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きむさんファンのぁゃσた〃ょ
性別:
女性
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■きむさんのぷろふぃーる■
関西方面の美大生。
専攻は染織。
オダギリジョーをこよなく愛す、23歳(?)独身!O型
特技=つっこみ、重ね着

■コンビニ男のぷろふぃーる■
関西方面の??生。
バイト先はおソバ屋さん
及川奈央をこよなく愛す(?)
?歳。?型。ジャニ系男子
特技=カミカミ、まちぶせ
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2006年01月08日
16:42 コンビニ男18
 皆様、あけましておめでとうございます。

2006年となりましたが、「コンビニ男」はまだ年明けしておりません。
皆様、12月はイベントがたくさんあったことを忘れてませぬか。

12月12日はコンビニ男17歳の誕生日。(「コンビニ男17(2)」参照→http://mixi.jp/view_diary.pl?id=67674946&owner_id=452520)
さらにその一週間後、19日はワタクシ、きむ23歳の誕生日。
さらにさらーに、その週末は、言わずと知れたクリス〜マ〜ス♪


・・・でしたね。(とか、今無理くりテンション上げてみたがやはり無理があったな。)

私はなあ・・12日も自分の誕生日も制作に追われてて「コンビニ男」どころぢゃなかったんだよ!!

仕方ねーだろ!!
キリストの誕生日?んなもん知らんっちゅーねん。

私はクリスマスなんて大っっっっっっっ嫌いなんだよ!!!


なーんて。ははん。
きむ家はクリスチャンでもなく、クリスマスなんて行事でパーティする習慣が元々ないから、クリスマスなんて言われてもピンと来ないのだよ。

それが、何だい。え?
「きむ、クリスマスはどうすんの〜??」
「誰と過ごすの〜??」
「まさか、コンビニ男と!??」

やかましわい。

お前ら、その前に私の誕生日があるやんけっっ。


さあ、そのクリスマスの話をする前に、私の誕生日の話を聞いて下さい。

 **************

12月19日(月)

作品講評日(21日)2日前。
私はこの日も本当はバイトがあったんだけど、勿論入れるような状況でもなく、(「制作日誌」を見てもらえればきむのいっぱいいっぱい感がわかるはず)一日、学校にいました。(朝9時〜22時頃まで)

なんかね、こう、ものをつくってる時って、普段ない緊張感 というか、高揚感 というか、なんと言えばいいのかわからないけど、ものっっすごい集中力が出るのですよ。(色んなアドレナリンが出るw)

なんか、心地いい精神状態に陥る。

ハタから見れば、染料まみれになって、氷張ってる水に手突っ込んで、布洗って、手も荒れて、何がそんなん楽しいねんと思われるかもしれんのやけど、楽しいのですよ。
しんどいけど、楽しい。

そして、卒制真っただ中の四回生に囲まれて作業してたらもう、そりゃ、テンション上がってくるんですよ。(しかも楽しい四回生達ばっかりでw)

で、そんなテンションで無心に黙々と作業していると、どんどん作品の精度も上がってきて、それで更に自分のテンションも上がる。(注:この「テンション上がる」っていうのはお酒飲んで「テンション上がる」とはまた違います。)


・・って、ああ、しまった。これは「制作日誌」じゃなく、「コンビニ男」だった;。


えーと、何が言いたいかっていうとね、だからね、そんなことをしてたらね、簡単に、今日が何の日だったかなんて忘れてしまうのですよ。

私は、自分の誕生日だというのに、一日の終わりにはそのことを全く忘れてしまってました。(冒頭であんなこと言うてたくせに;)
そのテンションを引きずったまま、もぬけのカラの状態で、帰宅。(既に時間は22時半を過ぎていた。)

ふらふらと駅から自宅へ歩いておりました。

私は歩いてる途中に、めちゃめちゃ寒かったことにやっと気づいて(集中すると外の気温なんか気にならなくなるから)、そのまま家帰りゃいいのに、無駄に駅近くのコンビニに入って暖をとってました。

ホットレモン触ったり、雑誌立ち読みしたり。(立ち読みって言ってもパラパラめくってただけ。きむはまだ放心状態です。)

雑誌をボーーッと眺めていると、視界の端っこでコンビニの外、窓の向こうで何かがバタバタ動いているのが見えた。

私はボケーっとした顔でそのまま雑誌から顔を上げてその方向を見てみたら、男の子が何か口をパクパク動かしながら、コンビニの中に向かってブンブン手を振っている。

私はしばらくそれを眺めていたけれど、何も思わず(ってか目悪いから良く見えんかったw)また雑誌に目を落とした。


その、数分後、


バァァァン!!!!


雑誌棚の真横のドアが勢いよく開いて、外の冷たい空気がコンビニの中に入ってきた。

「もぉ〜〜〜〜手ぇ振ってるのに!!なんで無視すんですか;!!」

男の子の叫ぶ声。

私(・・・うるさ・・)

私は自分の事じゃない とチラッと中に入ってきたその子を見ただけで、また視線を雑誌に戻した(早く気づけよ;)。


「、、、っっ;もうっ、、、き〜〜〜むさんっって;!!」

私の名を呼ぶ声。


私(・・・?「きむさん」??)

男の子をやっとちゃんと見た私。

私「(男の子をしばらく眺めながら)・・・・・あ・・」


男「、、、、、っっ;気づくん遅っっ;」


そう、コンビニ男 だった。


私「・・・ああ、、久しぶりー・・・」


私はもう、こんな有り得ない偶然の出会いが続きすぎて、いつ、どこで、急に「コンビニ男」が現れようとも、あまり動じなくなっていた。(疲れてるのもあったけど)

ってか、そう何度もキャアキャア言うてられるかww
( キャアキャアてwあんたwwwそんなん一度も言うたことないやんww)

そう、このコンビニ男はどこにでも現れる人なんですよ。

私がスッピン×上下スウェットでいようが、無駄にはりきり、オシャレして化粧バッチリで外出しようが、(オイ、無駄って言うなw)どんな格好してても現れる。

だったら、もう割り切るしかないじゃないか。


この日(19日)の私の格好はさすがにヤバかったんだよ。

雪山(学校)からの帰りなもんで、あまりの寒さに、学校で普段着ている作業着(ガソリンスタンドの店員みたいな真っ青なツナギ)を着たまま、その上に自分の私服(めちゃ分厚いスカート×ユニクロのスウェットパーカ)を着て、更にその上に、ファーのジャケット、更に(まだ着るんかい;)LLBeanのバカデカイジャケットを着て、帰宅。

しかも、靴も作業靴(体育館シューズw)のままだった。
(靴履き替えるのも忘れる位いっぱいっぱいだったんです;)

もう全身着ぐるみ。(中にもう一人入ってるみたいで店員にもめっちゃ見られた。)

そんな、全身着ぐるみでバカデカくなってた女が読んでた雑誌が、なんと、浜崎あゆみが表紙のギャル雑誌。

そこへやってきたコンビニ男。


男「、、、、きむさん、、、、一体、何になりたいんですか;」


そら、そう言うわ。


私「、、、、、別に私が“浜崎あゆみ”に憧れたっていいじゃないか、、、(投げやり感全開)」

男「(爆笑)ww、、、きむさん、オモロすぎっすよw」

私「、、って、もぅ〜〜…何なんよ自分〜〜;なんでそんな、どこにでも出てくるん〜〜〜…;」

私は喋りながら、まだギャル雑誌をパラパラめくっていた。


男「俺は!!きむさんのいるとこならどこへででもも!!」


私「っっ(笑)噛むなよww」


男「んがぐwww;」

私は笑いながら、雑誌を棚に戻し、コンビニ男の方に体を向き直した。
やたらと大荷物のコンビニ男。また紙袋を下げていた。

私「なんか⋯えらい荷物多いなあ;どっか行ってたん?」

男「えー…、、や、、その、、;」

困ったように自分の持ってる紙袋の中を見るコンビニ男。


・・・私は紙袋で“ある物”を思い出した。
(「コンビニ男10」参照→http://mixi.jp/view_diary.pl?id=33962183&owner_id=452520)


私「(・・紙袋・・そういえば、なんか、前にもこんなことが、、、)、、ぅあっっっっ;!!自分、、その中・・・もしかして“蕎麦”入ってん違うんっっ;!!?」

コンビニ男から一歩引く私。

男「はっっ??蕎麦??違いますよ;。蕎麦なんて入ってないですって;ほら」

コンビニ男は紙袋の中を私に見せた。
恐る恐る覗くと、その中にはハサミ、ホッチキス、糊、接着剤などの工作道具と一緒にキラキラした色んな色の綺麗な布(紙?)が入っていた。

男「(紙袋の中身を見せながら)なんすか;きむさん、もしかして“蕎麦”嫌いなんすか;??」

私「・・・嫌いも何も・・・私“蕎麦アレルギー”やねん。食べたらマジで死ぬ」

男「、、、、まじっすかっ;!!?え、、あんな美味いのに、、、;ってか俺、蕎麦屋でバイトしてんすけど;ww」

私「・・;!!だからあんた、あの時(「コンビニ男10」)あんなに蕎麦持ってたんっ;!??」

男「あの時って、、??、、、、あ、ああ!!あの時ww」

私「あの時は死ぬかと思った・・・」

男「いや、あの、色んな意味で死にそうやったんは俺の方なんすけど、、、、;(ブツブツ)、、ってそれより、、え〜〜〜〜;蕎麦ダメって〜〜〜;なんでっすか〜〜;、、俺、今度、蕎麦食べに来てもらおうとか思ってたのにぃ〜〜〜、、、」

私「あんた私を殺す気かww」

男「え〜〜〜(ブツブツ)、、、蕎麦、、」

私「いや、“蕎麦”の話はもういいから;。なんかもう“ソバ”って言葉だけで色んなトコ痒くなる;。 、、、それより、、なんか作ってるん??そんなハサミやら色々持ってるけど、、」

私はずっとコンビニ男が持っていた紙袋の中の綺麗な布(?)が気になっていた。

男「ああ、これは、、、、、(急に首をブンブン振って)いや!!きむさんには教えません;!!」

男は紙袋をサッと後ろに隠した。

私「(な、何やな;)え、あ、ああ、そう;」

私はコンビニ男が何をしているかなど、それ以上別に探る気もなかった。(ただ、その布が気になっただけ)

男「え、引くん早っっ;もっと聞いて下さいよ〜〜」

私「なんでやねん;教えへんのと違うんかいな;」



男「(なんかモジモジしながら)え〜〜まあ、、、;あっっっそうやっっきむさんっきむさんの誕生日はいつなんすかっっ??」

急にワクワクした顔で私の誕生日を聞くコンビニ男。


私「(へ?誕生日;?)ああ、私の誕生日?誕生日は12月19・・・・・って、、、、、、あ…今日…や、、、;」


きむはすーーーーっかり今日が自分の誕生日だっていうことを忘れておりました。


男「はっっっっ!??今日;!??今日、、、誕生日、、なんすか!??きむさん;!!」

びっくりしているコンビニ男。

私「(自分の誕生日忘れるて;)、、、、えーーっと、、;そう、、やった、、ハハw;」

きむ、苦笑い。

男「ハハw やないっすよ!!ほ、ほんまにっ;!!?なんでそれ先週言ってくれなかったんすかっ;!!?まじでっ;!??」

コンビニ男に詰め寄られた。

私「(えーー;何でそんな騒ぐのん;)いや、なんで言わないって…;別に自分から言うことでもないやろ;それに今忘れてたし;(苦笑)」



男「ハッッッ!!ちょっっ!!今何時っすか;!!?(キョロキョロ周りを見渡して)、、、う、うわ、もうこんな時間やんっっ!!ちょっっ、き、きむさんっっ待ってて下さいねっっ!!」

現在、23時ちょい過ぎ。

急にコンビニ男は、何かを思い出したかの様に店内を走り、レジで何か買っていた。

私(え;??な、なに??何;???)

その場に立ち尽くすきむ。

またコンビニ男が私の前に戻ってきた。

男「はいいっっこれっっ!あげます!!」


ホットココアを渡された。

私「え?ええ;??何??これ??」

男「ココアっすよ!!飲んで下さいっ!!」

私「え?ええ??い、いいの;??」

男「はいっっ!!俺も先週貰ったんでっっ どぞどぞww」

私「う、、あ、、じゃ、じゃあ、、い、頂きます、、ありがとう、、」

私は、コンビニ男からホットココアを貰った。

男「肉まんもいりますかっっ??あっ栄養ドリンクの方がいいですかっ??」

なんだかバタバタ騒ぐコンビニ男。

私「い、いやいや、いいよ;。うん。もう充分。ありがとう。もう帰って寝るだけやし;」

男「えーー…そうっすかー…、、なんや、もっと早く言うてくれたら、もっと良いもん用意できたのに、、、」

むーっとした表情で、持ってた紙袋をゴソゴソ探っているコンビニ男。

私「いやいや、これで充分やって。ほんま、ありがとう。」

男「、、、じゃーあー、、これ、、あげます、、」


コンビニ男は探っていた紙袋の中から一枚、布切れを出した。
私がさっきから気になっていた布だった。

布を手渡されるきむ。

布は薄ーいピンクの光沢感のある布で、光に当てるとキラキラ虹色にも見える。

光に透かすと、とても綺麗だ。

私「うわ。キレーーー……むっちゃ光ってる…」

私は布を持ち上げ、下からコンビニの蛍光灯の光を覗いた。

男「でしょでしょww!キレイっしょ!」

私「あ、でもこんなん貰ったりしていいん;?何か使うのと違うん;??」

男「いや、その布んとこはもう終わったんで⋯(どうのこうの)」

男はまた紙袋をガサガサ探りながらブツブツ一人言を言っていた。

か、と思ったら、急に顔を上げて、


男「あっっっっ!!そ、そうやっっ;き、きむさんっっ、こ、今週末はバイト入ったはります!??」

今週末は 24日=クリスマス・イブ だ。


私「(うお、何よ、急に;)今週末?入ってるで。普通に」


男「は、入ってるんですか;!??え;、クリスマスですよっ;??今週っ;」

私「(…クリスマスだから何だというのだ)入ってたらあかんのかい; 私にはそんなもん関係あらへん」


男「、、、、きむさん、、、すごいっすね、、、、;」

びっくりしているコンビニ男。(いや、びっくり というか、呆れてる顔にも見えた)

私「うるさいわっっ!、、なんじゃいっっ皆、揃いも揃って『クリスマス♪クリスマス♪』言いやがってっっ!!私にはそんなもん関係ないわっっ!!んがっっ!!」

吠える女、きむ。

男「な、お、落ち着いて下さいよ;。何なんすか;なんかクリスマスに嫌な思い出でもあるんすか;??」

オドオドし出すコンビニ男。

私「なーーいーーわ!思い出らしい思い出もないっちゅーねんっ」

男「、、、ああ、だから かww」

私「ああっ!??(何故だかもうケンカ腰)」

男「あっ;いやっ何でもないっすっっ;、、、、じゃ、じゃあ、バイトは終わるん、、17時っす、、よね;??」

私「、、そうやけど、、」


男「あ、じゃあ、俺、17時頃コンビニ行きますんでまた待ってて下さいねっっ!!プレゼント持ってくんで!!」

私「はっっ!??く、来るん;!??」

男「行きます!!絶っ対帰らんといて下さいねっっっ!!!」

私「え、いや;、ちょ、何?、、え;?え??」

男「ねっっ!!!!!」

念を押される私。

私「え、は、はい;」


男「、、、、〜〜〜っっ!!」

コンビニ男は小さくガッツポーズ(?)をしていた。

男「じゃ、じゃあ、また土曜日にっっっっ!!、、あっっ;、た、たっ、誕生日おめでとうござざいまいたっっ」


コンビニ男は、これまた深々とお辞儀をし、勢い良くコンビニから出て行った。

コンビニ内に一人、取り残されたきむ。


私(、、いや、だから、噛んでるから自分、、、;)

                          …続く

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