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■きむさんのぷろふぃーる■
関西方面の美大生。
専攻は染織。
オダギリジョーをこよなく愛す、23歳(?)独身!O型
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バイト先はおソバ屋さん
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2005年12月04日
20:52 コンビニ男16
(「コンビニ男15」→http://mixi.jp/view_diary.pl?id=52144908&owner_id=452520)

書きますよ。書きまんがな。

さあ、思う存分笑うがいいさ。


 ************

最近、コンビニ男はうちのコンビニに来ていなかったのですが、(「コンビニ男15」がもう約一ヶ月も前になるのか)彼はどうやら期末テスト中。だったそうです。(ああ、高校生・・・。orz)

で、コンビニに来てないにしては、また私チラチラと色んな所でコンビニ男を目撃してたのですが。

今回、制服姿のコンビニ男を目撃しました。

ついこの前なんですが。あの「助けて下さい、白石さん」の本屋の前にて(『コンビニ男』を書きだして早三ヶ月。。。参照→http://mixi.jp/view_diary.pl?id=59199554&owner_id=452520)。


私はこの本屋に、結構な頻度で立ち読みしに行く。
今回も、いつものごとく立ち読みするだけして何も買わずに店の外へ出た。

店の目の前には、場所が駅前だからか、いつもものすごい数の放置自転車が並んでいる。

私も同じように本屋の前に置いた自転車を取りに、店を出たのだが、並んでた自転車群が大変なことになっていた。

並んでる自転車の間に制服姿の男の子が立っていて、その子から前にある自転車が全部(結構な数)、ドミノ倒しになっていたのだ。

私の置いた自転車も勿論倒れていた。

その制服姿の男の子は遠目から見てて、明らかにオロオロしている。多分、この子が自転車を入れるか出すか、した時にやってしまったんだろう。

目の前を通る人たちはこの男の子を横目で見ながらも、誰も手伝おうともせずに素通りし、倒された他の自転車の持ち主達も、自分の自転車だけ抜き取り、男の子を無視してどんどん去っていく。

焦りだす男の子。


私(・・・誰か手伝ったりよー;かわいそーに・・;)

私は自分の自転車を取るにも、自転車がこのドミノ倒しの一番下敷きになっていた為、上の自転車から一つずつ起こしていかないと取ることが出来なさそうだった。

私は、何も言わずに、この男の子の前に出て、自転車を一つずつ起こそうとした。

男の子「あ、、、す、すいません、、、、;;」

私「あ、これとそこ…引っかかってるからこっち引いて…(どうたらこうたら)」

私は男の子の顔も見ずにこれ引いて、そこ持って、と指示を出しつつ、一緒に自転車をどんどん起こしていった。

男の子「ああ;、ほんますいません、、、、。 ・・・・?え?あれ;??」

急に動きが止まる男の子。
私は何かと思い、男の子の顔を見た。


私「(?? ・・・!!!)ぅあ;!」


そう、コンビニ男だった。


私(ひ、ひや!せ、制服や;!!)

男「き、、きむさん!きむさんじゃないすか;!!な、何してんすか!!?」

やたらびっくりするコンビニ男。
コンビニ男は前屈みになって掴んでた自転車を急にパッと離してしまい、体を起こした。

私「ちょ、;あ、あかんって;!!離したら;!!」


時、既に遅し。その瞬間。





ドンッッ…バンッバンッバンッバンッ、、、ガシャーーーン!!!


…コンビニ男の後ろに並んでた自転車の残り数台が、奴が体を起こしたことにより、奴のお尻で全部倒れてしまった。



、、シーーーーーーーーン、、、、、



全て倒れてしまった自転車。
広がるあの沈黙。
開いた口が塞がらないきむ。
真っ青になり、恐る恐る後ろを見るコンビニ男。


私(うっわ、、、やってまいおった、、、、;)


後ろを見ながらプルプル震えだすコンビニ男。

男「、、、ぅぉおおおおーーー;!!??た、倒れた、、、、;」

私「(…言わんこっちゃない;)はぁ・・・(タメ息)」

男「ご、ご、、めんなさ、、、い、、、;」

急に落ち込むコンビニ男。立ち尽くしたままだ。

私「(また泣きそうやがな;)落ち込んでる場合かっ;。私こっち上げてくから、自分そっち;!!」

男「え?え;??て、手伝ってくれるんすか;??」

私「もうっ早よしーーさっ!道通られへんやろ;!!!」

私は本屋を指差した。

なんと、私達が(もとい、コンビニ男が;!)全部自転車を倒したことにより、店の前の入り口が塞がってしまったのだ。出て来れないお客さん達。

男「う、うあっ;! は、はいぃっ;;」

急いで自転車を起こしていく、制服姿の高校生のコンビニ男とメガネ、スッピン、スウェット姿なきむ。

なんとか全部起こし終わったものの、周りの通行人から白い目で見られる私達。


男「な、なんか、、この空気はヤバいっすね、、、;(ボソボソ)」

私「、、、、;(だーれのせいだ!誰の;!)」


そんなことを喋ってたら、店の中から店員が何事かと外へ出てきた。

男「う、うわ、ヤバい;!き、きむさんっ、に、逃げましょう!!」

コンビニ男は自分の自転車に股がり、早く早くと私に催促した。

私(え?え;??何で逃げるの;??)

と、私は思ったものの、店員がこっちに向かってきたので、私も自転車に股がり、とりあえず逃げた。

自分の家の方向へと自転車を走らせる私達。方角はどうやら一緒(?)のようだ。

しばらく走って、コンビニ男は信号で止まり、自転車から降りた。

男「あ〜〜〜〜〜;、、疲れた、、、、;きむさん、ホンマすいませんでした、、、;」

私に丁寧にお辞儀をし、謝るコンビニ男。

私「い、いや、、、もうええよ、、、;」

男「ほんっますいません;! チャリ起こしてる時、色んなとこぶつけたんちゃいます;??」

私「ま、まあ、、;だ、大丈夫やって。まあ明日は腕、筋肉痛やろけどな(笑)」

男「う、うう;すんません、、、、あ、あの、、、今度なんかお礼します、、;」

私「え、いぁ、そ、そんなんいいて;うん」

男「いや!今度、また映画観に行きましょう!!俺奢りますから!」

私「(え、映画;??)え、、、;」

男「いつ空いてますか!」

私「え、や、、その、、ええ;??」

・・・

なんてな話をしていた時、ミニパトカーがゆっくりと私達の斜め前方に止まった。
中から警察二人(男)が降りてきてこっちに向かって歩いてくる。

警察は私達の目の前まで来て、持ってた懐中電灯を私達に照らした。


私(えっ??何?何っ;??)


警察1「あーーーーちょっと、ごめんねぇ。自転車ちょっと見せてくれるかなぁ??」

思いっきり照らされる私の自転車。

私「(・・・ああ、また盗難のあれか;今月何回目やねん私;)はあ(タメ息)ああ、どうぞーーー、、、」

私の乗っている自転車はとても古く、カゴが付いていない。よく自転車盗難の疑いで走っている最中に警察に止められて調べられるのだ。
調べるだけ調べて違うとわかりゃお巡りさんもどこかへ行くし、私はいつものことだと思い、おとなしく立っていた。
ジロジロ自転車を調べまくるお巡りさん。

警察1「あーー君名前はぁ??」

私「キムラでぇす(やる気の無い返事)」

警察1「これからどこ行くんかなあ??」

私「家に帰るんですー」

警察1「ほんまかあぁ??」

警察は私のやる気ない返事にカチンときたのか。やたらつっかかってくる。

こういうことっていつも警察は疑ってかかってくる(犯人だと決めつけて とかそんなとこだろう)もんだってのもわかっていても、やっぱり、そう何度も止められて私もいい気はしない。
別にこんな返事くらいいいだろう。

したら、もう一人のお巡りさんが車体番号が汚れていて分からないと言って、急に私の自転車をプラスチックみたいな板でガリガリ削りだした。

私「(え、ちょ、ちょっと;??何してくれてんのっ;??)ちょ、何、、、、;」

私は大人しくしていたのに、私の自転車を傷つけだした警察を見て、さすがにそれはいかんだろと、何すんですかと言おうとした時、横にいたコンビニ男が大きい声で割って入ってきた。


男「ちょ、何すんねん!!!それ、きむさんのチャリやぞ!!」

コンビニ男は、警察の手を思いっきり引っ張った。

警察2「こ、こら、君!!何や!離さんか!!」

男「何や はこっちやろが!!やっていいことと悪いことあるやろ!!」

警察の手を離さないコンビニ男。

私(う、嘘やろ;)

私は急に大声を出して警察に怒鳴りつけるコンビニ男にかなり驚いた。

止めに入るもう一人の警察官。

警察1「君!!離しなさい!!ほらっお姉さんからもなんか言って;!!!」


私「(お、お姉さんすか・・・ ;orz)あ〜〜〜〜;、、、ちょ、ちょっとっ いいからっいいからっ;なっ??離しってばっ」

私はなんとかコンビニ男を落ち着かした。

男「なんでいいんすかっっきむさん自分の自転車っすよ!??」

今度は私に詰め寄るコンビニ男。

私「(小声で)まーーまーーー;落ち着きって;これ私よくあるねんて;。調べて違うってわかりゃそれでええやんっ なっ;」

男「それでいいってそんな・・・」

とかなんとか言ってる内に、警察は無線で盗難自転車じゃないと分かった様子。
いつもならここで、「お手数かけました」の一言くらいあるもんだが、警察は何も言わない。

それどころか、私の自転車に向かって小声で何か言っていた。

警察2「ふんっ 紛らわしいボロい自転車乗ってからに⋯(ボソリ)」

私(あ、カッチーーーーーン)

男「は!?何言ってんねん!?…お前ら…」

今にも飛びかかろうとするコンビニ男を私は遮った。


私「あのぅーー・・・私の自転車盗難されたのとは違ったんですよねぇ??・・・だったらぁ、何か言わなあかんことあるん違いますぅ??」

私は今までコンビニでもしたことない様な笑顔で警察二人に向かってめちゃくちゃ嫌味タップリに言ってやった。

警察「・・・ぐ・・;」

警察は微妙にお辞儀をし、パトカーに戻っていった。


私(ふんっっ)

きむ、してやったり。


私はどうだ言ってやったぞ。な目でコンビニ男を見た。


その時、コンビニ男が言った一言。


男「き、きむさん、、、、、、で、弟子にして下さいっ!!!!」


・・・・なんでやねん。_|‾|○


                           …続く
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