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関西方面の美大生。
専攻は染織。
オダギリジョーをこよなく愛す、23歳(?)独身!O型
特技=つっこみ、重ね着

■コンビニ男のぷろふぃーる■
関西方面の??生。
バイト先はおソバ屋さん
及川奈央をこよなく愛す(?)
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2006年02月21日
17:31 コンビニ男19(2)


こんばんは。吠える女、きむです。

大変、長らくお待たせしました。
「コンビニ男」です。

この「コンビニ男」、携帯じゃ「サイズが大きすぎる為、表示されません」となるらしいのですが、それは私のせいじゃありません。私に、読めないからと文句言ってこないで下さい。(知ったこっちゃないわいw)

 *************


前回(「コンビニ男19(1)」→http://mixi.jp/view_diary.pl?id=77914961&owner_id=452520)、Aの彼氏宅へとお邪魔する事になってしまった私とコンビニ男。

Aの彼氏(以下、彼氏)宅はビデオ屋から歩いて3分。すぐ着いた。

Aが部屋のドアを開け、まるで自分の部屋の様にキッチンに買い物袋を置いた。中から、お酒やらお菓子やらゴソゴソ取り出すA。

Aの彼氏「まあ、適当にくつろいでて〜」

彼氏さんは部屋に着くなり、トイレに入っていった。

玄関に並んで立つ、私とコンビニ男。
彼氏さんの部屋は2LDK(←合ってるのかわかりません;。キッチン一部屋、リビング一部屋です)のようだ。

A「何してんの自分ら(笑)早よ入りーなw」

私とコンビニ男は 先どうぞ、いや、きむさん先どうぞ、な感じで玄関先でもたついていた。

私「じゃ、じゃあ、、お、お邪魔しまーす、、;」

男「お邪魔しまっすっ」

コンビニ男は礼儀正しくペコリと頭を下げ、入ってきた。
部屋に入るなり、キョロキョロするコンビニ男。
うわ〜一人暮らしいいなあ〜 とか一人言を言っていた。


私は、Aが袋から材料を取り出している横に立ち、袋を開けるのを手伝いながら、「彼氏さん、何してはる人なん?」とか、「一緒に住んでるん??」とか、Aに小声で根掘り葉掘り聞いていた。

その横でコンビニ男は、手伝おうとするにも、私とAとの会話にも入って来れずに、所在なさげにまだ突っ立っていた。

トイレから出てくる彼氏さん。

彼氏「(キッチンに三人もいるのを見て)うわっ狭っ;何してんねんな;自分。向こう座ったらええやん」

彼氏さんは、リビングの戸を開け、部屋の真ん中にあるこたつを指差し、コンビニ男に入るよう促した。
そのまま、携帯を取り出し、キッチンのテーブルにもたれながらメールを打つ彼氏さん。

男「えっあっ;じゃ、じゃあ、、失礼しまーす、、」

こたつの上には、もう鍋が置かれてていて、見た所、どうやら二人(Aと彼氏)は私達が来る前にすでに鍋を始めていたようだ。鍋の中に具材がもうほとんどない。

コンビニ男はリビングに一人入ったはいいものの、どこに座ればいいのか分からないようで、こたつの前に正座になり、彼氏さんの様子をオドオドと伺っていた。


私「(Aに向かって)あ、もう鍋やってたんや。」
A「うん。この人(彼氏指差しながら)『そういや、麺がないぞー』とか言い出してな、お酒も無くなったし、ほなもう一回買い出し行こーってなってん。…で、帰りになんかビデオ借りよか思て、あそこ(ビデオ屋)寄ったんやけどさ。 そしたらきむがいたんやん(笑)」

メールを打ちながらも、Aの話を聞いてニコニコ笑顔の彼氏さん。
その様子をじっと見る私。
目が合って、ニッコリ私の方にも微笑んだ。

彼氏「(私に向かって)だってなあ?鍋したら、、麺は入れなあかんやろ??w」

私「そ、そう…で…すねぇ;(半笑い)」

私はコンビニ男そっちのけで、お菓子の袋を開けながら、Aと彼氏さんと三人で喋っていた。

…ら、またこれ、Aちゃん。彼女はとんでもないことを言い出します。



A「(彼氏に向かって)あ!そうや!!この子やでっ!私が言ってた『きむ』って!」

急に何か思い出した様に私をバシバシ叩きながら大声を出すA。

私(え;??な、何なに;?)

Aと彼氏さんを交互に見る私。

彼氏「??言ってた『きむ』??、、、、あっ!ああ!『きむ』!??、、え!まじで;!?、、(私の顔をじーっと見ながら)うっわ、、すげぇ、、え、ちょお、俺、握手してもらおかな(笑)」

私を見ながら、めちゃめちゃ笑顔の彼氏さん。

私「(Aの方を見ながら)な、何??何なん;??」

にやけてるA。
私はいつの間にか、Aと彼氏さんに挟まれていた。


Aちゃんは、ポンッ と、私の肩に手を置いて、小声でこう言います。


A「(笑)あんな、この人(彼氏)もミクシィやってるねんww」




私「(?ミクシィ??)、、、、、、、;!!!!!」

目が点になったきむ。
思いっきり彼氏さんの顔を見た。

彼氏さん「(ものっそ笑顔で)、、大丈夫っ。周りがどれだけ『ヤツ』の味方しようが、俺はきむちゃんの味方やでっ」

彼氏さんは、ウンウンと頷きながら私の肩をポンッ と叩いた。
二人に両側から肩に手を置かれるきむ。


…そう、皆さん、もうお分かりだろうか。

『ヤツ』とは、『コンビニ男』のことである。


私(・・・・ほんま勘弁して・・;orz)


さらに、さらに。、、、なんてこったい。

Aと彼氏さんはその「コンビニ男」の内容について喋りだした。


「コンビニ男」張本人がいる目の前で。


彼氏「いや〜でも、あれは俺もツメ甘過ぎや思うわ〜 だって結局まだ携帯のメルアドも交換できてへんのやろ??きむちゃん」
A「まあ17歳やしなぁwwそらイッパイイッパイなるわ〜 もうきむから聞いてあげるなりしたらいいのにさぁ なあ??」
彼氏「ほんまやで。何なん?そんなにあの子(コンビニ男)の事、きむちゃんあかんの??」

二人に詰め寄られるきむ。

私「え;、え、うあ、あww ちょ、、、、;(何言い出すねん!!!;)」

体の血の気が引くとはまさにこのこと。
私は真っ青になった。(と、想像して下さい)

チラッと、その「コンビニ男」張本人に目をやると、まだこたつにも入らず、コートも脱がないできちんと正座していた。
自分の身の置き場に困ってるのだろうか。こちらの騒がしい様子を気にしながら壁に掛けられてるカレンダーや床に散らばってるCD等に目をやったりしている。

どうやら、今の会話が何のことか全く分かっていないようである。私は内心ビクビクしていた(;)。

私「(二人に向かって)あっ!な!なあ!ほらっ鍋しよっ鍋;!!」

私はこれ以上二人に「コンビニ男」話をさせまいと、切羽詰まったようにリビングの方を指差した。

リビングにいる「コンビニ男」を見た二人。

彼氏「あ、ああ、忘れてた(笑) なあ、自分何飲む〜??ビールでいいかー??」

彼氏さんは缶ビール二本持ってリビングにいるコンビニ男に向かって言った。
そのままリビングのこたつに入る彼氏さん。

私「あっ、、、;(さ、酒はあかんてっ;未成年やからっ)」

でも、そんなこと大きな声で私は言えない。(言ったら、、、ねえ;??)

男「えっ??い、いや、、俺、、酒は、、、;」

急に彼氏さんに喋りかけられてオドオドし出すコンビニ男。

彼氏「??まあ、そんなとこ座ってんとこたつ入れって。ビールあかんならチューハイもあるで」

鍋を触りながら、顔でキッチンの方を指す彼氏さん。そのまま気にも留めずにTVのリモコンを探していた。

男「いや、でも、、その、、俺、、;」

コンビニ男は助けを求めるようにキッチンにいる私を見た。

私「(、、うーん、、;)、、、、、、;、、あーー;、、なあ、A。なんかジュース、、とかある;??」

私はテーブルの上にいっぱい置かれたアルコール類の中を探した。

A「へっ??何??きむ飲まへんの??」
私「い、いや私じゃなくて、、、;あの人、、(小声)」
A「えっ??あの人飲めはらへんの??、、ジュースなあ、、お茶しかないけど、、;お茶でもいい〜??」

Aは冷蔵庫を開けてしばらく中を覗いた後、中から2リットルのウーロン茶を取り出し、そのウーロン茶をコンビニ男に見せた。

男「あっはっはいっ!いいっす!す、すんません、、」

Aはペットボトルとコップを持って、コンビニ男に手渡した。またキッチンに戻ってくるA。


彼氏「なんや、自分酒飲まれへんの;??」

彼氏さんはもう既にビールを開けて飲み始めていた。

男「あ、は、はい、、;」 
彼氏「飲まれへんかったら、飲み会行っても楽しくないやろーw
ん、じゃあ、お疲れー」

彼氏さんはコンビニ男の目の前にあるお茶の入ったコップに、缶ビールをくっつけて、小さく乾杯をした。

男「は、はあ、、い、頂きます、、」

二人はそれから会話もなく、黙ってTVを観ていた。


A「珍しいなあー大学生でも飲めへん人とかいるんやぁ。、、はい、これきむの。お疲れーw」

Aはテーブルにコップを二つ並べて、一本チューハイを開け、半分づつ注いで、私に一つ渡した。乾杯するまでもなく、キッチンに立ったまま飲み始めるA。私も一口、二口と飲んだ。

この会話は、リビングのTVの音で向こうにまで聞こえていないようだ。全く反応しないコンビニ男と彼氏さん。


私「(小声で)う、、ん、、、;(大学生に見えるのか、、;)」
A「あの人同じ学科の人なん??」
私「いや、、、えっ、、と、、、;(どうしよう;、、い、言えない、、まさか、あの 『コンビニ男』 だとは思わんだろうなあ;、、)、、、か、彼氏さんって何歳なん??」

私はAの聞かれた事にも答えず、話を変えた。

A「あー、えっとな、27歳。」

私「(、、、、(男と)10コも違うのね、、、、orz)、、へぇー、、オ、オトナ、、ヤナァ、、(もう片言;)」
A「あの人は??きむと同じ(歳)??」
私「(しまった;そうくるか;)ん、、いや、、んー;、、どうなんやろなあ;??」
A「何なん『どうなんやろ』って(笑) 同じ学校の子と違うんかいな」
私「い、いやー、、んー、、、うーん、、、;(うっわー;ホンマ勘弁してや、、、;)」

まさか、本当のことなんか言えない。
言ってしまったらどうなるか。イジリたがりのAのことだ。
大変なことになるに決まっている。

でも、私がそれを話さずに、今、四人で飲み始めたら(飲むのは三人だけど;)、必ず二人(Aと彼氏さん)は『コンビニ男』話を「コンビニ男」本人の目の前ですることだろう。もう、それは目に見えている。

そんなことになってみなさいな。

私、「コンビニ男」君に殺されるわよ。(しかも私本人が、こんな日記を書いてることを明かすんじゃなくて、違う人の口からそのことを明かされるなんて・・・)


・・・いや、私の口から言っても、殺されるかもしれないが。
(不特定多数の人に、笑われてるんだもんね;)


私は、ここは、あの彼氏の横に座っている男の子が「コンビニ男」本人であることをAに正直に打ち明け、『コンビニ男』話をしないよう、釘を打つしかない。と、判断。

思い切って、Aに言う事にした。


私「(小声で)、、、な、なあ、、A、、」

私は大分ためらいながら、Aの背中をポンポンと叩いた。

A「んーーー??」

Aは、私の方を見ずに、返事をし、飲まないお酒を冷蔵庫に入れていた。

私「あのーーー;、、、あんな、、」

A「何よ」

私がものすごく言いづらそうにしていたら、Aはこっちに体を向けた。

私「(ものすごい小声で)、、、、今から、、言う事を、黙って聞いてくれる;??絶対、大声で驚いたりしんといてくれる;??」

A「な、何よ;なんかあったん;??」

尋常な様子ではない と感じたA。こっちを見る顔が真剣になった。

(注:私達はここから信じられない位、小声で喋ります)
私「あのー、、さぁ、、今、あそこに座ってる子(コンビニ男)、、、どう思う;??」

A「は??『どう思う』って何??、、、、、んー、、、芸大生っぽいなー、、と思うけど??」

Aの中の芸大生のイメージは、「細身なオシャレさん」らしい。(まあ、私はそれにてんで当てはまらないが。チキショーww)

私「、、、、男前、、やと思う;??」

A「ああ。うん。思う思うw。(私の)彼氏とはえらいタイプ反対やけど(笑)。ジャニーズ系よな」

Aの彼氏さんは前述したように、見た目がめちゃめちゃイカツイ。全身ダボダボな服で(B系っていうんですか??)、身長も170cm前後だろうか。164cmの私と並んで、目線があまり変わらない気がした。(注:別にB系の方が皆イカツイと言っているのではありません。私の中の単なるイメージです。)
確かに、見た目だと「コンビニ男」と正反対な感がある気もする。

私(そ、そうか、、男前か、、;)

A「で、何よ;。あの人がどしたんさ」


私「(うう;)、、、、、あの人が、、、、、あの「コンビニ男」やったら、、、どうする;??」

A「はあぁ??あの人が??(←デカイ声)何言うてんの自分(笑)」


私「(、、そうだよなぁ、普通信じないよなぁ、、;)、、、、、;」

私はどうしようもなく、黙ってうつむいてしまった。
こっちをじっと見つめるA。


A「、、、、、え、、、、、マジ、、;??」

私の顔を真剣な顔で覗き込むA。


私(、、、、コクン;)

私は、黙ったまま、頷いた。



A「え、、、、て、、え、ええ??え?マジ??マジで;??あれ?え??ええ!!??マジで!!??」

驚きながら、どんどん声が大きくなるA。
リビングのコンビニ男を指差したりしながら、慌て出した。手に持っているチューハイをこぼしそうになっている。

私「、、、、、、、、う、、ん、、、(小声)」

私は、どうしようもない顔でもう一度頷いた。


A「〜〜〜〜っっっ;!!!へっっっっ!!!ひやぁっっっ!!!嘘っっっ!!!ほんまに!!??ぅひやあああ〜〜〜☆☆!!」

私「ちょっっ;!!!あ、あか、、ん、!!」


Aは、急に叫んだかと思うと、私が止めようとする間もなく、バタバタとリビングに走って行った。

コンビニ男の隣にものすごい至近距離で座ったA。

私「(、、ち、近っっっ;!!!)Aっっ!!ちょ、、、、;」

私もAの後についてリビングの前まで来た。
二人(男とA)の真後ろであわあわする私。

A「へ〜〜〜〜そうか〜〜〜〜自分(男)が、、、wwへ〜〜〜www」

ニッターと笑いながら、コンビニ男の肩をポンポン叩くA。
目がキラキラと輝いている。獲物を狙うかのような目だ。


私(、、、、ヤ、ヤバい、、、、;言うんじゃなかった、、orz)

リビングとキッチンを仕切る戸にうなだれかかるきむ。


男「な、なんすかっ;??」

コンビニ男は急に隣に座ったAと、後ろでうなだれている私をキョロキョロと交互に見ながら、目が点。

彼「な、なんや、どないしてん;」

彼氏も急にコンビニ男の隣に座ったAにビックリしたようだ。

全員の視線がAに注がれる。


A「(彼氏に向かって、小声で。って言っても真隣にはコンビニ男がいるんだが;)『ジュ・ウ・ナ・ナ・サ・イ』☆」

Aはコンビニ男を指差しながら、彼氏に嬉しそ〜〜〜〜にそう言った。

彼「、、、は;??」

まだ意味がわかってない彼氏さん。後ろに突っ立ている私の方を不思議そうな顔で見た。

彼氏さんと目が合う私。

私は遠ーーい目で彼氏さんを見た。(あの時の私の顔を言葉でどう表現していいのかわからない; 実際にお見せしたい位だ)

もう一度、Aの顔見る彼氏さん。
彼氏にウンウン☆と頷くA。
三人をキョトンとした顔で見回すコンビニ男。


彼「、、、、、『ジュウナナサイ』、、??、、、、っっ!!、、、!!!!???」

彼氏さん、『ジュウナナサイ』で気づいた様子。
Aの顔を見ながら、コンビニ男の顔を指差した。
思いっきり頷くA。

そして彼氏さんは思いっきり期待を含んだ目でこっちを見た。
私はもう、こうなったら頷くしかない。

私「(何だよ。その無言の会話;)、、、、、;orz」


彼「、、wwへ〜〜〜〜〜〜wwほーーーーーwwそうかーーーへ〜〜〜www」

Aと同じ顔になる彼氏さん。
コンビニ男を上から下まで舐める様に見、彼氏も男の真隣に座り、今度はコンビニ男を二人で挟んだ。

二人から好奇の目を注がれるコンビニ男。

男「な、何なんすかっっ;!!?」

二人の様子に、居心地が悪くなったんだろう。少し、声が不機嫌になっていた。


・・・さあ、とてもオイシそうな獲物を見つけたAちゃん。

ここから、A(と彼氏)の華麗なる攻めが始まります。

A「うーん、あんなぁ、まあ、君には聞きたい事もたくさんあるんやけどなぁ〜〜」
彼氏「(ポンポンとコンビニ男の肩を叩きながら)うんうん、大丈夫やで。俺らは君の味方やからな」

二人はウンウンと頷きながら、コンビニ男を諭すように喋り出した。

私(、、、さっき、あんたら私の味方やぁ言うたやん、、、orz)

もう、なす術のない私。
黙って後ろから見ている事にした。

男「??、、何すか??」


彼「うん、、どっから聞こうか、、、せやなぁ、、、(考えながら)、、君は本当に高校生なのかね??」

私(喋り方変わってまんがな;)

男「え??何で知ってるんすか;??」

A「なんで、AVとか借りれるのかね??」
男「え、い、いや、それは、、、、;」

私(オイ;)

彼氏「『電車男』はそんなに感動的だったのかね??」
男「は、はい、、、;??」

私(オイッ;!)

A「『及川奈央』がそんなに良いかね??」
男「えっい、いやっ、そ、そんな、、」

私(オイオイッ;!!)

彼「そうか、、、『ネリチチ』がそんなに良いか、、」
男「ネ、ネリ;、、??」

私(オイオイオイッッ;!!!)

A「、、ってか、、、(私を指差しながら)ぶっちゃけ、どこがいいの??」


私(ゥオオオオオーーーーーーイイイィ;!!!)


バッッッとこっちを見るコンビニ男。
私は思いっきり目が合ったので、すかさず逸らしてしまった。

男「えっっっ;な、どうって、え、、あ、わ、、ちょ、、;ええ??な、何なんすかっ;??さっきからっ;」

慌てるコンビニ男。
尋常じゃないキョドリ様。

コンビニ男の答えを待つ間もなく、質問を次から次へと浴びせ続けたAと彼氏。

彼「、、ッッッ(笑)!!!!ほんまにキョドってるやん!!すげえ!!(笑)」
A「うっわ〜〜(笑)wwほんま最高〜〜!!めっちゃ嬉しい〜〜☆」

またバシバシとコンビニ男をしばきだしたA。

男「き、きむさん、な、何なんすか、、これ、、;??」

助けを求めるかのような目でこっちを見るコンビニ男。(助けてほしいのは私の方だ;)

私「、、、さ、さあ、、、、;(何が『さあ』だ;)、、、;な、なあ、(Aと彼氏に向かって)も、もうええやんっ;あっなんか、おつまみっ;いるやろ??二人とも;」

私は、逃げる様にまたキッチンに戻って袋から出したお菓子を手に取った。

リビングではまだコソコソ二人(Aと彼氏)が何かを言っているのが聞こえる。

私(、、、、、もう帰りたい、、、;orz)

私はお菓子をいくつか取ってリビングに戻り、三人と目を合わせないように、Aの横のこたつに入り込んだ。

A「(ニヤニヤしながら)えっ??きむそこでいいの??席替わるでっ??」

私「、、、、ウルサイww ここでいいっ;」

彼「(笑)いや〜〜良いクリスマスやわ。今日は(笑)。、、、あっ待って!ここに本人がいるってことは、俺らも(『コンビニ男』に)出れるんちゃうんっ!??」

私(;!!!)

A「はあっ!!ほんまやっ!!ひやひやどうしよっ☆」

男「;??何すか??出れるって;??」

彼「出れるって、、そんなん決まってるやんっ『コ・・・」
私「あ〜〜〜〜〜〜〜〜;!!!!!!」

彼氏さんが『コンビニ男』という単語を発しそうになった。
間髪入れずに私はそれを大声で遮った。

彼「、、、あ、そうかそうか;ごめんごめん;」

気づいた彼氏さん。
Aは横で笑いを必死にこらえていた。

私「(、、、もう嫌だ、、;)こ、この話は、、も、もうやめましょ;」

彼「お;、おお、そ、そうやな;、、、、あ〜〜〜ビデオでも観るかっっ;」

ビデオの袋をキッチンにまで取りに立った彼氏さん。

私「(、、、、良かった、、;)、、、ビデオ何借りたんw??」

私はこの空気を立て直すかのように明るくAに聞いた。

A「あっそうそう!『ごっつええ感じ』めっちゃ借りてん!なんか急に観たくなってなw 、、、、、!(男に向かって)あ、なあ;、、『ごっつ』って、、、、知ってる;??」

急に話題を振られたコンビニ男。
キョトンとした顔で普通に答えた。

男「はあ、、、名前は知ってますけど、、、観た事はない、、です」


Aと私「へっっっっっ;!!!???ないの;!!??」

見事にハモった私達。

男「はあ」

顔を見合わせる私とA。

A「ええ、、、;平成生まれはもう『ごっつ』を知らない世代なの、、、;??」
私(、、、、、、;orz)


六歳という年齢差に改めて驚いていたら、彼氏さんがキッチンからビール何本かとビデオの袋を持って戻ってきた。

彼「お前(A)、そんなん言うたら俺どうなんねん; 俺は危うく(コンビニ男と)干支が同じになるとこやってんぞ;」

私「はっっ、、、そ、そうか、、、;(↑十歳差)」

彼氏さんはビールとビデオの袋で手がいっぱいになりながら、それらを床にドサッと置いた。

A「なあ、きむはビデオ何借りたん〜??」

床に放り投げられたビデオの袋を漁り出すA。
どうやら私が借りた袋も混ざっていたようだ。

私「へ・・・」


私は、自分が何を借りたのかすっかり忘れていた。


A「〜〜〜っっっ!!!!うわ;!!!『電車男』やん;!!!」


袋から一本のテープを取り出すA。

私「・・・・・あ;」

私は固まってしまった。

彼「はっっ!?(爆笑)!!なんで『電車男』やねん!!自分ら観に行ったんちゃうん!!(笑)」

嬉しそう〜にコンビニ男をバシッとしばき、突っ込む彼氏さん。

男「え、ええ〜wwいやぁ、感動したっすよ〜〜ww」

何故なのか分からないが、ものすごく嬉しそうに照れながら答えるコンビニ男。

私(いや、何で知ってるんか疑問に思えよ;?)

彼「(ウンウンと頷きながら)、、いや、でもなぁ、泣いたらあかんで、『コンビニ』君」

私(『コンビニ』って言うな;!!)

彼「へ〜でも、これ(『電車男』)そんな感動なん?? じゃあ、いまからこれ観ようやw」

私「、、、はっ、、;??」

A「あ〜〜!!観たい観たい!!観よ観よ!!」

彼「おお。 自分(コンビニ男)また泣くなよ〜ww」

もう彼氏さんは私の返事を待つまでもなく、ビデオをデッキに入れ再生ボタンを押していた。

私「えっっ;今から観るの;??」
A「別にいいやんw」

もう、時間は23時を回ろうとしていた。
今から二時間弱もある映画を観てたら、日付が変わる。

私は、普通に家に帰りたかった(;)。

私「え〜;じゃあ、私もう帰るわ、、、;」
A「えー!!なんで!観て行ったらいいやん!」
私「いや、もう、それ(『電車男』)観たし、、、;別に観たら、また(ビデオ屋に)返しといてくれたらいいし、、、;」

私は時計を見ながら、時間を気にする素振りを見せた。

A「、、え〜〜〜?そう??、、じゃあ、借りといていい??」
私「うん。ええよ。ちゃんと返しといてな」

私は帰り支度を始めた。

彼「なんや、きむちゃん、もう帰るん??」
私「あ、、、は、はい、、;もう時間やし、、(しどろもどろ)、、今日はありがとうございました;。」
彼「いやいや、こちらこそありがとうww 良いクリスマスやったわ〜ww」
私「(、、、、;)じゃ、じゃあ、お邪魔しました、、」

身支度も整った私。こたつから立ち上がった。


男「あっっ;じゃ、じゃあ、僕も、、、、;」


Aと彼氏の間に座っていたコンビニ男も立ち上がろうとした。

私「へっっ;自分、まだいてたらいいやん;『電車男』観るんやろ??」

『電車男』はコンビニ男が借りようとしたビデオを私が代わりに借りたビデオだ。

私(観ようとしたから、このビデオ持ってたんじゃないのか;?)


男「い、いや、帰りますっっ;」

コンビニ男は立ち上がった。

A「なんや〜自分はもっとゆっくりしてったらええのにw」

Aはまだまだコンビニ男をイジリ足りないようだ。

彼「(なんかニヤニヤしながら)まあ、ええやんw ちゃんときむちゃん送ったげや〜〜w」

私(、、、、何だその含んだ顔は;)

Aは「あっそうかっw」という顔。

A「(これまたニヤニヤしながら)じゃ、気をつけてね〜〜〜ww」

私(、、、、、、、っ;ムカつくわ〜〜〜っっ;)

男「は、はいっ、ごちそうさまでした。失礼しますっ」

コンビニ男は礼儀正しくAと彼氏に向かって礼をした。

私「じゃ、じゃあ、、また連絡するわー、、、;」
A「はーい☆ま・た・ね〜☆」


私はAをキッと睨みつけ、彼氏さんには軽く会釈をして部屋から出た。

 **********

帰り道、コンビニ男と一緒に帰ることになった私。

私「、、、、結局、、鍋、、食べへんかったなあ(笑)」
男「あっっ;そ、そうですね、、(笑)」

私(、、、、、、、)

ここから続く会話が、全くなかった。
コンビニ男の顔を見ても、何てことない表情。
無言で、ビデオ屋にとめたままの自転車を取りに行く私達。

ビデオ屋に到着。

私「あ、、、じゃ、じゃあ、、、、;」

私は自分の自転車の前に来たので、コンビニ男に別れの挨拶を告げようと、男を見た。

すると、何やら、自分のコートのポケットをパンパン叩いたり、探ったりしながら、おかしいなあ な、表情のコンビニ男。

男「あ、あれ、、あれ;??ない??」

私「、、何??どしたん?」

男「いや、、、、あの、、、もしかして、、俺、、携帯忘れたかも、、、です;」

私「え〜っ;まじでっ;?よう探してみーさ;」

男「は、はい、、、え〜〜;な、ない、、、;、、ちょ、ちょう、きむさん、(携帯)鳴らしてもらえませんか;??」

慌て出すコンビニ男。

私「ああ、うん。ええよ」

私は自分の携帯を取り出して開き、コンビニ男の名前を表示した。

と、ここまでして思い出した。


私「(、、、、、私、この子の番号知らねえぢゃん;)、、、あ、あのさ、私、、、番号知らんねんけど、、、」


そう、一話目でもらったレシートの番号とメルアドは繋がらなかったのだ。
私は、それからコンビニ男の番号もメルアドも、何も知らない。(何故知らないかどうこうはこちらで→http://mixi.jp/view_diary.pl?id=51323894&owner_id=452520)


男「えっっ??知らんって、なんで、、、;??、、、、って、、ああ!!そっか;!俺一回携帯落として替えてるんすよ!!」

私(、、、、そうですか;)

男「番号言います!080-××××-○○○○です!!」

私「えっ;ちょっ、、待って;も、もっかい;」

男「080の〜、、、、、」

言われた通りに番号をうった。画面に表示される11桁の数字。

私「、、鳴らすで??」
男「はいっ」

プルルルルルッッ プルルルルルッッ プルルルルルッッ⋯
カチャッッ

呼び出し音が5〜6回程鳴って、誰かが電話に出た。

私「へっっ;誰か出たでっ;??」
男「えっっ;??」

私「も、もしもし、、??」


A『あ、もしもし〜〜 きむ〜〜〜???』

電話の向こうから聞こえた声はAの声だった。

私「あっっ;Aっ??よ、よかった、、、; あ、もしもし?携帯忘れてってるやんな? 、、、、、ってか、あんた、人の携帯勝手に出るなよ;」

A『だって、きむの番号やったから!!(どうたらこうたら)』

電話の向こうでキャイキャイ騒ぐAの声。上手く聞き取れない。

私「え?何;?? あ〜もしもしっ??とにかく今から取りに戻るわ!」

私はそう告げて、電話を切ろうとしたら、向こうの声が急に低くなった。


彼『、、きむちゃん、、やっと番号、交換やね(笑) おめでとうっ』


私「(、、、、、、;!!!!)なっっ、、;!」

プツッッ ツーー ツーー

私が言葉を返そうとしたら、電話が勝手に切れてしまった(切られたのかはわからないが)。


私(、、、、、、、、orz)


男「ど、どうでした;??」

私「あ、(我に返る)ああ;、ある。あるって。忘れてるって;」
男「そ、そっか、、良かった〜;また無くしてたらシャレならんし⋯;(ブツブツ)」

私(、、、、番号、、交換、、しちゃったよ、、、;)


 *************


私達はまたAの彼氏さん宅へ戻ることに。

玄関のピンポンを押したら、Aが出てきた。

A「はい(笑)忘れ物〜〜ww」

コンビニ男の携帯を差し出すA。

私(頼むから、もういらんこと言うなよ;!)

男「あっ、すっすみません、、;ありがとうございます;」


Aはコンビニ男に携帯を渡しながら、コンビニ男の肩をポンッと叩きこう言った。


A「コンビニ君、、、、、、『誠意』って、、、何かね、、(まっちゃん風)」


私「ハッ(笑)いや、A、、ちょっと今のはオモロいわw」

Aは『ごっつええ感じ』のネタをまた振った。


そしたらこれ、コンビニ男君、彼は天然なのかしら;??

男「えっっ;せ、『誠意』ですか、、、(コートのポケットから何か出しながら)、、、こ、これ、、じゃ駄目ですか、、;?」


コンビニ男は、板ガムを一枚、Aに渡した。


A「え〜うそぅ!!(爆笑)自分、めっちゃオモロいな〜!!最高やわ!ハハハハ!!あ〜〜お腹痛い〜〜〜(涙)」

腹を抱えて爆笑するA。

男「あ、こ、これ、彼氏さんにも、、、」

もう一枚ガムを渡すコンビニ男。

A「アハハハ!!ガム一枚の『誠意』!!いやぁ、、オモロい〜〜wwありがとう〜渡しとくわ〜〜(涙)」

コンビニ男はAの言った『誠意』をマジメに考えてガムを出した様子。


私(、、そ、そうか、、『ごっつ』を知らん世代にこれを言ってもウケへんねや、、、、;)


私達は、彼氏さん宅を後にした。

 ***************

またビデオ屋の前まで戻った私達。

男「え、お、俺、、なんか間違ってました、、;??」
私「(笑)いや、あれでいい。いいよ(笑)」

自転車の鍵を外し、私は自転車に股がった。

私「あ、、、じゃ、じゃあ、、、(今度こそ帰るぞ;)」

男「あ、はいっ。きょ、今日はありがとうございましたっっ」

私「い、いや、、ごめんな;こっちこそ付き合わして;。居心地悪かったやろ;??」

男「いやっそんなことなかったっすっ!ありがとうございましたっww」

私「そ、そか;。、、、、じゃ、じゃあ、、また、、、」

私は軽く手を上げて、自転車をこぎ出した。


男「あっはいっ!また!」


私達は、ビデオ屋の前で別れた。


⋯はずだった。


男「あ〜〜〜っっ!!!!きっきむさん!!ちょっ、ちょっと待って下さい!!!」

私が自転車をこぎ出して数メートルも行ってない位の所で、後ろからコンビニ男に大声で呼び止められた。

急に名前を呼ばれ、前につんのめりそうになった私。

私(な、なんだっ;今度は何やっっ;)

自転車を止めて、股がったまま振り返った。
こちらに向かって走ってくるコンビニ男。

男「あっ、あ、あのっ、こ、これっっ!!」

コンビニ男は、私の目の前に、手のひら二つ分位の正方形の赤い箱を突き出した。

私「な、なに;??」

私は意味も分からず、その箱を手に取った。
とても軽い箱だった。


男「プレゼントですw 、、遅くなってすみません!それじゃ!!」

コンビニ男は寒さで真っ赤になった鼻をこすりながら、ニコッっと笑って、頭を下げ、走って去って行った。


私「(え、え;??プレゼント;??)えっ、ちょっっ待っ、、」

私は自転車を降りて、振り向いた時には、コンビニ男はもう自転車に乗り、後ろ姿しか見えなかった。


私(え、えええ〜〜〜〜〜!??マジで;!?プレゼント!??)

一人、取り残された私。

なんだかわからないけど、箱を持ったまま、辺りをキョロキョロして、しばらく立ちすくんでいた。


私(ええ〜〜〜;そんなん、、、、貰っていいんすか、、、、;)


私は、家路に着く途中、何度も自転車を止めては、赤い箱を見、引き返すべきかと考えていた。


 *************

赤い箱をずっと、小脇に抱えたまま帰宅。

私「た、ただいまー、、、、」

私はとりあえず、キッチンのテーブルの上にこの箱を置いた。

母「あんた、こんな時間までどこ行ってたんやな。 も〜ご飯どうすんの??」

私の顔を見るなり、帰るのが遅いどうこうで文句を言い出す母。

私「な、何なんー、家帰った時、誰もいいひんかったやんか〜」

私は、母といつもの文句の言い合いをしながら、箱を手に取り、四方八方から眺めたり、振ってみたりしていた。

妹「お姉ちゃん、ケーキあるで〜」

私「あ、ほんまにー(、、これ開けていいんかなあ;、、開けるぞ;??)」

母「も〜食べるんやったら、早く食べっ片付かへんやろっ」

私「あーっはーいはいっ わーかってるって⋯」

私は喋りながらも、慎重に箱を開けた。


すると、中から大きな花が出てきた。


私(な、何だ;?これ??花??)

私は、その大きな花をゆっくり手に取ってみた。造花のようだ。
裏返してみたら、裏にピンが付いている。
コサージュ・・・ブローチだろうか。
手のひらいっぱいに乗るくらいの大きさだ。

妹「お姉ちゃん、ケーキ食べへんなら私食べていい〜??」

私「あーはいはい、、(うっわ、、すっご、キレー、、、)」

私はそのブローチの花びら一枚一枚の布を見た。
キラキラ虹色に光っている。

そこで、私は「ある物」を思い出した。


私(、、、、!!この布!、、もしかしてあの時貰った布と同じヤツ!??)

私は急いで二階に上がり、自分の机の引き出しにある、あの時貰った布(「コンビニ男18」参照→http://mixi.jp/view_diary.pl?id=72373216&owner_id=452520)を取り出した。


なんと、私が貰った布の切れ端と全く同じ布が使われていたのだ。


私(、、え、、これって、、もしかして、、、、え?ええ;??、、、、、あの子、、、これ作ってたん;!???)

呆然とする私。


私(、、、、まじで、、これ、、手作りなのか、、??;う、嘘やろ、、、、;)

そのブローチの花は、手作りにしてはものすごくしっかり作られていた。
私はブローチと、切れ端を手に持ち、ただただ見比べるだけだった。


母「も〜〜!!あんた!片付けるしな〜〜!!!」

一階から聞こえる母の怒鳴り声。

私「はーい!!!今行くってば!!!」

ブローチを机の中にしまった私。


 ************


私「もーーーうるさいなあー 帰ってきた時何もなかったし外、出てたんやろ〜〜〜っっ」


ブツブツ母に文句を言いながら、一階のキッチンのテーブルにつく私。

私は思いっきり不機嫌そうに言ったつもりだった。


母「、、、、、、あんた、、;なんで文句言いながら顔がゆるんでるん;」


私「・・・・・・へ??」


                           
                          …続く

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