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関西方面の美大生。
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2005年11月07日
23:36 コンビニ男15
今日、コンビニ男と「週刊少年ジャンプ」の取り合いをしました。


                           
 **************


ああ、もう間が空きすぎて忘れそうだ。正直、書くのめんどくさいです。

だって最近、私が書くスピードより「コンビニ男」出現数の方が遥かに上回ってきてwwwこれ書くのに何時間かかってるのかとwww

誰か代わりに書いてとwww


・・・書きますけども。


そう、あいつ、「コンビニ男」。
私が毎週楽しみにしてる「週刊少年ジャンプ」、最後の一冊を取りやがったのよ!ジャンプ!私のジャンプを!

  *************

11月7日(月)夕勤

私、本当は月曜バイトじゃないんですけどね、先週金曜休んだ代わりに月曜入ったんです。


月曜は「週刊少年ジャンプ」の発売日。

「週刊少年ジャンプ」、これ今えらい人気で、最近うちのコンビニじゃ発売日当日に入ってきた分全部、売り切れてしまうことがよくある。

今、ジャンプが熱い。(ジャンプの宣伝みたいになってるじゃないかww)

今日もそんな日だったわけで。
朝、本棚に山積みにされてたジャンプが私がバイト入る頃(17時〜)にはもう半分。バイト中も、次々と「ジャンプ」を手にし、レジに持ってくる男の子達。

私(は、はわww、、ジャ、ジャンプが無くなってしまう、、、;)

私は「ジャンプ」がどんどん減っていく本棚を前にソワソワ。

私(早く!早くバイト終わって;!!ジャンプ無くなる;!!)

21時45分、バイト終了15分前。「ジャンプ」残り二冊。

私「(もう!ジャンプ買うなよぅ;!夜勤早よ来いって!)ありがとうございました〜・・・;」

22時、バイト終了。

私「(22時!終わった!!)お疲れさまです!!」

私は早々と制服を脱ぎ捨て、財布を持って本棚へ走っていった。
ジャンプ、残り一冊。

私(あった!!よかった・・・涙)

最後の一冊を手に取り、ジャンプを抱きしめる私。
さあ、買おう と、ホクホク顔で体をレジの方に向きなおした瞬間、

「ああっ;!!」

と、いう声と共に、私の目の前に男の人が立ちはだかった。


「コンビニ男」だ。


コンビニ男は私を見ずに、私の手にしているジャンプをじっと見ていた。

男「そ、それ、、、、もう、、それ最後っすか、、、;?」

ジャンプを指差すコンビニ男。

私「(うわぁ出た;)え;?ああ、うん。もうこれ、最後やで?」

男「中(バックヤード?)、、に残ってないんすか;??」

私「(えぇ;??)、、ないよぅ;今さっきまでバイトやったけど。なかった。」

男「、、、まじでぇーーーー;、、」

うなだれるコンビニ男。

私「残念でした〜〜ww 違うとこ行ってきーww」

男「ここ、5軒目なんすよ;!」

私「そんなん知らーん;ww ほなねぇ♪」

私はコンビニ男を放っといてジャンプを持ってレジへ。会計を済まし、外に出た。私に付いてコンビニ男も外へ出た。

男「き、きむさん、、、ちょ、ちょっとお願いがあるんすけど、、;」

私「何?」

男「あの、、今週号、『ハンターハンター』てやってますか?そ、それだけ見せて下さい!頼んます;!!」

私「(えーー…;早く帰って読みたいのに;)いいけどぉ…;」

私はジャンプをコンビニ男に渡した。
ジャンプをパラパラとすごい速さでめくっていくコンビニ男。

私「…やってる?『ハンターハンター』…」

男「、、、、やってないっす、、、orz」

私「え〜なんや、やってへんの〜;、、、、ほな、、」

私はこれでコンビニ男も気が済んだだろうと思ったので、返してもらおうとコンビニ男の持つジャンプに手をかけた。

ジャンプをグッと掴んで離さないコンビニ男。

私「ちょ、ちょっとぉ、;」

男「も、もうちょい、もうちょい待って下さい;、、もうちょい、、もうちょい、、、」

私は何かと思い、コンビニ男の横からジャンプ覗き込んだ。
すると、コンビニ男は巻頭の『NARUTO』を読み出していた。

私「何読んでんのよっ;www」

男「いや、だってナルトが、、、」

もう、ジャンプの方に目がいってこっちを見ないコンビニ男。
そのまま『NARUTO』読み進めていった。

私「、、、か〜〜え〜〜し〜〜て〜〜ぇ!!!」

私は自分を無視するコンビニ男にカチンときて、持ってるジャンプを無理矢理取り上げた。

男「ああっ;!!、、何するんすか〜〜、、、、」

私「、、もういいやろっ;」

急にシュンと落ち込むコンビニ男。オモチャを取り上げられ子どものように、今にも泣き出しそうになっている。

私「(ちょ、ちょっとぉ…;なんでそうなんのよ;;)、、、、;……そんな読みたいの;?」

男「は、、、い、、、、」

ものすご〜〜く物欲しそうな目でこっちを見るコンビニ男。

私「(も〜〜〜〜;、、、そんな目で見んといてよぅ;;)、、、、じゃあ、、、明日、、私またバイト入ってるから、、、明日また持ってきてくれる;??」

男「、、か、貸してくれるんすか!??」

私「ぜっっっったい明日持って来てや!!」

男「あ、あ、ありがとうございますっっっ!!」

目がキラキラするコンビニ男。
私も、まあ明日持ってきてくれるならと、今日ジャンプを読むのは諦めた。

そして、次の日、
11月8日(火)夕勤

22時、バイト終了。




私(・・・・持って来ーへんのかい・・・orz)


火曜にコンビニ男はコンビニに来なかった。
そして結局、私はその週、ジャンプを読めずに終わってしまい、いつの間にか、次の週へ。


11月15日(火)夕勤


私(ちくしょう;結局先週読めへんかったやんかっっ)

14日に出たジャンプを読んだ私。一周飛ばして読んだことになる。

私(あ〜〜ムカムカする…;)

折しも、この日、15日は小泉首相、ブッシュ大統領が京都に来ている為に、街中がものすごい警備。
うちのコンビニの前にも警察官がずっと立っていて客が一人も来なかった;。

私「客来ーへんなら閉めればいいのに!」

店員「な、何イラついてんすか;、何すか?また誰かシバいたんすか?ww」

私「またってwwシバいたことないわwww」


そこに来た一人の客。

コンビニ男だ。


男「きっむさんっ♪これありがとうございましたっ♪」

コンビニに入ってくるなり、レジカウンターにジャンプを二冊置くコンビニ男。やたら上機嫌だ。

私「(うわ、テンション高;)……なあ、なんで二冊なん;??」

男「あ、これ、先週借りたのと今週の…、、お詫びにと思って、、、もう読みました??」

おそるおそる聞くコンビニ男。それはもう何かに怯えるように。

私「(読みましたよ、読みましたけど、、;!、、んな顔されたら、、、あんた、、;)、、、読、、んでない、、、;」

男「ほんまっすか!??わ〜〜良かった〜〜wwじゃあこれ読んで下さいっww」

私「う、、うん、、(本当は家にあるのよ;今週号は;)」

コンビニ男はニコニコしだした。

男「も〜〜きむさ〜〜ん、(ジャンプ)読まずに僕のこと待っててくれたんでしょ〜www??」

私「・・・はあ?(何言ってんだ;こいつ)」

男「もう!分かってますって〜www!!」

コンビニ男はまた私をバシバシとシバキだした。

私「イタ、イタイて;(、、この子、、こんな子やったか、、;?)」

まだまだシバキ続けるコンビニ男。

私「イタい、、イタいって、、、、痛い言うてるやろ;!!!」


バシッッッッッ!

男「痛っっっっ、、、、!!」

余りに続くシバキに、思わず、コンビニ男をシバキ返してしまった。
それが、コンビニ男の頬に命中。


私「あっ、、、;;」

流れる一瞬の沈黙。気まずい空気。

私「(う、うわ、どうしよ;今思いっきり当たった;;)あ、うわ、ご、ごめん、、;??」

うつむいたまま顔を上げずに震え出すコンビニ男。

私「(えぇっ;嘘っまじでっ;そんな痛かったん??ヤバいヤバいっっ)ちょ、ちょっと、大丈夫;!??」

本気で心配する私。
私は横から頬を押さえてる手を掴み、コンビニ男の顔を思いっきり覗き込んだ。


そしたら・・・


男「、、、、、、ニヤwww」


私が掴んだ手を、今度はコンビニ男が掴み返してきた。
ニッカーと笑うコンビニ男。

私「(?;??え??)ちょ、、;??」


男「、、いや〜〜、、きむさん、、いい拳持ってるじゃないっすか、、、」

笑顔で答えるコンビニ男。

私「ええ;!?大丈夫なん!??今結構キツい音したで;??」

男「いや、大丈夫っすよぅww 、、、、、あれ??心配してくれたんすかwww??」

私「、、、、;」

男「ね、ねwww」

逆に私の顔を覗き込んでくるコンビニ男。
手もまだ掴まれたままだ。

私「、、、〜〜〜〜〜;!!、、、、、、うるっさい;!!してへんわ;!!早よ帰れ;!!」

私はコンビニ男の手を振り払った。

男「も〜〜きむさんてば〜〜〜www じゃあ、また来ますねぇ♪」


コンビニ男は、機嫌良さげに私に手を振ってコンビニから出て行った。と、思ったら、また戻ってきてコンビニのドアを開け、


男「きむさん!!今度、また映画見に行きましょーねっっwww ほなっ!」

と、言い残して手をブンブン振って去っていった。


私(・・・何なんだ・・・あの子・・ orz)

私がポカーンとしていたら、いつの間にか休憩に入ってたもう一人の店員がバックヤードから出てきた。


店員「、、やっぱり、キムラさん、、シバいてましたやんwww」




私「、、、、、、、、、うるさいwww」




…続く
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