誰か誘って飲みに行きーやっ」
私「うん・・ああ、こんなんやったらそのままバイト入っとけば良かった・・;(、、、ん??あれ?バイト??、、、)」
(↑何かがあったことに気がついた)
四回生「もーそんなんうちらに会えてんし、ええやーんww」
彼女はそう言いながら、まだ化粧真っ最中。アイラインをひいていた。
私「(バイト、、、コンビニ、、、??)、、、、あ、、ああっっ;!!!??」
電車内でいきなり大声を出した私。
そう。やっと、思い出したのだ。コンビニ男のことを。
四回生「うわっびっくりしたっ な、何??なに??;どしたん??」
しまった。どうしよう; な顔で四回生を見た私。
四回生はびっくりして手元が滑り、アイラインがよれていた。
こちらもまた、どうしよう。
私「、あ、うああ;、どうしよう;、、ご、ごめん;、びっくりさせて;、、どうしよう(服の裾でアイラインを拭いてあげながら)、、、ってか、、どうしよう、、;」
四回生「??なに??ん??あ、アイラインずれた??大丈夫やでーそんな焦らんでもw また書いたらいいしー」
私「あ?ああ、、う、うん、、、;(い、いや、それじゃないんだけど、、;)」
呆然とするきむ。
四回生は何事もなかったかの様に、また器用にアイラインをひいていた。
私が降りる駅に着いた電車。
四回生「あ、じゃあ、きむバイバーイw 今日ありがとー」
私「う、うん、、そ、卒制頑張ってなー、、、」
四回生に手を振り、ホームに降り立った私。
私は、駅のホームにある掲示板君(←地下鉄にある蝶ネクタイでハットかぶった、掲示板を持ってる人形です。私は小さい時からこの人形を勝手にそう呼んでる。)に寄りかかった。
私(、、しまった;、、、そういえばあの子(コンビニ男)、来るって言ってたんやった、、、、、;)
時計を見ると既に時間は20時を回っていた。
私は、一度、コンビニに戻るべきか とも一瞬思ってみたが、時間ももう三時間も経っている。
もしか、彼が来ていたとしても、もういるはずがない。
私(しゃ、しゃーない;。しゃーないよ;。だっていいひんかったし、、、今日は来てないわ。多分;。)
私は、勝手に納得し、自宅へ帰った。
私「ただいまー、、、」
自宅の鍵を開けて、入ったものの、家族の誰もいなくて家は真っ暗だった。
私(、、、、、、本当に一人ですがな、私、、、、 orz )
なんてクリスマスだい と思いながらも、家にも喋ってくれる相手がいない。
私は、しばらくTVをつけてボケーッっとそれを眺めていたが、どのチャンネルを替えてみても当然、ブラウン管の中はクリスマス特集ばかり。
きっと君は来〜な〜い♪一人きりのクリスマスイブ♪
サイレェ〜ンナイ♪ ホ〜リィナァイ♪
CMに合わせて歌ってみた。
私(、、、、誰もツッコンでくれねえ、、、orz アタリ前ダ)
TVで観たい番組もなかったから、私はビデオ借りて映画でも観よう と、思い立ち、久しぶりにビデオ屋(あのビデオ屋です→「コンビニ男9」http://mixi.jp/view_diary.pl?id=33514833&owner_id=452520)にチャリを走らせた。
ビデオ屋に到着。
店員「いらっしゃいませ〜」
私「っ(笑)、、、クリスマスの夜もバイトですか、お兄さんww」
店員は、以前(「コンビニ男9」)と同じ、小学校の同級生だった。
店員「、、、、そっちこそ。クリスマスの夜に一人寂しく映画鑑賞ですか、お姉さん。」
私「そ〜んな時もあ〜る〜さ〜」
喋りながら、レジ前の新作コーナーを物色する私。
店員「一人きりのクリスマスイブ〜♪」
私「うるさいww 、、、(壁のポスターを指差しながら)あ、なあ、あれ、もう入ってるん??『交渉人 真下正義』」
店員「あ〜入ってるけど、2本しか入れてないし多分借りられてるやろ」
私「(棚を見て)、、、ほんまや、ない;。新作位もっと入れーーやぁ;」
店員「(レジのPC見てニヤニヤしながら)『電車男』なら1本残ってるどーww」
私「(こ、こいつ、、;)、、そ、それは映画で観た、、;」
(注:この店員は私の日記、「コンビニ男」を読んでいます)
店員「ブハハw 、、あーそうや、今日客カップルばっかでなー、あのー、、あいつ、来てたで。彼氏と。、、名前なんやったけ??えーーーっと、、あっ、Aや。A。」
(Aとは、おなじみ、あの私の友人のAです。)
私「えっっ??マジで??私(Aと)最近会ってへんかってん。彼氏ってどんな人やった??(ワクワク)」
Aは会うたびに、彼氏が違う。(決して二股してるとかいうことではないです。彼氏がポンポン替わるんです。)
いつも、その彼氏を私に紹介してくれるのだが、あまりの短期間で彼氏がコロコロ替わるため、私も覚えきれないのだ。
店員「なんか、めちゃめちゃイカツイ感じやった。多分、まだ(店内に)おるんちゃうかー??(二階を指差しながら)」
私「(イカツイって、、じゃあまた替わったんや彼氏、、;)マジで;」
店内を見回しながらも、私はその彼氏を見てみたかったが、わざわざAを探しに行くのも面倒。
そのまま、一階の邦画コーナーをうろついていた。
私(、、、なんか観たいのないなあ;、、何借りよー、、、)
色んなビデオを取っては戻し、取っては戻ししていた私。
そこでふと、『電車男』のビデオが目に入った。
新作のくせにその『電車男』は3本しか棚に並んでいなかった。
私(このビデオ屋、、ほんまにやる気ないなあ;)
3本の『電車男』は、その内2本に今日の日付(12.24)のシールが張られていて貸し出し中だった。
残り1本はシールは貼られていなかったものの、パッケージの中身が空。(借りる時、パッケージからビデオテープを抜き取りレジに持って行きます)
今、店内にいる客の誰かが抜き取ったのだろう。私は、『電車男』の空のパッケージを棚から取り出し、ボケーッとパッケージのストーリーを眺めていた。
私(『電車男』・・・『電車男』なあ・・・;)
私は、『電車男』のパッケージを見ながら、「コンビニ男」とこの映画を観に行った時の事を、少し、思い出していた。
私「(、、、、そういえば、、、号泣してたなぁ。あの子;、、)ふっ(笑)」
隣にいた客が、?な顔でこっちを見てきたので、私は不意にこみ上げてきた思い出し笑いを咳払いしてごまかした。(ナンテ古典的ナノダw)
私は『電車男』を棚に戻し、二階の洋画コーナーに向かおうと、体を階段の方に向けた。
・・・その時だった。
カシャーーーーーーーンッッッ
「あああああああああーーーーーーーー;!!!????」
後ろで、小さく何かが落ちた音がしたと思った瞬間、もんのすごいデカイ声が聞こえた。
当然、声のした方向を一斉に見るお客さん達。
私も何かと思い、後ろを振り向いた。
床にビデオが一つ落ちている。
そのビデオは『電車男』だった。
そのまま視線を上に上げていく私。
落ちたビデオの目の前にして、立ち尽くしている一人の男。
声を張り上げた張本人だ。
・・そう。「コンビニ男」だった。
私(、、、、、、、、;!!!??)
私は、目を疑っている間もなかった。
男はズカズカこっちに向かって歩いてくる。
男がかけているメガネで、顔の表情がよく分からない。
私(へっ;な、なに??何??コンビニ男??え;??)
私がオドオドうろたえているうちに、目の前に立たれてしまった。
見下ろされるきむ。
私は目が点になっていた(ハズだ)。
コンビニ男は何とも言えない、少し、傷ついているかのような顔で、うつむいたかと思ったら、顔を上げてしばらくこっちを見ていた。
何か言おう と、口をパクパク動かすコンビニ男。
私「あ、、、あ、の、、、、;」
あまりの沈黙に耐えかねて、私も何か言おうとした。
男「、、、、、、、、、な、、なんで、、、きむさん、、ここにいるんすか、、、」
コンビニ男は私の顔から目をそらし、またうつむいて、ボソリと呟いた。
私「え、、、いや;あ、、、の、、その、、、ご、ごめん、、??な、、??(、、ん?なんで私謝っとんのや;??)」
男「、、、、なんで、、、〜〜〜〜〜〜っっ!!」
自分の顔をうつむきながらグシャグシャとこするコンビニ男。
周りのお客さん(カップル達)も何事かと私達を見ながらヒソヒソ「え〜ケンカぁ??」とか言っている。
コンビニ男の様子にビクビクしている私は、勿論周りの反応どころではなかった。
私「(うああ、、、やばい、、;)だ、だいじょ、、うぶ、、;??」
私は何と声をかけていいのかもわからず、とりあえずそう言ってみた。
コンビニ男は顔を上げ、私をキッと睨みつけた。
男「、、だ、大丈夫やないっすよっ!!、、な、なんで、ここにいるんすかっっ!!きょ、今日バイトって、、!!お、俺行くって言った、!、、言ったのに!!、、な、なんで!、、」
息を急き切ったように一気に喋り出すコンビニ男。
声が上ずっていて、半泣き状態。
私「(あ、うわわ、;泣かんといてよ;ちょ、ちょっと、待って;)あ、ちょ、ちょっと、、あの、落ち着い・・」
私は今にも泣き出しそうなコンビニ男を目の前に、オロオロしていた。
その時、レジにいる店員と目が合った。
あーあぁ;な顔の店員。
私(ど、どうしよう;た、助けて〜〜、、、、、;)
私は目で店員にSOSを送った。
店員は、アゴで、クイクイッと「周り見てみろ」な合図。
私「(??“周り”;??)・・・あ;」
周りのお客さん達に、滅茶苦茶ジロジロ見られている事に気づいた私。
苦笑いする店員。
私「(う、うわあ;)と、とりあえず、、そ、外、、出よっ、、か、、;??なっ;ほ、ほら、ビデオ持ってっ;」
床に転がったままのコンビニ男が落としたビデオ、『電車男』を指差す私。
コンビニ男は小さく頷いたものの、うつむいたままで動こうともしない。
私「(も〜〜〜;!!)これ(『電車男』)、借りるんやんなっ??持ってくで!?(何だ。私のこの言い様は;)」
私は、ビデオ『電車男』を手に取り、レジの方にさっさと向かい、自分のレンタルカードでビデオを借りた。
笑うのを必死でこらえてる店員。
店員「、、、っっ(笑)、、はい、、(笑)」
私は笑う店員を睨みつけ、お金をカウンターにピシャンと置き、まだビデオを入れてる最中のレンタル袋を奪い取った。
店員「あっww ○日までに返して下さいね〜〜(笑)」
私(っっ;やかましわっっっ;!!)
私は袋を持って、まだ階段の入り口の辺でいじけているコンビニ男の所に戻り、袋をコンビニ男に押し付けた。
私「はいっっこれ持つっっっ」
受け取ろうともしないコンビニ男。
男「、、、うーーーーー、、、、、、、」
男はうつむきながら、もう既にグシグシと泣いていた。
私「(もーーうっ!!泣ーーくーーーなーーーって;!!!)ほ、ほら、行こっ;」
・・私は動かないコンビニ男の腕を掴み、引っ張って行こうとしていた時だった。
二階から何人かの客が、降りてきた。
揺れる床。(このビデオ屋、ものすごく古い。階段の昇り降りだけですごい揺れる)
「な〜やっぱり、あれも借りようや〜〜」
「え〜〜;まだ借りんのぉ??」
ドカドカと揺れる階段。
上からカップルの声が聞こえてきた。
私(・・・・・??・・・なんか・・聞いた事ある声やぞ・・;??)
私は、ゆっくりと階段の方を振り向いた。
そこには、あまりにも慣れ親しんだ顔。
・・・A がいた。
私(;!!!ま、まじで;!!!、、、、なんつータイミング、、、、;orz)
私は、ここは、逃げた方がいい と判断。
もうコンビニ男も見ずに、腕を引っ張って自動ドアに向かって歩き出した。
・・・そしたら、また、そん時だよ。
やっちゃってくれましたよ。この人(コンビニ男)。
私が急に腕を引っ張ったことで、体勢を崩したコンビニ男。
彼、スッテーーーーーーンッと床に転んでしまいました。
私「(ええーーー、、、、んなベタな、、、、;←イヤ、オマエノセイダロw)ああっ;だ、大丈夫っ??」
思わず大声を出してしまった私。
A「・・・・??・・・っ!あーー!!きーーむーーぅ!?」
もう階段を降り切って、私達の横を通ったAとその彼氏。
コンビニ男の派手な転び方と、私のが出した声によりAに気づかれてしまった。
私(、、、、、しまったっ、、、;)
A「えー!きむや〜ん!!久しぶり〜〜!!何してんのぉ?? あっ何かビデオ借りたん??何借りたん〜〜??」
こちらの都合などお構いなしに喋りまくるA。
私「あ、ああ、ひ、久しぶりやなあ、、、;(うーーわーーマジでーーー;)」
A「(コンビニ男を見ながら)この人、大丈夫;??立てはる??」
まだ床に座ったまんまのコンビニ男。
転んだ事にビックリしていて呆然としていた。
私「だ、大丈夫大丈夫;。なっ??ほらっ立ちってっ」
コンビニ男は何も言わずに、とりあえず立った。
A「(立ったコンビニ男には気にも留めず)えーー、、ってか久しぶりやなあww 最近きむ何してんのぉ??うちら全然遊んでなかったやーんww」
私「そ、そやなぁ;、最近まで制作で忙しくて、、、(どうのこうの)、、、、あっ、あの人、か、彼氏さんっ;??」
私は自分の隣にいるこのコンビニ男が誰なのか、Aに触れられないように、もう外に出てタバコを吸っていたAの彼氏を指差して聞いた。
A「うん。そーww 最近付き合いだしてなー、今、毎日一緒にいるねんーww」
私「へ、へー、、そ、そらいいなあ;w(ああ、早く行ってくれないだろうか、、;)ま、また詳しく話聞かしてーや;ww」
私は、ここでなんとかAとの会話から切り上がろうとした。
・・・はずなんだけど。
Aはとんでもないことを言い出した。
A「うんうん。また喋ろーww、、、、あっ!ってか今から、彼氏の家で鍋するんやけどさー。きむも来ん??」
私「はっっ;??い、いや、あんた、何言うてんの;今日クリスマスやで;??そんなん、私一人で、(彼氏さんと)二人でいるとこ邪魔できるかいな;」
・・はい。さすがAちゃん。
長年の付き合いのことだけはあります。Aちゃんは私が気ィ使いな事をちゃんとわかっています。
まさか、一人で来いなんて、彼女は言いません。
彼女は私のこともちゃーんと考えて、こう言ってくれました。
A「え??なんで??(コンビニ男を指差しながら)その人と一緒に来ればいいやんww」
私「・・・・・・は・・・・??」
A「『は?』って(笑)(その人)同じ学校の人やろー??ええやん。二人で来たらww お酒もちょっと多く買いすぎてなー;余るのもなんやし、、、な??ww」
私「(『な??ww』やなくて、、;、、)い、いや、でもそんなん彼氏さんに悪いって; なっ??」
A「えー、、別にいいのにそんなん。ちょっと待ってやー」
外に出ている彼氏を呼び戻しに行ったA。
Aの彼氏は私(とコンビニ男)の目の前に立った。
私(うっわ、めっちゃイカツイ、、、;)
でもAの彼氏は風貌と違って、ニコニコと穏やかな感じの人だった。
A「(彼氏に向かって)なーいいやろー??材料もいっぱい買ったしさー、、」
私(、、、、頼む、、彼氏さん、、断ってくれ、、、!;)
彼氏「おお、そやなあww 鍋は人数多い方がいいしなあw 来ーや来ーや。まあ狭いとこで申し訳ないけど(笑)」
Aの彼氏は嫌な顔一つせず、快く承諾。
A「はーい 決定〜〜ww 行こ行こーww」
Aと彼氏は、私達を置いてビデオ屋から出て行った。
私(マ、マジでぇ;!!)
私はコンビニ男の方を恐る恐る見た。
が、コンビニ男は事態が全く飲み込めていない様子。
キョトーンとしていた。
私「あ、あんな、、あの子、、私の友達なんやけど、、な、今から、、鍋、、すんねんて;。でな、今から来ーへん?って言うてんねんけど、、、ど、どうする??」
男「、、、、はあ」
気の抜けた返事。
私「いや、『はあ』じゃなくて; 自分(コンビニ男)も来る??って言ってんねん;」
男「、、、、、、はあ。、、、、って、、、え?ええ??お、俺;??」
黙って頷く私。
私「来る?、、、嫌、、なら来なくていいよ;。(ってか来ないでくれ;)」
男「えっ??お、俺行っていいんすかっ?? 行きます行きますっ 行きたいですっっ!」
さっきの泣き顔はどこへやら。
ものすごく嬉々とした表情のコンビニ男。
私「(、、言うと思った、、、、、orz)そ、そか、、わ、わかった、、;」
A「もー自分ら何してんのー??行くでーーww」
Aが私達を呼びに、またビデオ屋に戻ってきた。
私「あ、は、はいはい。今行くー、、、、;」
・・かくして、なんとコンビニ男と鍋をすることになってしまったきむ。(しかもイジリたがりのAと共に)
はてさて、どうなっちゃうのぉぉ!??
続きはまた次回に!!
メリー続きマァス!!(←これが言いたかっただけだとww)
…続く
00:10 コンビニ男19(1)
はい。お待たせしました。クリスマス編。
(今回は、恐らく自己最長です。)
では、どうぞごゆるりとご鑑賞下さい。
**************
12月24日(土)クリスマス。
前回(「コンビニ男18」→http://mixi.jp/view_diary.pl?id=72373216&owner_id=452520)言っていた通り、私はコンビニにバイト入っていました。13時〜17時まで。
さすが、クリスマスですね。
うち(コンビニ)のコンドームが売れる売れるw。
私は、一緒にバイト入ってた高校生とどちらが多く売るか(レジするか)競い合ってました。
男の子も必死なんすね。ああゆう時って。
あるカップル
男の子「あっ、お、俺、ちょっと買うもんあるし、ちょ、ちょっと待っててっ;」
女の子「え〜?うん〜わかった〜」
雑誌を立ち読みしに行く女の子。
男の子はもんのすごいスピードで、コンドームを手に取り、カムフラージュのつもりなのか、ジュースとガムも持ってレジに来ます。
レジ前に寄ってくる女の子。
女の子「何買った〜〜ん??」
男の子「ん、あ、ああ、ジュ、ジュース、ジュース;」
女の子「ふーん??」
まだレジ袋に入れきれてなかったコンドームをさっと自分のポケットに隠す男の子。
店員二人「(健闘を祈るぜ←余計なお世話だ)ありがとうございました〜〜〜☆」
と、この日のバイトはこんなシーンが多々ありました。
男の子も大変ね☆
・・・って、まあ、今回はそのコンドームは全く関係ないんですが。(ないなら書くなよ)
えっと⋯、あれでしたね。「コンビニ男」でしたね。
そう。前回言ったように、バイトは17時に終わりました。
17時にコンビニ男はコンビニに来る と言っていました。ね??
⋯ワタクシ、きむは、この日、なんとその約束(?)をすっこーーーんと忘れてしまっていたのです。
17時バイト終了。
バックヤードで休憩をとる店員二人。
店員「だるかったですね〜;今日のバイト。コンドームめっちゃ売れてましたねw」
私「せやな〜〜 まあ、(クリスマス)土日やしなぁ。今年は」
店員「ああ〜、だからか〜。きむさんもこの後どっか行くんですか〜〜??ww」
私「え・・・なんもない;・・ケーキ買って学校行くわ;」
(↑コンビニ男のこと忘れてます)
店員「う、うそん・・;そ、それは、お疲れさんです;・・」
コンビニ男のことをすっかり忘れてしまっていた私は、卒業制作真っ最中で頑張っている四回生達に、ケーキとシャンパンの差し入れ(うちのコンビニの)を持って学校へ向かいました。
いや、だって、コンビニ男も17時になっても来てへんかってんてっ;。知らんがなっっ。(言い訳ですか。これは)
でも、でもね;。
私、逃げた(?)にも関わらず、会っちゃったんだよ。
コンビニ男 に。
しかも、これまた偶然に。
私は学校で、ケーキ食べながら四回生達と少し喋って、制作の邪魔になっても悪いからと、早めに、おいとましました。
彼氏のもとに行くという四回生と一緒に学校を出た私。
帰り、電車の中で。
四回生「(化粧しながら)きむ〜ケーキありがとう〜ww めっちゃ美味しかった〜」
私「あ、ほんま〜。そら良かったw もう(制作)追い込みやもんなぁww ・・・で、制作置いて、今日は今から彼氏とデートですか。お姉さんww」
四回生「ん〜まあ、、一応〜(とか言いつつ、なんだか嬉しそうw)」
私「クリスマスやしなあww ええなぁw」
四回生「きむは??こんな、うちら四回の為にケーキとか持ってきてくれたけど・・予定ないの;??」
私「うん・・ない・・・ヒーーーーーンッ(嘘泣き)」
(↑まだ忘れてる)
四回生「ああっっ よしよしっ 、、まあバイトも終わったんやし、誰か誘って飲みに行きーやっ」
私「うん・・ああ、こんなんやったらそのままバイト入っとけば良かった・・;(、、、ん??あれ?バイト??、、、)」
(↑何かがあったことに気がついた)
四回生「もーそんなんうちらに会えてんし、ええやーんww」
彼女はそう言いながら、まだ化粧真っ最中。アイラインをひいていた。
私「(バイト、、、コンビニ、、、??)、、、、あ、、ああっっ;!!!??」
電車内でいきなり大声を出した私。
そう。やっと、思い出したのだ。コンビニ男のことを。
四回生「うわっびっくりしたっ な、何??なに??;どしたん??」
しまった。どうしよう; な顔で四回生を見た私。
四回生はびっくりして手元が滑り、アイラインがよれていた。
こちらもまた、どうしよう。
私「、あ、うああ;、どうしよう;、、ご、ごめん;、びっくりさせて;、、どうしよう(服の裾でアイラインを拭いてあげながら)、、、ってか、、どうしよう、、;」
四回生「??なに??ん??あ、アイラインずれた??大丈夫やでーそんな焦らんでもw また書いたらいいしー」
私「あ?ああ、、う、うん、、、;(い、いや、それじゃないんだけど、、;)」
呆然とするきむ。
四回生は何事もなかったかの様に、また器用にアイラインをひいていた。
私が降りる駅に着いた電車。
四回生「あ、じゃあ、きむバイバーイw 今日ありがとー」
私「う、うん、、そ、卒制頑張ってなー、、、」
四回生に手を振り、ホームに降り立った私。
私は、駅のホームにある掲示板君(←地下鉄にある蝶ネクタイでハットかぶった、掲示板を持ってる人形です。私は小さい時からこの人形を勝手にそう呼んでる。)に寄りかかった。
私(、、しまった;、、、そういえばあの子(コンビニ男)、来るって言ってたんやった、、、、、;)
時計を見ると既に時間は20時を回っていた。
私は、一度、コンビニに戻るべきか とも一瞬思ってみたが、時間ももう三時間も経っている。
もしか、彼が来ていたとしても、もういるはずがない。
私(しゃ、しゃーない;。しゃーないよ;。だっていいひんかったし、、、今日は来てないわ。多分;。)
私は、勝手に納得し、自宅へ帰った。
私「ただいまー、、、」
自宅の鍵を開けて、入ったものの、家族の誰もいなくて家は真っ暗だった。
私(、、、、、、本当に一人ですがな、私、、、、 orz )
なんてクリスマスだい と思いながらも、家にも喋ってくれる相手がいない。
私は、しばらくTVをつけてボケーッっとそれを眺めていたが、どのチャンネルを替えてみても当然、ブラウン管の中はクリスマス特集ばかり。
きっと君は来〜な〜い♪一人きりのクリスマスイブ♪
サイレェ〜ンナイ♪ ホ〜リィナァイ♪
CMに合わせて歌ってみた。
私(、、、、誰もツッコンでくれねえ、、、orz アタリ前ダ)
TVで観たい番組もなかったから、私はビデオ借りて映画でも観よう と、思い立ち、久しぶりにビデオ屋(あのビデオ屋です→「コンビニ男9」http://mixi.jp/view_diary.pl?id=33514833&owner_id=452520)にチャリを走らせた。
ビデオ屋に到着。
店員「いらっしゃいませ〜」
私「っ(笑)、、、クリスマスの夜もバイトですか、お兄さんww」
店員は、以前(「コンビニ男9」)と同じ、小学校の同級生だった。
店員「、、、、そっちこそ。クリスマスの夜に一人寂しく映画鑑賞ですか、お姉さん。」
私「そ〜んな時もあ〜る〜さ〜」
喋りながら、レジ前の新作コーナーを物色する私。
店員「一人きりのクリスマスイブ〜♪」
私「うるさいww 、、、(壁のポスターを指差しながら)あ、なあ、あれ、もう入ってるん??『交渉人 真下正義』」
店員「あ〜入ってるけど、2本しか入れてないし多分借りられてるやろ」
私「(棚を見て)、、、ほんまや、ない;。新作位もっと入れーーやぁ;」
店員「(レジのPC見てニヤニヤしながら)『電車男』なら1本残ってるどーww」
私「(こ、こいつ、、;)、、そ、それは映画で観た、、;」
(注:この店員は私の日記、「コンビニ男」を読んでいます)
店員「ブハハw 、、あーそうや、今日客カップルばっかでなー、あのー、、あいつ、来てたで。彼氏と。、、名前なんやったけ??えーーーっと、、あっ、Aや。A。」
(Aとは、おなじみ、あの私の友人のAです。)
私「えっっ??マジで??私(Aと)最近会ってへんかってん。彼氏ってどんな人やった??(ワクワク)」
Aは会うたびに、彼氏が違う。(決して二股してるとかいうことではないです。彼氏がポンポン替わるんです。)
いつも、その彼氏を私に紹介してくれるのだが、あまりの短期間で彼氏がコロコロ替わるため、私も覚えきれないのだ。
店員「なんか、めちゃめちゃイカツイ感じやった。多分、まだ(店内に)おるんちゃうかー??(二階を指差しながら)」
私「(イカツイって、、じゃあまた替わったんや彼氏、、;)マジで;」
店内を見回しながらも、私はその彼氏を見てみたかったが、わざわざAを探しに行くのも面倒。
そのまま、一階の邦画コーナーをうろついていた。
私(、、、なんか観たいのないなあ;、、何借りよー、、、)
色んなビデオを取っては戻し、取っては戻ししていた私。
そこでふと、『電車男』のビデオが目に入った。
新作のくせにその『電車男』は3本しか棚に並んでいなかった。
私(このビデオ屋、、ほんまにやる気ないなあ;)
3本の『電車男』は、その内2本に今日の日付(12.24)のシールが張られていて貸し出し中だった。
残り1本はシールは貼られていなかったものの、パッケージの中身が空。(借りる時、パッケージからビデオテープを抜き取りレジに持って行きます)
今、店内にいる客の誰かが抜き取ったのだろう。私は、『電車男』の空のパッケージを棚から取り出し、ボケーッとパッケージのストーリーを眺めていた。
私(『電車男』・・・『電車男』なあ・・・;)
私は、『電車男』のパッケージを見ながら、「コンビニ男」とこの映画を観に行った時の事を、少し、思い出していた。
私「(、、、、そういえば、、、号泣してたなぁ。あの子;、、)ふっ(笑)」
隣にいた客が、?な顔でこっちを見てきたので、私は不意にこみ上げてきた思い出し笑いを咳払いしてごまかした。(ナンテ古典的ナノダw)
私は『電車男』を棚に戻し、二階の洋画コーナーに向かおうと、体を階段の方に向けた。
・・・その時だった。
カシャーーーーーーーンッッッ
「あああああああああーーーーーーーー;!!!????」
後ろで、小さく何かが落ちた音がしたと思った瞬間、もんのすごいデカイ声が聞こえた。
当然、声のした方向を一斉に見るお客さん達。
私も何かと思い、後ろを振り向いた。
床にビデオが一つ落ちている。
そのビデオは『電車男』だった。
そのまま視線を上に上げていく私。
落ちたビデオの目の前にして、立ち尽くしている一人の男。
声を張り上げた張本人だ。
・・そう。「コンビニ男」だった。
私(、、、、、、、、;!!!??)
私は、目を疑っている間もなかった。
男はズカズカこっちに向かって歩いてくる。
男がかけているメガネで、顔の表情がよく分からない。
私(へっ;な、なに??何??コンビニ男??え;??)
私がオドオドうろたえているうちに、目の前に立たれてしまった。
見下ろされるきむ。
私は目が点になっていた(ハズだ)。
コンビニ男は何とも言えない、少し、傷ついているかのような顔で、うつむいたかと思ったら、顔を上げてしばらくこっちを見ていた。
何か言おう と、口をパクパク動かすコンビニ男。
私「あ、、、あ、の、、、、;」
あまりの沈黙に耐えかねて、私も何か言おうとした。
男「、、、、、、、、、な、、なんで、、、きむさん、、ここにいるんすか、、、」
コンビニ男は私の顔から目をそらし、またうつむいて、ボソリと呟いた。
私「え、、、いや;あ、、、の、、その、、、ご、ごめん、、??な、、??(、、ん?なんで私謝っとんのや;??)」
男「、、、、なんで、、、〜〜〜〜〜〜っっ!!」
自分の顔をうつむきながらグシャグシャとこするコンビニ男。
周りのお客さん(カップル達)も何事かと私達を見ながらヒソヒソ「え〜ケンカぁ??」とか言っている。
コンビニ男の様子にビクビクしている私は、勿論周りの反応どころではなかった。
私「(うああ、、、やばい、、;)だ、だいじょ、、うぶ、、;??」
私は何と声をかけていいのかもわからず、とりあえずそう言ってみた。
コンビニ男は顔を上げ、私をキッと睨みつけた。
男「、、だ、大丈夫やないっすよっ!!、、な、なんで、ここにいるんすかっっ!!きょ、今日バイトって、、!!お、俺行くって言った、!、、言ったのに!!、、な、なんで!、、」
息を急き切ったように一気に喋り出すコンビニ男。
声が上ずっていて、半泣き状態。
私「(あ、うわわ、;泣かんといてよ;ちょ、ちょっと、待って;)あ、ちょ、ちょっと、、あの、落ち着い・・」
私は今にも泣き出しそうなコンビニ男を目の前に、オロオロしていた。
その時、レジにいる店員と目が合った。
あーあぁ;な顔の店員。
私(ど、どうしよう;た、助けて〜〜、、、、、;)
私は目で店員にSOSを送った。
店員は、アゴで、クイクイッと「周り見てみろ」な合図。
私「(??“周り”;??)・・・あ;」
周りのお客さん達に、滅茶苦茶ジロジロ見られている事に気づいた私。
苦笑いする店員。
私「(う、うわあ;)と、とりあえず、、そ、外、、出よっ、、か、、;??なっ;ほ、ほら、ビデオ持ってっ;」
床に転がったままのコンビニ男が落としたビデオ、『電車男』を指差す私。
コンビニ男は小さく頷いたものの、うつむいたままで動こうともしない。
私「(も〜〜〜;!!)これ(『電車男』)、借りるんやんなっ??持ってくで!?(何だ。私のこの言い様は;)」
私は、ビデオ『電車男』を手に取り、レジの方にさっさと向かい、自分のレンタルカードでビデオを借りた。
笑うのを必死でこらえてる店員。
店員「、、、っっ(笑)、、はい、、(笑)」
私は笑う店員を睨みつけ、お金をカウンターにピシャンと置き、まだビデオを入れてる最中のレンタル袋を奪い取った。
店員「あっww ○日までに返して下さいね〜〜(笑)」
私(っっ;やかましわっっっ;!!)
私は袋を持って、まだ階段の入り口の辺でいじけているコンビニ男の所に戻り、袋をコンビニ男に押し付けた。
私「はいっっこれ持つっっっ」
受け取ろうともしないコンビニ男。
男「、、、うーーーーー、、、、、、、」
男はうつむきながら、もう既にグシグシと泣いていた。
私「(もーーうっ!!泣ーーくーーーなーーーって;!!!)ほ、ほら、行こっ;」
・・私は動かないコンビニ男の腕を掴み、引っ張って行こうとしていた時だった。
二階から何人かの客が、降りてきた。
揺れる床。(このビデオ屋、ものすごく古い。階段の昇り降りだけですごい揺れる)
「な〜やっぱり、あれも借りようや〜〜」
「え〜〜;まだ借りんのぉ??」
ドカドカと揺れる階段。
上からカップルの声が聞こえてきた。
私(・・・・・??・・・なんか・・聞いた事ある声やぞ・・;??)
私は、ゆっくりと階段の方を振り向いた。
そこには、あまりにも慣れ親しんだ顔。
・・・A がいた。
私(;!!!ま、まじで;!!!、、、、なんつータイミング、、、、;orz)
私は、ここは、逃げた方がいい と判断。
もうコンビニ男も見ずに、腕を引っ張って自動ドアに向かって歩き出した。
・・・そしたら、また、そん時だよ。
やっちゃってくれましたよ。この人(コンビニ男)。
私が急に腕を引っ張ったことで、体勢を崩したコンビニ男。
彼、スッテーーーーーーンッと床に転んでしまいました。
私「(ええーーー、、、、んなベタな、、、、;←イヤ、オマエノセイダロw)ああっ;だ、大丈夫っ??」
思わず大声を出してしまった私。
A「・・・・??・・・っ!あーー!!きーーむーーぅ!?」
もう階段を降り切って、私達の横を通ったAとその彼氏。
コンビニ男の派手な転び方と、私のが出した声によりAに気づかれてしまった。
私(、、、、、しまったっ、、、;)
A「えー!きむや〜ん!!久しぶり〜〜!!何してんのぉ?? あっ何かビデオ借りたん??何借りたん〜〜??」
こちらの都合などお構いなしに喋りまくるA。
私「あ、ああ、ひ、久しぶりやなあ、、、;(うーーわーーマジでーーー;)」
A「(コンビニ男を見ながら)この人、大丈夫;??立てはる??」
まだ床に座ったまんまのコンビニ男。
転んだ事にビックリしていて呆然としていた。
私「だ、大丈夫大丈夫;。なっ??ほらっ立ちってっ」
コンビニ男は何も言わずに、とりあえず立った。
A「(立ったコンビニ男には気にも留めず)えーー、、ってか久しぶりやなあww 最近きむ何してんのぉ??うちら全然遊んでなかったやーんww」
私「そ、そやなぁ;、最近まで制作で忙しくて、、、(どうのこうの)、、、、あっ、あの人、か、彼氏さんっ;??」
私は自分の隣にいるこのコンビニ男が誰なのか、Aに触れられないように、もう外に出てタバコを吸っていたAの彼氏を指差して聞いた。
A「うん。そーww 最近付き合いだしてなー、今、毎日一緒にいるねんーww」
私「へ、へー、、そ、そらいいなあ;w(ああ、早く行ってくれないだろうか、、;)ま、また詳しく話聞かしてーや;ww」
私は、ここでなんとかAとの会話から切り上がろうとした。
・・・はずなんだけど。
Aはとんでもないことを言い出した。
A「うんうん。また喋ろーww、、、、あっ!ってか今から、彼氏の家で鍋するんやけどさー。きむも来ん??」
私「はっっ;??い、いや、あんた、何言うてんの;今日クリスマスやで;??そんなん、私一人で、(彼氏さんと)二人でいるとこ邪魔できるかいな;」
・・はい。さすがAちゃん。
長年の付き合いのことだけはあります。Aちゃんは私が気ィ使いな事をちゃんとわかっています。
まさか、一人で来いなんて、彼女は言いません。
彼女は私のこともちゃーんと考えて、こう言ってくれました。
A「え??なんで??(コンビニ男を指差しながら)その人と一緒に来ればいいやんww」
私「・・・・・・は・・・・??」
A「『は?』って(笑)(その人)同じ学校の人やろー??ええやん。二人で来たらww お酒もちょっと多く買いすぎてなー;余るのもなんやし、、、な??ww」
私「(『な??ww』やなくて、、;、、)い、いや、でもそんなん彼氏さんに悪いって; なっ??」
A「えー、、別にいいのにそんなん。ちょっと待ってやー」
外に出ている彼氏を呼び戻しに行ったA。
Aの彼氏は私(とコンビニ男)の目の前に立った。
私(うっわ、めっちゃイカツイ、、、;)
でもAの彼氏は風貌と違って、ニコニコと穏やかな感じの人だった。
A「(彼氏に向かって)なーいいやろー??材料もいっぱい買ったしさー、、」
私(、、、、頼む、、彼氏さん、、断ってくれ、、、!;)
彼氏「おお、そやなあww 鍋は人数多い方がいいしなあw 来ーや来ーや。まあ狭いとこで申し訳ないけど(笑)」
Aの彼氏は嫌な顔一つせず、快く承諾。
A「はーい 決定〜〜ww 行こ行こーww」
Aと彼氏は、私達を置いてビデオ屋から出て行った。
私(マ、マジでぇ;!!)
私はコンビニ男の方を恐る恐る見た。
が、コンビニ男は事態が全く飲み込めていない様子。
キョトーンとしていた。
私「あ、あんな、、あの子、、私の友達なんやけど、、な、今から、、鍋、、すんねんて;。でな、今から来ーへん?って言うてんねんけど、、、ど、どうする??」
男「、、、、はあ」
気の抜けた返事。
私「いや、『はあ』じゃなくて; 自分(コンビニ男)も来る??って言ってんねん;」
男「、、、、、、はあ。、、、、って、、、え?ええ??お、俺;??」
黙って頷く私。
私「来る?、、、嫌、、なら来なくていいよ;。(ってか来ないでくれ;)」
男「えっ??お、俺行っていいんすかっ?? 行きます行きますっ 行きたいですっっ!」
さっきの泣き顔はどこへやら。
ものすごく嬉々とした表情のコンビニ男。
私「(、、言うと思った、、、、、orz)そ、そか、、わ、わかった、、;」
A「もー自分ら何してんのー??行くでーーww」
Aが私達を呼びに、またビデオ屋に戻ってきた。
私「あ、は、はいはい。今行くー、、、、;」
・・かくして、なんとコンビニ男と鍋をすることになってしまったきむ。(しかもイジリたがりのAと共に)
はてさて、どうなっちゃうのぉぉ!??
続きはまた次回に!!
メリー続きマァス!!(←これが言いたかっただけだとww)
…続く
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