mixiσ超ぉもUЗ日記「⊃冫ヒ〃ニ男」σホ厶∧o勺〃∋☆
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書籍化!6月26日に全国の書店で発売する書籍「その恋あたためますか?〜コンビニ男とキムラさんの恋日記〜」(ワニブックス刊 税込1155円)発売!☆完結編が読みたければ本屋さんに走れ!【キタ━キタ━キタ━ヽ(゚∀゚ )ノキタ━キタ━キタ━!!!!★ネット版日記の最後の最後!☆⊃冫ヒ〃ニ男30☆更新っ!】=【「⊃冫ヒ〃ニ男」とゎ?】を見てね☆
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プロフィール
HN:
きむさんファンのぁゃσた〃ょ
性別:
女性
自己紹介:
■きむさんのぷろふぃーる■
関西方面の美大生。
専攻は染織。
オダギリジョーをこよなく愛す、23歳(?)独身!O型
特技=つっこみ、重ね着
■コンビニ男のぷろふぃーる■
関西方面の??生。
バイト先はおソバ屋さん
及川奈央をこよなく愛す(?)
?歳。?型。ジャニ系男子
特技=カミカミ、まちぶせ
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2006年03月01日
21:05 コンビニ男20
2006/01/01 0:00
From:コンビニ男
件名:!!!!!元旦!!!!!
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
きむさん!!!明けましておめでとうございます!!
僕です!!!!
***************
皆さん、明けましておめでとうございます。
さあ、やっと「コンビニ男」も年が明けました。(ヤットカヨw)
前回(「コンビニ男19(2)」http://mixi.jp/view_diary.pl?id=91416612&owner_id=452520)、2005年12月24日、「コンビニ男」19話目にしてやっとのこと(?)携帯の番号を交換した私とコンビニ男。さらに私は彼からプレゼントまで頂いてしまいました。
私(、、、番号、、知ったということは、、、かかってきたり、、、するのか;??)
ワタクシ、きむはこーんなこと思っちょりました。
でも、番号を交換したはいいものの、あのクリスマス以来、実はコンビニ男から全く電話はかかってこなかったのです。
私は、プレゼントを貰ったのだから一言、お礼の電話をするべきかと、何度か自分の携帯を開いたのですが、、、
これ、体は朝青龍並に大きいが(オイw)、心はノミより小さいきむ。(オイオイww)
ビビって、よう電話しませんでしたわ。これ。(/ω\)イヤン オトメ~
私(、、ま、まあ、、コンビニにもまた来るやろし、、そ、そん時、そん時でいいやん;)
そして、いつものごとくアルバイト。
なんと私は、12月31日〜1月3日の三が日まで、毎日コンビニに入っていました。
時給が1000円になる年末年始のうちのコンビニ。帰省等で実家に帰る他の学生店員。それによって穴の空いてしまうシフト。
そして実家生のきむ。
これに入らない理由はどこにもない。(稼ゲルノヨーw)
・・・そしたら、これ、案の定来たよ。彼、「コンビニ男」は。
しかも、私がバイトに入った4日間の内、3日間も。
今回は、その3日間をすべて書きます。
皆の衆、頑張ってついてこい。
バイト1日目、12月31日(土)2005年最終日。
うちのコンビニは年末年始、死ぬ程ヒマ!!なのである。(いつもヒマだけど;)客が本当に来ないから、バイト中ず〜〜〜〜っと大掃除。(って言っても、通常の業務に一人ずつ、窓一枚拭くとかのノルマが加わるだけ。)
客が来ないから、商品も売れない、よって品出しもできない。
掃除が終わったら、レジ内で、如何にもう一人の店員と、このバイト時間内をどう過ごすか考える方に時間を費やす。(いや、ずっと喋ってるだけだがw)
この日は、もう一人の店員が同じクラスのN君。
・・なんつーか、、、正直言うと学校でも会ってるのにバイト先でまで喋るような話題もない(;)。向こうもそのようだ。
奥に引っ込んで、ずっとメールをしているN君。
私はレジ内で、勝手に有線のチャンネル変えて暇を潰していた。
レジカウンターの下にある有線チャンネル。
私はかがんでチャンネルをいじっていたから、レジ前に客が来ている事に気づいてなかった。
客「あ、あのすんませーん、、、、」
私「あっ!はっ、はい;!」
声がしたのに気づいた私。
どうやら、お客さんから私の姿がカウンターで隠れて、レジの外から見えてなかったようだ。
急に下から出てきた店員(私)に驚いたお客さん。
「う、うわ;!びっくりした;!!、、、あ?、、きむさん!」
コンビニ男だった。
私「(うお!出た;!)あ、ああ;、ご、ごめん、ありがとー…、、;」
コンビニ男は、105円のパックのジュースを出していた。
私「105円になりまーす…、、ストローは?」
男「あ、お願いします」
私「はい。ありがとー、、、」
私はレジを終え、商品を入れたレジ袋を差し出した。
財布をポケットに仕舞うコンビニ男。
私「あ、、、レシート、、、は?」
男「ああ、いいっすよw」
笑顔で応えるコンビニ男。
私はレシートを持ったまま、黙ってしまった。
私(、、、、、言わな;、お礼言わな;!)
あの微妙な沈黙。私はプレゼントのことを切り出せずにいた。
男「?、、、きむさん、年末もバイトっすかw??」
私「へっっ;??あ、ああ;。うん。そう。今日から3日まで毎日やねん。」
男「まじでっ;!正月も;?なんでそんな働くんすかっ;」
私「いや、だって、時給上がんねんで、年末年始は。入らな損やん」
男「あ、、、そっか、、、いいなあーw」
私から喋り出せずにいたら、コンビニ男が何の気なしに喋り出した。私はそのおかげで、プレゼントのことを普通に聞けるような雰囲気になった。
私「(あ、そや、今言お。)あ、あのさ、、この前のな、、」
男「?何すか??」
私「うん。この前、くれたプレゼント、、、」
私が『プレゼント』という単語を言ったその瞬間である。
テケテケテケ♪テケテケテケ♪
コンビニ男から、「スーパーマリオ」のテーマ曲(←ゲーム中に流れる音楽です)が爆音で流れてきた。
それによって私の声はかき消されてしまった。
私「へっっ??な、何っっ;??マリオ??」
男「あ、ああ、ちょ、す、すんません;」
コンビニ男の携帯の着信音だった。
携帯に出るコンビニ男。
私はそれを黙って、じっと見ていた。
男「もしもし??、、おお、、、、、え??マジで!うわ、ちょう、俺今から行くわ!!」
パチンと携帯を閉じたコンビニ男。
急に慌てだした。
男「あっっ!じゃ、じゃあ、きむさんっまた明日も来ます!!お疲れさんですっ」
私「え?え??」
私がキョトンとしてたら、コンビニ男はジュースを持って、小走りにコンビニから出て行こうとした。
男「あ!良いお年をww!!」
私「え!ちょ、待っ、、;」
コンビニ男はドア手前で手を振って礼をし、走って出て行った。
間に合わなかった私の声。
私(、、、、あ、ありがとう言えへんかった、、、;orz)
お礼が言えずに終わってしまった2005年最終日。
年末年始バイト1日目終了。
私(ま、まあ、明日、明日があるさ;…来るかわからんけど;)
そして、この何時間か後、私は驚きの年明けを迎える。
**************
バイト2日目。1月1日(日)2006年、元旦。
31日のバイトが終わり、夜、友人と飲みに行っていた私。
居酒屋で飲んでいたら、いつの間にか時間は0:00を回っていた。
私「うわ;もう、0時やんー。何この年越しー(笑)」
友人「ほんまや(笑)何やろこの店の盛り上がりのなさw」
私「アハハwおめでとーww」
私達は結構飲んで酔っぱらっていて、カウントダウンもしないまま、大して盛り上がることもなく、グダグダと年を越してしまっていた。
・・・その時である。
ピロリロリン♪ピロリロリン♪
私の携帯のメール着信音が鳴った。
私「あ、明けおめメールや〜〜w誰やろ〜〜ww(←酔っぱらってます)」
私はカバンからゴソゴソと携帯を出した。
友人にも、誰からかメールが来ているらしい。自分の携帯を見ていた。
友人「あ、○○からやーww あの子律儀やなーww あ!××からも来てるーw」
私「えーまじで〜w 私誰やろ〜〜ww」
自分の携帯を開いた私。
・・・私は、目を疑った。
なんと、あの「コンビニ男」からメールが来たのである。(冒頭のメールです)
私「、、、『あけまして、、、、僕です』〜??、、、、、、、!!!!!僕ですぅ!!!???」
どえらい大声を出してしまった私。
コンビニ男の名前が表示されている画面。
なんと、ヤツは、自分の写真を写メールで送ってきたのだ。
私「、、、くぁーーーーーーーーーwwwwww、、、、、、、」
隣の椅子に倒れ込んだ私。
お酒のせいか頭がグルグル回ってよく考えられない。
友人「なん(笑)、どした〜ww」
私「、、、、いや〜、、、よう、、わからん〜、、、ダハハw」
友人「アハハー(笑)何ーwもっと飲むでーww」
私「おーww」
酔っぱらい二人。結局、私達は飲むだけ飲んで、カラオケ行って、そのままその友人の家に泊まってしまった。
そして、朝からコンビニバイトである。
当然、二日酔いの私。(なんて正月だ;)テンションも低い。
バイト中も、ずっと「うえwwおえwww」とか言っていた。
私(、、、、客、、少なくて良かった、、、、orz)
飲んでいたせいで、私はメールのことなどすっかり忘れていた。
無論、返しているはずもなかった。
そこに来たコンビニ男。
男「あ!きむさんっっ!!明けましておめでとっす!!」
めちゃくちゃ元気だ。大きい声。
私「、、あ、ああ、おめでと、、う、、うう;」
男「も〜〜!0時にメール送ったのになんで返してくれないんすか〜〜!」
私「(声でか、い、、うぇww)あ、ああ、、、そう、、やっけ、、、;ご、ごめ、、、、おめでと、、う」
違うのだ。私が言わなきゃいけないのは『おめでとう』ではなく、『ありがとう』なのだ。
でも、気持ちが悪い。
私の頭の中には、その時『ありがとう』なんていう言葉が存在していなかった。
男「、、、、どしたんすか;きむさん?気分でも悪いんすか;??」
私「、、、、(コクン)、、、サイッコーに悪い、、、;」
男「ええ;!?何すかっ どっか具合悪いんすか;??」
私「(首をブンブン振って)キノ(昨日)、、ノミスギ、、(た)、、ッッwwww」
首を振ったことで、さらに気持ち悪くなった私。(最悪な女だな。オイ;)
男「えっ、えっ、うわ、大丈夫っすか;?、、、えーっと、、」
コンビニ男は店内をキョロキョロし、レジの目の前にある栄養ドリンクコーナーから商品を取り出し、カウンターに置いた。
『ソルマック胃腸液』だ。
私「ア、アリガトウ、、」
商品をレジに通し、またコンビニ男の前に置いた私。
すると、コンビニ男は会計が終わった商品を取らずにそのまま私に戻した。
私「?なに??」
男「いや、それ、飲んで下さい二日酔いとかに効くんっしょw あ、でも、それより『ウコンのチカラ』の方がいいんかなあ、、」
私「へ、、、、」
男はまた栄養ドリンクコーナーの方に体を向け、他の胃腸液を見比べていた。
私「え、、待って;こんなん、あかんって、、;」
男「いや、飲まんと駄目です!きむさん、まだ明日もバイトでしょ!」
私は17歳の男の子に怒られた。
私「は、はい。、、じゃあ、頂きます、、;」
男「でも、あんま無理しちゃ駄目っすよw じゃ、また明日も来ます!」
私「へ、あ、明日も?」
男「はい!じゃあ、今年もよろしくお願いします!お疲れさんした!!」
コンビニ男は笑顔で、これまた深々とお辞儀をし、手を振ってコンビニから出て行った。
ボケーッと私も手を振った。
そして、コンビニ男が去って行った後で、私はまた重要なことに気がついた。
私(、、、、、しまった、、またお礼言えへんかった、、、うえww ;orz)
バイト中に、コンビニ男から、貰った『ソルマック胃腸液』を飲んだ私(うあーこんな女嫌…;)。
でも、飲んだ事で心持ち気分が楽になった。
私(、、、このお礼も言わななあ;、、、私、あかんなあ;)
***************
バイト3日目。1月2日(月)
私(うし。今日こそ、ちゃんとお礼言うぞ;。)
私は二日酔いも無くなり、今日は気分が良かった。
私(よっしゃ!いつでも来い!!)
・・・が、中々コンビニ男は来なかった。
時間も、もうあと一時間位で今日のバイトが終わる。
私(、、、今日は来ないのか、、、なーーんや、、)
そろそろ、お弁当等が入ってくる時間。
私は検品の用意をし、バックヤードに置いている段ボールを台車に乗せ、外に置きに行った。
すると、外にドアの前で浮かない顔をしているコンビニ男が突っ立っていた。
私「うあ;。い、いらっしゃい。何してんの自分。入ってきーさw。」
私は笑って、店内を指差した。
男「いや、、、、うー、、、;」
うつむくコンビニ男。
私「な、何やさ、どーしたんさ;」
私は、また自分が何かしたのか; と思った。
別に、コンビニ男は泣いてはいなかったが、ひどく落ち込んでいる。
昨日の私とコンビニ男と、テンションが正反対になっていた。
私「、、、な、なんかあったん;??」
男「いや、、その、、、」
コンビニ男の返事を待っていたら、お弁当のトラックが来てしまった。私は店内に戻らないといけない。
私「(あー;弁当来た;)あー、、、、あと、、30分位待てる;?もう私(バイト)上がれるし」
私はコンビニ男にちゃんとお礼も言わなきゃいけない。
コンビニ男を店内に誘導し、待たすことにした。
男「は、、はい、、、」
弁当類の検品を終わらせ、帰り支度をして、私は雑誌棚の前で突っ立ているコンビニ男の所へ急いだ。
雑誌も立ち読みしていないコンビニ男。
ボケーーッと心ここにあらずな感じだった。
私「ご、ごめん、また待たして;」
私はコンビニ男の背中をポンと叩いた。
ゆっくり振り返るコンビニ男。
男「あ、、はい、、」
私はとりあえず、外に出た。
後からコンビニ男もついてくる。
私「どしたん。なんか今日元気ないやん;。昨日の私みたいやでw」
私は笑って自分の自転車の鍵を外しながら、コンビニ男の機嫌を伺った。
全然、笑わないコンビニ男。動こうとしない。
私「おーーーーい??」
男はなんだかムスーーッとした顔になっていた。
私(?お、怒ってる;??)
私はとりあえず行こうと、コンビニ男に帰る方向を指差して、自転車を押しながら歩き出した。隣に並んで歩き出すコンビニ男。
私「ど、どしたんて;」
男「、、、、、あんねー、、、、昨日、、、“モシ”が帰ってきたんすけどー、、、」
コンビニ男はゆっくりと喋り出した。
私「は?“モシ”??何??」
男「“模試”です。模試。」
私「(ああ、模試;)はあ。それがどしたん??」
男「いやーー、、、それが、、、予想以上に悪くて、、、、;」
私「、、、、はあ。(なんだそりゃ;)」
男「うあーーーーー;どうしよーーーーー;;あれじゃヤバいんすよーーー;」
頭を抱えるコンビニ男。
私「え、な、何;?それで落ち込んでたん;??」
コクンと頷くコンビニ男。
私「(、、、、そんなことかい;!!)何や、それ〜〜;私また自分に何かしたんか思ったやんか〜〜;」
男「な!『何やそれ』って何なんすか!!俺にとったら一大事ですよ;!!」
私「(そ、そうですか;)んあーー、、だったら、そんなん頑張るしかないんちゃうん;?」
男「いや、わかってますけどぉ!、、うあーーどうしよーー;」
顔をグシャグシャこするコンビニ男。
私「いや、どうしよて;勉強しいや;、自分、、K大(あの言わずと知れた日本一と言われている一流大学)受けるー言うてたやん」
男「、、いや、言うてましたけど、、;」
私「いや、でもすごいなぁ;K大受けるとか; K大がどれだけすごいか私にもようわからん位すごいわ(笑)」
男「、、そう、、なんすかねぇ??」
私「いや、すごいやろ;私が行ってた高校なんて、現役でS大(私立三流大学)受かったらすごい言われてた位やで;」
男「え!そうなんすか!」
私「うん。多分。まあ、私、普通の大学のレベルとかようわからんけど;(芸大のレベルなら何となくわかるが) 高校ん時とか全く勉強せんかったで;」
男「、、、、、だから、浪人、、したんじゃないんすか、、;」
私「、、、なっっ;!(何で知ってんねん;!??)、、、(いや、これは言いたくない;)と、とにかく勉強しーやっ;」
私の反応にちょっと笑ったコンビニ男。
男「えーーー、じゃあー、、、きむさん、僕を元気づけて下さいよw」
私「、、(こいつ、、;)、、、どうやって;」
男「えーーとぉ、、、、、ギュッって抱きしめて下さい!!」
ものっそ笑顔で自分の体を自分の腕で抱きしめて見せるコンビニ男。
私「、、、、アホかww」
私はスパッと切り捨てた。
男「え〜〜っ!いいじゃないっすか〜ギュって!ギューって!!」
調子に乗るコンビニ男。
私「調子乗んな;!!やらんわっ!」
コンビニ男はブーブー文句を垂れながら、顔は笑顔になっていた。
男「ウハハww」
私も、会った時はまた泣き出すんじゃないかと思っていたが、ひと安心。
そして、私はプレゼントのことを思い出した。
私「(そうや、言わな;)あ、あのさ;、、、あのプレゼント、、のことなんやけど、、、」
男「あ!はい!!気に入ってくれました??ww」
目がキラキラしているコンビニ男。
私「や、あ、あんなすごいの貰っていいの;??高かったり、、したんちゃうん;??」
あのブローチが、手作りなのかとは思ったが、買ったものだと思い、聞いてみた。
男「いや、あれ、作ったんでww 全然安物っすよw」
私「ま、まじで;!!!??やっぱ手作りやったん;!?」
男「え、『やっぱ』って、、もしかしてもう壊れました;??」
私「いや、違う違う;。その、ほら、前になんか布貰ったやん;。あれと同じ布やったし、、、;」
男「ああw そうですそうです。あれ、作ってた日やったんすよw いやーまさか会うと思わんかったなーwwあん時」
私「(ああ、ほんまになあ、、;)いや、、、あの、、、あ、ありがとう。あんなん貰ってもうて、、;」
男「ああ、はいw良かったら使って下さいww って、あれどういう時に使うかわからんけど(笑)」
私「いや、ほんま、ありがとう、、、、あ、、、、なんかお返し、、する、、わ。私。な、何がいい;??」
男「えっ!マジっすか!、、えーーじゃあ、、えーとぉ、あ!ギューって!!(笑)」
またコンビニ男は自分を抱きしめた。
私「、、、それはやらんww」
男「えーーー、、、、(ブツブツ)」
残念そうに下を向いてブツブツ一人言を言うコンビニ男。
私はその様子になんだか笑けてきた。
私(ちょっと、、、カワイイじゃないか。コイツw)
男「いや、まあ、別にお返しとかいい、、、、、っす、、、、、ッッ;!!!???」
・・・うつむいていたコンビニ男の頭を私は撫でていた。
「別にいい」と言いながらコンビニ男が顔を上げた時、バッチリ目が合ってしまった。
急激に顔が真っ赤になるコンビニ男。
私「(笑)ありがとうな。今度、なんかあげるわww。じゃ、勉強頑張りやーw ほなね」
私は撫でていた手で、そのままポンポンとコンビニ男の頭を叩き、ちょうど信号が変わったので、自転車に股がり、コンビニ男に手を振り、その場を去った。
男「〜〜〜〜っっ!!!あ、ありがとおございますす!!が、がんばりますうう!!」
後ろから聞こえる大声。
私は笑いがこみ上げてきて、振り返らずにそのまま聞こえないフリして自転車を漕いだ。
私(、、、だから、噛んでるってばよwww 笑)
次の日、コンビニ男はコンビニに来なかった。
一人、バイト中に思い出し笑いをする私。
・・・まだ、この時の私は、コンビニ男にある重要なことを、告白しなければならないということに、気づいていなかった。
…続く
21:05 コンビニ男20
2006/01/01 0:00
From:コンビニ男
件名:!!!!!元旦!!!!!
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
きむさん!!!明けましておめでとうございます!!
僕です!!!!
***************
皆さん、明けましておめでとうございます。
さあ、やっと「コンビニ男」も年が明けました。(ヤットカヨw)
前回(「コンビニ男19(2)」http://mixi.jp/view_diary.pl?id=91416612&owner_id=452520)、2005年12月24日、「コンビニ男」19話目にしてやっとのこと(?)携帯の番号を交換した私とコンビニ男。さらに私は彼からプレゼントまで頂いてしまいました。
私(、、、番号、、知ったということは、、、かかってきたり、、、するのか;??)
ワタクシ、きむはこーんなこと思っちょりました。
でも、番号を交換したはいいものの、あのクリスマス以来、実はコンビニ男から全く電話はかかってこなかったのです。
私は、プレゼントを貰ったのだから一言、お礼の電話をするべきかと、何度か自分の携帯を開いたのですが、、、
これ、体は朝青龍並に大きいが(オイw)、心はノミより小さいきむ。(オイオイww)
ビビって、よう電話しませんでしたわ。これ。(/ω\)イヤン オトメ~
私(、、ま、まあ、、コンビニにもまた来るやろし、、そ、そん時、そん時でいいやん;)
そして、いつものごとくアルバイト。
なんと私は、12月31日〜1月3日の三が日まで、毎日コンビニに入っていました。
時給が1000円になる年末年始のうちのコンビニ。帰省等で実家に帰る他の学生店員。それによって穴の空いてしまうシフト。
そして実家生のきむ。
これに入らない理由はどこにもない。(稼ゲルノヨーw)
・・・そしたら、これ、案の定来たよ。彼、「コンビニ男」は。
しかも、私がバイトに入った4日間の内、3日間も。
今回は、その3日間をすべて書きます。
皆の衆、頑張ってついてこい。
バイト1日目、12月31日(土)2005年最終日。
うちのコンビニは年末年始、死ぬ程ヒマ!!なのである。(いつもヒマだけど;)客が本当に来ないから、バイト中ず〜〜〜〜っと大掃除。(って言っても、通常の業務に一人ずつ、窓一枚拭くとかのノルマが加わるだけ。)
客が来ないから、商品も売れない、よって品出しもできない。
掃除が終わったら、レジ内で、如何にもう一人の店員と、このバイト時間内をどう過ごすか考える方に時間を費やす。(いや、ずっと喋ってるだけだがw)
この日は、もう一人の店員が同じクラスのN君。
・・なんつーか、、、正直言うと学校でも会ってるのにバイト先でまで喋るような話題もない(;)。向こうもそのようだ。
奥に引っ込んで、ずっとメールをしているN君。
私はレジ内で、勝手に有線のチャンネル変えて暇を潰していた。
レジカウンターの下にある有線チャンネル。
私はかがんでチャンネルをいじっていたから、レジ前に客が来ている事に気づいてなかった。
客「あ、あのすんませーん、、、、」
私「あっ!はっ、はい;!」
声がしたのに気づいた私。
どうやら、お客さんから私の姿がカウンターで隠れて、レジの外から見えてなかったようだ。
急に下から出てきた店員(私)に驚いたお客さん。
「う、うわ;!びっくりした;!!、、、あ?、、きむさん!」
コンビニ男だった。
私「(うお!出た;!)あ、ああ;、ご、ごめん、ありがとー…、、;」
コンビニ男は、105円のパックのジュースを出していた。
私「105円になりまーす…、、ストローは?」
男「あ、お願いします」
私「はい。ありがとー、、、」
私はレジを終え、商品を入れたレジ袋を差し出した。
財布をポケットに仕舞うコンビニ男。
私「あ、、、レシート、、、は?」
男「ああ、いいっすよw」
笑顔で応えるコンビニ男。
私はレシートを持ったまま、黙ってしまった。
私(、、、、、言わな;、お礼言わな;!)
あの微妙な沈黙。私はプレゼントのことを切り出せずにいた。
男「?、、、きむさん、年末もバイトっすかw??」
私「へっっ;??あ、ああ;。うん。そう。今日から3日まで毎日やねん。」
男「まじでっ;!正月も;?なんでそんな働くんすかっ;」
私「いや、だって、時給上がんねんで、年末年始は。入らな損やん」
男「あ、、、そっか、、、いいなあーw」
私から喋り出せずにいたら、コンビニ男が何の気なしに喋り出した。私はそのおかげで、プレゼントのことを普通に聞けるような雰囲気になった。
私「(あ、そや、今言お。)あ、あのさ、、この前のな、、」
男「?何すか??」
私「うん。この前、くれたプレゼント、、、」
私が『プレゼント』という単語を言ったその瞬間である。
テケテケテケ♪テケテケテケ♪
コンビニ男から、「スーパーマリオ」のテーマ曲(←ゲーム中に流れる音楽です)が爆音で流れてきた。
それによって私の声はかき消されてしまった。
私「へっっ??な、何っっ;??マリオ??」
男「あ、ああ、ちょ、す、すんません;」
コンビニ男の携帯の着信音だった。
携帯に出るコンビニ男。
私はそれを黙って、じっと見ていた。
男「もしもし??、、おお、、、、、え??マジで!うわ、ちょう、俺今から行くわ!!」
パチンと携帯を閉じたコンビニ男。
急に慌てだした。
男「あっっ!じゃ、じゃあ、きむさんっまた明日も来ます!!お疲れさんですっ」
私「え?え??」
私がキョトンとしてたら、コンビニ男はジュースを持って、小走りにコンビニから出て行こうとした。
男「あ!良いお年をww!!」
私「え!ちょ、待っ、、;」
コンビニ男はドア手前で手を振って礼をし、走って出て行った。
間に合わなかった私の声。
私(、、、、あ、ありがとう言えへんかった、、、;orz)
お礼が言えずに終わってしまった2005年最終日。
年末年始バイト1日目終了。
私(ま、まあ、明日、明日があるさ;…来るかわからんけど;)
そして、この何時間か後、私は驚きの年明けを迎える。
**************
バイト2日目。1月1日(日)2006年、元旦。
31日のバイトが終わり、夜、友人と飲みに行っていた私。
居酒屋で飲んでいたら、いつの間にか時間は0:00を回っていた。
私「うわ;もう、0時やんー。何この年越しー(笑)」
友人「ほんまや(笑)何やろこの店の盛り上がりのなさw」
私「アハハwおめでとーww」
私達は結構飲んで酔っぱらっていて、カウントダウンもしないまま、大して盛り上がることもなく、グダグダと年を越してしまっていた。
・・・その時である。
ピロリロリン♪ピロリロリン♪
私の携帯のメール着信音が鳴った。
私「あ、明けおめメールや〜〜w誰やろ〜〜ww(←酔っぱらってます)」
私はカバンからゴソゴソと携帯を出した。
友人にも、誰からかメールが来ているらしい。自分の携帯を見ていた。
友人「あ、○○からやーww あの子律儀やなーww あ!××からも来てるーw」
私「えーまじで〜w 私誰やろ〜〜ww」
自分の携帯を開いた私。
・・・私は、目を疑った。
なんと、あの「コンビニ男」からメールが来たのである。(冒頭のメールです)
私「、、、『あけまして、、、、僕です』〜??、、、、、、、!!!!!僕ですぅ!!!???」
どえらい大声を出してしまった私。
コンビニ男の名前が表示されている画面。
なんと、ヤツは、自分の写真を写メールで送ってきたのだ。
私「、、、くぁーーーーーーーーーwwwwww、、、、、、、」
隣の椅子に倒れ込んだ私。
お酒のせいか頭がグルグル回ってよく考えられない。
友人「なん(笑)、どした〜ww」
私「、、、、いや〜、、、よう、、わからん〜、、、ダハハw」
友人「アハハー(笑)何ーwもっと飲むでーww」
私「おーww」
酔っぱらい二人。結局、私達は飲むだけ飲んで、カラオケ行って、そのままその友人の家に泊まってしまった。
そして、朝からコンビニバイトである。
当然、二日酔いの私。(なんて正月だ;)テンションも低い。
バイト中も、ずっと「うえwwおえwww」とか言っていた。
私(、、、、客、、少なくて良かった、、、、orz)
飲んでいたせいで、私はメールのことなどすっかり忘れていた。
無論、返しているはずもなかった。
そこに来たコンビニ男。
男「あ!きむさんっっ!!明けましておめでとっす!!」
めちゃくちゃ元気だ。大きい声。
私「、、あ、ああ、おめでと、、う、、うう;」
男「も〜〜!0時にメール送ったのになんで返してくれないんすか〜〜!」
私「(声でか、い、、うぇww)あ、ああ、、、そう、、やっけ、、、;ご、ごめ、、、、おめでと、、う」
違うのだ。私が言わなきゃいけないのは『おめでとう』ではなく、『ありがとう』なのだ。
でも、気持ちが悪い。
私の頭の中には、その時『ありがとう』なんていう言葉が存在していなかった。
男「、、、、どしたんすか;きむさん?気分でも悪いんすか;??」
私「、、、、(コクン)、、、サイッコーに悪い、、、;」
男「ええ;!?何すかっ どっか具合悪いんすか;??」
私「(首をブンブン振って)キノ(昨日)、、ノミスギ、、(た)、、ッッwwww」
首を振ったことで、さらに気持ち悪くなった私。(最悪な女だな。オイ;)
男「えっ、えっ、うわ、大丈夫っすか;?、、、えーっと、、」
コンビニ男は店内をキョロキョロし、レジの目の前にある栄養ドリンクコーナーから商品を取り出し、カウンターに置いた。
『ソルマック胃腸液』だ。
私「ア、アリガトウ、、」
商品をレジに通し、またコンビニ男の前に置いた私。
すると、コンビニ男は会計が終わった商品を取らずにそのまま私に戻した。
私「?なに??」
男「いや、それ、飲んで下さい二日酔いとかに効くんっしょw あ、でも、それより『ウコンのチカラ』の方がいいんかなあ、、」
私「へ、、、、」
男はまた栄養ドリンクコーナーの方に体を向け、他の胃腸液を見比べていた。
私「え、、待って;こんなん、あかんって、、;」
男「いや、飲まんと駄目です!きむさん、まだ明日もバイトでしょ!」
私は17歳の男の子に怒られた。
私「は、はい。、、じゃあ、頂きます、、;」
男「でも、あんま無理しちゃ駄目っすよw じゃ、また明日も来ます!」
私「へ、あ、明日も?」
男「はい!じゃあ、今年もよろしくお願いします!お疲れさんした!!」
コンビニ男は笑顔で、これまた深々とお辞儀をし、手を振ってコンビニから出て行った。
ボケーッと私も手を振った。
そして、コンビニ男が去って行った後で、私はまた重要なことに気がついた。
私(、、、、、しまった、、またお礼言えへんかった、、、うえww ;orz)
バイト中に、コンビニ男から、貰った『ソルマック胃腸液』を飲んだ私(うあーこんな女嫌…;)。
でも、飲んだ事で心持ち気分が楽になった。
私(、、、このお礼も言わななあ;、、、私、あかんなあ;)
***************
バイト3日目。1月2日(月)
私(うし。今日こそ、ちゃんとお礼言うぞ;。)
私は二日酔いも無くなり、今日は気分が良かった。
私(よっしゃ!いつでも来い!!)
・・・が、中々コンビニ男は来なかった。
時間も、もうあと一時間位で今日のバイトが終わる。
私(、、、今日は来ないのか、、、なーーんや、、)
そろそろ、お弁当等が入ってくる時間。
私は検品の用意をし、バックヤードに置いている段ボールを台車に乗せ、外に置きに行った。
すると、外にドアの前で浮かない顔をしているコンビニ男が突っ立っていた。
私「うあ;。い、いらっしゃい。何してんの自分。入ってきーさw。」
私は笑って、店内を指差した。
男「いや、、、、うー、、、;」
うつむくコンビニ男。
私「な、何やさ、どーしたんさ;」
私は、また自分が何かしたのか; と思った。
別に、コンビニ男は泣いてはいなかったが、ひどく落ち込んでいる。
昨日の私とコンビニ男と、テンションが正反対になっていた。
私「、、、な、なんかあったん;??」
男「いや、、その、、、」
コンビニ男の返事を待っていたら、お弁当のトラックが来てしまった。私は店内に戻らないといけない。
私「(あー;弁当来た;)あー、、、、あと、、30分位待てる;?もう私(バイト)上がれるし」
私はコンビニ男にちゃんとお礼も言わなきゃいけない。
コンビニ男を店内に誘導し、待たすことにした。
男「は、、はい、、、」
弁当類の検品を終わらせ、帰り支度をして、私は雑誌棚の前で突っ立ているコンビニ男の所へ急いだ。
雑誌も立ち読みしていないコンビニ男。
ボケーーッと心ここにあらずな感じだった。
私「ご、ごめん、また待たして;」
私はコンビニ男の背中をポンと叩いた。
ゆっくり振り返るコンビニ男。
男「あ、、はい、、」
私はとりあえず、外に出た。
後からコンビニ男もついてくる。
私「どしたん。なんか今日元気ないやん;。昨日の私みたいやでw」
私は笑って自分の自転車の鍵を外しながら、コンビニ男の機嫌を伺った。
全然、笑わないコンビニ男。動こうとしない。
私「おーーーーい??」
男はなんだかムスーーッとした顔になっていた。
私(?お、怒ってる;??)
私はとりあえず行こうと、コンビニ男に帰る方向を指差して、自転車を押しながら歩き出した。隣に並んで歩き出すコンビニ男。
私「ど、どしたんて;」
男「、、、、、あんねー、、、、昨日、、、“モシ”が帰ってきたんすけどー、、、」
コンビニ男はゆっくりと喋り出した。
私「は?“モシ”??何??」
男「“模試”です。模試。」
私「(ああ、模試;)はあ。それがどしたん??」
男「いやーー、、、それが、、、予想以上に悪くて、、、、;」
私「、、、、はあ。(なんだそりゃ;)」
男「うあーーーーー;どうしよーーーーー;;あれじゃヤバいんすよーーー;」
頭を抱えるコンビニ男。
私「え、な、何;?それで落ち込んでたん;??」
コクンと頷くコンビニ男。
私「(、、、、そんなことかい;!!)何や、それ〜〜;私また自分に何かしたんか思ったやんか〜〜;」
男「な!『何やそれ』って何なんすか!!俺にとったら一大事ですよ;!!」
私「(そ、そうですか;)んあーー、、だったら、そんなん頑張るしかないんちゃうん;?」
男「いや、わかってますけどぉ!、、うあーーどうしよーー;」
顔をグシャグシャこするコンビニ男。
私「いや、どうしよて;勉強しいや;、自分、、K大(あの言わずと知れた日本一と言われている一流大学)受けるー言うてたやん」
男「、、いや、言うてましたけど、、;」
私「いや、でもすごいなぁ;K大受けるとか; K大がどれだけすごいか私にもようわからん位すごいわ(笑)」
男「、、そう、、なんすかねぇ??」
私「いや、すごいやろ;私が行ってた高校なんて、現役でS大(私立三流大学)受かったらすごい言われてた位やで;」
男「え!そうなんすか!」
私「うん。多分。まあ、私、普通の大学のレベルとかようわからんけど;(芸大のレベルなら何となくわかるが) 高校ん時とか全く勉強せんかったで;」
男「、、、、、だから、浪人、、したんじゃないんすか、、;」
私「、、、なっっ;!(何で知ってんねん;!??)、、、(いや、これは言いたくない;)と、とにかく勉強しーやっ;」
私の反応にちょっと笑ったコンビニ男。
男「えーーー、じゃあー、、、きむさん、僕を元気づけて下さいよw」
私「、、(こいつ、、;)、、、どうやって;」
男「えーーとぉ、、、、、ギュッって抱きしめて下さい!!」
ものっそ笑顔で自分の体を自分の腕で抱きしめて見せるコンビニ男。
私「、、、、アホかww」
私はスパッと切り捨てた。
男「え〜〜っ!いいじゃないっすか〜ギュって!ギューって!!」
調子に乗るコンビニ男。
私「調子乗んな;!!やらんわっ!」
コンビニ男はブーブー文句を垂れながら、顔は笑顔になっていた。
男「ウハハww」
私も、会った時はまた泣き出すんじゃないかと思っていたが、ひと安心。
そして、私はプレゼントのことを思い出した。
私「(そうや、言わな;)あ、あのさ;、、、あのプレゼント、、のことなんやけど、、、」
男「あ!はい!!気に入ってくれました??ww」
目がキラキラしているコンビニ男。
私「や、あ、あんなすごいの貰っていいの;??高かったり、、したんちゃうん;??」
あのブローチが、手作りなのかとは思ったが、買ったものだと思い、聞いてみた。
男「いや、あれ、作ったんでww 全然安物っすよw」
私「ま、まじで;!!!??やっぱ手作りやったん;!?」
男「え、『やっぱ』って、、もしかしてもう壊れました;??」
私「いや、違う違う;。その、ほら、前になんか布貰ったやん;。あれと同じ布やったし、、、;」
男「ああw そうですそうです。あれ、作ってた日やったんすよw いやーまさか会うと思わんかったなーwwあん時」
私「(ああ、ほんまになあ、、;)いや、、、あの、、、あ、ありがとう。あんなん貰ってもうて、、;」
男「ああ、はいw良かったら使って下さいww って、あれどういう時に使うかわからんけど(笑)」
私「いや、ほんま、ありがとう、、、、あ、、、、なんかお返し、、する、、わ。私。な、何がいい;??」
男「えっ!マジっすか!、、えーーじゃあ、、えーとぉ、あ!ギューって!!(笑)」
またコンビニ男は自分を抱きしめた。
私「、、、それはやらんww」
男「えーーー、、、、(ブツブツ)」
残念そうに下を向いてブツブツ一人言を言うコンビニ男。
私はその様子になんだか笑けてきた。
私(ちょっと、、、カワイイじゃないか。コイツw)
男「いや、まあ、別にお返しとかいい、、、、、っす、、、、、ッッ;!!!???」
・・・うつむいていたコンビニ男の頭を私は撫でていた。
「別にいい」と言いながらコンビニ男が顔を上げた時、バッチリ目が合ってしまった。
急激に顔が真っ赤になるコンビニ男。
私「(笑)ありがとうな。今度、なんかあげるわww。じゃ、勉強頑張りやーw ほなね」
私は撫でていた手で、そのままポンポンとコンビニ男の頭を叩き、ちょうど信号が変わったので、自転車に股がり、コンビニ男に手を振り、その場を去った。
男「〜〜〜〜っっ!!!あ、ありがとおございますす!!が、がんばりますうう!!」
後ろから聞こえる大声。
私は笑いがこみ上げてきて、振り返らずにそのまま聞こえないフリして自転車を漕いだ。
私(、、、だから、噛んでるってばよwww 笑)
次の日、コンビニ男はコンビニに来なかった。
一人、バイト中に思い出し笑いをする私。
・・・まだ、この時の私は、コンビニ男にある重要なことを、告白しなければならないということに、気づいていなかった。
…続く
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2006年02月21日
17:31 コンビニ男19(2)
こんばんは。吠える女、きむです。
大変、長らくお待たせしました。
「コンビニ男」です。
この「コンビニ男」、携帯じゃ「サイズが大きすぎる為、表示されません」となるらしいのですが、それは私のせいじゃありません。私に、読めないからと文句言ってこないで下さい。(知ったこっちゃないわいw)
*************
前回(「コンビニ男19(1)」→http://mixi.jp/view_diary.pl?id=77914961&owner_id=452520)、Aの彼氏宅へとお邪魔する事になってしまった私とコンビニ男。
Aの彼氏(以下、彼氏)宅はビデオ屋から歩いて3分。すぐ着いた。
Aが部屋のドアを開け、まるで自分の部屋の様にキッチンに買い物袋を置いた。中から、お酒やらお菓子やらゴソゴソ取り出すA。
Aの彼氏「まあ、適当にくつろいでて〜」
彼氏さんは部屋に着くなり、トイレに入っていった。
玄関に並んで立つ、私とコンビニ男。
彼氏さんの部屋は2LDK(←合ってるのかわかりません;。キッチン一部屋、リビング一部屋です)のようだ。
A「何してんの自分ら(笑)早よ入りーなw」
私とコンビニ男は 先どうぞ、いや、きむさん先どうぞ、な感じで玄関先でもたついていた。
私「じゃ、じゃあ、、お、お邪魔しまーす、、;」
男「お邪魔しまっすっ」
コンビニ男は礼儀正しくペコリと頭を下げ、入ってきた。
部屋に入るなり、キョロキョロするコンビニ男。
うわ〜一人暮らしいいなあ〜 とか一人言を言っていた。
私は、Aが袋から材料を取り出している横に立ち、袋を開けるのを手伝いながら、「彼氏さん、何してはる人なん?」とか、「一緒に住んでるん??」とか、Aに小声で根掘り葉掘り聞いていた。
その横でコンビニ男は、手伝おうとするにも、私とAとの会話にも入って来れずに、所在なさげにまだ突っ立っていた。
トイレから出てくる彼氏さん。
彼氏「(キッチンに三人もいるのを見て)うわっ狭っ;何してんねんな;自分。向こう座ったらええやん」
彼氏さんは、リビングの戸を開け、部屋の真ん中にあるこたつを指差し、コンビニ男に入るよう促した。
そのまま、携帯を取り出し、キッチンのテーブルにもたれながらメールを打つ彼氏さん。
男「えっあっ;じゃ、じゃあ、、失礼しまーす、、」
こたつの上には、もう鍋が置かれてていて、見た所、どうやら二人(Aと彼氏)は私達が来る前にすでに鍋を始めていたようだ。鍋の中に具材がもうほとんどない。
コンビニ男はリビングに一人入ったはいいものの、どこに座ればいいのか分からないようで、こたつの前に正座になり、彼氏さんの様子をオドオドと伺っていた。
私「(Aに向かって)あ、もう鍋やってたんや。」
A「うん。この人(彼氏指差しながら)『そういや、麺がないぞー』とか言い出してな、お酒も無くなったし、ほなもう一回買い出し行こーってなってん。…で、帰りになんかビデオ借りよか思て、あそこ(ビデオ屋)寄ったんやけどさ。 そしたらきむがいたんやん(笑)」
メールを打ちながらも、Aの話を聞いてニコニコ笑顔の彼氏さん。
その様子をじっと見る私。
目が合って、ニッコリ私の方にも微笑んだ。
彼氏「(私に向かって)だってなあ?鍋したら、、麺は入れなあかんやろ??w」
私「そ、そう…で…すねぇ;(半笑い)」
私はコンビニ男そっちのけで、お菓子の袋を開けながら、Aと彼氏さんと三人で喋っていた。
…ら、またこれ、Aちゃん。彼女はとんでもないことを言い出します。
A「(彼氏に向かって)あ!そうや!!この子やでっ!私が言ってた『きむ』って!」
急に何か思い出した様に私をバシバシ叩きながら大声を出すA。
私(え;??な、何なに;?)
Aと彼氏さんを交互に見る私。
彼氏「??言ってた『きむ』??、、、、あっ!ああ!『きむ』!??、、え!まじで;!?、、(私の顔をじーっと見ながら)うっわ、、すげぇ、、え、ちょお、俺、握手してもらおかな(笑)」
私を見ながら、めちゃめちゃ笑顔の彼氏さん。
私「(Aの方を見ながら)な、何??何なん;??」
にやけてるA。
私はいつの間にか、Aと彼氏さんに挟まれていた。
Aちゃんは、ポンッ と、私の肩に手を置いて、小声でこう言います。
A「(笑)あんな、この人(彼氏)もミクシィやってるねんww」
私「(?ミクシィ??)、、、、、、、;!!!!!」
目が点になったきむ。
思いっきり彼氏さんの顔を見た。
彼氏さん「(ものっそ笑顔で)、、大丈夫っ。周りがどれだけ『ヤツ』の味方しようが、俺はきむちゃんの味方やでっ」
彼氏さんは、ウンウンと頷きながら私の肩をポンッ と叩いた。
二人に両側から肩に手を置かれるきむ。
…そう、皆さん、もうお分かりだろうか。
『ヤツ』とは、『コンビニ男』のことである。
私(・・・・ほんま勘弁して・・;orz)
さらに、さらに。、、、なんてこったい。
Aと彼氏さんはその「コンビニ男」の内容について喋りだした。
「コンビニ男」張本人がいる目の前で。
彼氏「いや〜でも、あれは俺もツメ甘過ぎや思うわ〜 だって結局まだ携帯のメルアドも交換できてへんのやろ??きむちゃん」
A「まあ17歳やしなぁwwそらイッパイイッパイなるわ〜 もうきむから聞いてあげるなりしたらいいのにさぁ なあ??」
彼氏「ほんまやで。何なん?そんなにあの子(コンビニ男)の事、きむちゃんあかんの??」
二人に詰め寄られるきむ。
私「え;、え、うあ、あww ちょ、、、、;(何言い出すねん!!!;)」
体の血の気が引くとはまさにこのこと。
私は真っ青になった。(と、想像して下さい)
チラッと、その「コンビニ男」張本人に目をやると、まだこたつにも入らず、コートも脱がないできちんと正座していた。
自分の身の置き場に困ってるのだろうか。こちらの騒がしい様子を気にしながら壁に掛けられてるカレンダーや床に散らばってるCD等に目をやったりしている。
どうやら、今の会話が何のことか全く分かっていないようである。私は内心ビクビクしていた(;)。
私「(二人に向かって)あっ!な!なあ!ほらっ鍋しよっ鍋;!!」
私はこれ以上二人に「コンビニ男」話をさせまいと、切羽詰まったようにリビングの方を指差した。
リビングにいる「コンビニ男」を見た二人。
彼氏「あ、ああ、忘れてた(笑) なあ、自分何飲む〜??ビールでいいかー??」
彼氏さんは缶ビール二本持ってリビングにいるコンビニ男に向かって言った。
そのままリビングのこたつに入る彼氏さん。
私「あっ、、、;(さ、酒はあかんてっ;未成年やからっ)」
でも、そんなこと大きな声で私は言えない。(言ったら、、、ねえ;??)
男「えっ??い、いや、、俺、、酒は、、、;」
急に彼氏さんに喋りかけられてオドオドし出すコンビニ男。
彼氏「??まあ、そんなとこ座ってんとこたつ入れって。ビールあかんならチューハイもあるで」
鍋を触りながら、顔でキッチンの方を指す彼氏さん。そのまま気にも留めずにTVのリモコンを探していた。
男「いや、でも、、その、、俺、、;」
コンビニ男は助けを求めるようにキッチンにいる私を見た。
私「(、、うーん、、;)、、、、、、;、、あーー;、、なあ、A。なんかジュース、、とかある;??」
私はテーブルの上にいっぱい置かれたアルコール類の中を探した。
A「へっ??何??きむ飲まへんの??」
私「い、いや私じゃなくて、、、;あの人、、(小声)」
A「えっ??あの人飲めはらへんの??、、ジュースなあ、、お茶しかないけど、、;お茶でもいい〜??」
Aは冷蔵庫を開けてしばらく中を覗いた後、中から2リットルのウーロン茶を取り出し、そのウーロン茶をコンビニ男に見せた。
男「あっはっはいっ!いいっす!す、すんません、、」
Aはペットボトルとコップを持って、コンビニ男に手渡した。またキッチンに戻ってくるA。
彼氏「なんや、自分酒飲まれへんの;??」
彼氏さんはもう既にビールを開けて飲み始めていた。
男「あ、は、はい、、;」
彼氏「飲まれへんかったら、飲み会行っても楽しくないやろーw
ん、じゃあ、お疲れー」
彼氏さんはコンビニ男の目の前にあるお茶の入ったコップに、缶ビールをくっつけて、小さく乾杯をした。
男「は、はあ、、い、頂きます、、」
二人はそれから会話もなく、黙ってTVを観ていた。
A「珍しいなあー大学生でも飲めへん人とかいるんやぁ。、、はい、これきむの。お疲れーw」
Aはテーブルにコップを二つ並べて、一本チューハイを開け、半分づつ注いで、私に一つ渡した。乾杯するまでもなく、キッチンに立ったまま飲み始めるA。私も一口、二口と飲んだ。
この会話は、リビングのTVの音で向こうにまで聞こえていないようだ。全く反応しないコンビニ男と彼氏さん。
私「(小声で)う、、ん、、、;(大学生に見えるのか、、;)」
A「あの人同じ学科の人なん??」
私「いや、、、えっ、、と、、、;(どうしよう;、、い、言えない、、まさか、あの 『コンビニ男』 だとは思わんだろうなあ;、、)、、、か、彼氏さんって何歳なん??」
私はAの聞かれた事にも答えず、話を変えた。
A「あー、えっとな、27歳。」
私「(、、、、(男と)10コも違うのね、、、、orz)、、へぇー、、オ、オトナ、、ヤナァ、、(もう片言;)」
A「あの人は??きむと同じ(歳)??」
私「(しまった;そうくるか;)ん、、いや、、んー;、、どうなんやろなあ;??」
A「何なん『どうなんやろ』って(笑) 同じ学校の子と違うんかいな」
私「い、いやー、、んー、、、うーん、、、;(うっわー;ホンマ勘弁してや、、、;)」
まさか、本当のことなんか言えない。
言ってしまったらどうなるか。イジリたがりのAのことだ。
大変なことになるに決まっている。
でも、私がそれを話さずに、今、四人で飲み始めたら(飲むのは三人だけど;)、必ず二人(Aと彼氏さん)は『コンビニ男』話を「コンビニ男」本人の目の前ですることだろう。もう、それは目に見えている。
そんなことになってみなさいな。
私、「コンビニ男」君に殺されるわよ。(しかも私本人が、こんな日記を書いてることを明かすんじゃなくて、違う人の口からそのことを明かされるなんて・・・)
・・・いや、私の口から言っても、殺されるかもしれないが。
(不特定多数の人に、笑われてるんだもんね;)
私は、ここは、あの彼氏の横に座っている男の子が「コンビニ男」本人であることをAに正直に打ち明け、『コンビニ男』話をしないよう、釘を打つしかない。と、判断。
思い切って、Aに言う事にした。
私「(小声で)、、、な、なあ、、A、、」
私は大分ためらいながら、Aの背中をポンポンと叩いた。
A「んーーー??」
Aは、私の方を見ずに、返事をし、飲まないお酒を冷蔵庫に入れていた。
私「あのーーー;、、、あんな、、」
A「何よ」
私がものすごく言いづらそうにしていたら、Aはこっちに体を向けた。
私「(ものすごい小声で)、、、、今から、、言う事を、黙って聞いてくれる;??絶対、大声で驚いたりしんといてくれる;??」
A「な、何よ;なんかあったん;??」
尋常な様子ではない と感じたA。こっちを見る顔が真剣になった。
(注:私達はここから信じられない位、小声で喋ります)
私「あのー、、さぁ、、今、あそこに座ってる子(コンビニ男)、、、どう思う;??」
A「は??『どう思う』って何??、、、、、んー、、、芸大生っぽいなー、、と思うけど??」
Aの中の芸大生のイメージは、「細身なオシャレさん」らしい。(まあ、私はそれにてんで当てはまらないが。チキショーww)
私「、、、、男前、、やと思う;??」
A「ああ。うん。思う思うw。(私の)彼氏とはえらいタイプ反対やけど(笑)。ジャニーズ系よな」
Aの彼氏さんは前述したように、見た目がめちゃめちゃイカツイ。全身ダボダボな服で(B系っていうんですか??)、身長も170cm前後だろうか。164cmの私と並んで、目線があまり変わらない気がした。(注:別にB系の方が皆イカツイと言っているのではありません。私の中の単なるイメージです。)
確かに、見た目だと「コンビニ男」と正反対な感がある気もする。
私(そ、そうか、、男前か、、;)
A「で、何よ;。あの人がどしたんさ」
私「(うう;)、、、、、あの人が、、、、、あの「コンビニ男」やったら、、、どうする;??」
A「はあぁ??あの人が??(←デカイ声)何言うてんの自分(笑)」
私「(、、そうだよなぁ、普通信じないよなぁ、、;)、、、、、;」
私はどうしようもなく、黙ってうつむいてしまった。
こっちをじっと見つめるA。
A「、、、、、え、、、、、マジ、、;??」
私の顔を真剣な顔で覗き込むA。
私(、、、、コクン;)
私は、黙ったまま、頷いた。
A「え、、、、て、、え、ええ??え?マジ??マジで;??あれ?え??ええ!!??マジで!!??」
驚きながら、どんどん声が大きくなるA。
リビングのコンビニ男を指差したりしながら、慌て出した。手に持っているチューハイをこぼしそうになっている。
私「、、、、、、、、う、、ん、、、(小声)」
私は、どうしようもない顔でもう一度頷いた。
A「〜〜〜〜っっっ;!!!へっっっっ!!!ひやぁっっっ!!!嘘っっっ!!!ほんまに!!??ぅひやあああ〜〜〜☆☆!!」
私「ちょっっ;!!!あ、あか、、ん、!!」
Aは、急に叫んだかと思うと、私が止めようとする間もなく、バタバタとリビングに走って行った。
コンビニ男の隣にものすごい至近距離で座ったA。
私「(、、ち、近っっっ;!!!)Aっっ!!ちょ、、、、;」
私もAの後についてリビングの前まで来た。
二人(男とA)の真後ろであわあわする私。
A「へ〜〜〜〜そうか〜〜〜〜自分(男)が、、、wwへ〜〜〜www」
ニッターと笑いながら、コンビニ男の肩をポンポン叩くA。
目がキラキラと輝いている。獲物を狙うかのような目だ。
私(、、、、ヤ、ヤバい、、、、;言うんじゃなかった、、orz)
リビングとキッチンを仕切る戸にうなだれかかるきむ。
男「な、なんすかっ;??」
コンビニ男は急に隣に座ったAと、後ろでうなだれている私をキョロキョロと交互に見ながら、目が点。
彼「な、なんや、どないしてん;」
彼氏も急にコンビニ男の隣に座ったAにビックリしたようだ。
全員の視線がAに注がれる。
A「(彼氏に向かって、小声で。って言っても真隣にはコンビニ男がいるんだが;)『ジュ・ウ・ナ・ナ・サ・イ』☆」
Aはコンビニ男を指差しながら、彼氏に嬉しそ〜〜〜〜にそう言った。
彼「、、、は;??」
まだ意味がわかってない彼氏さん。後ろに突っ立ている私の方を不思議そうな顔で見た。
彼氏さんと目が合う私。
私は遠ーーい目で彼氏さんを見た。(あの時の私の顔を言葉でどう表現していいのかわからない; 実際にお見せしたい位だ)
もう一度、Aの顔見る彼氏さん。
彼氏にウンウン☆と頷くA。
三人をキョトンとした顔で見回すコンビニ男。
彼「、、、、、『ジュウナナサイ』、、??、、、、っっ!!、、、!!!!???」
彼氏さん、『ジュウナナサイ』で気づいた様子。
Aの顔を見ながら、コンビニ男の顔を指差した。
思いっきり頷くA。
そして彼氏さんは思いっきり期待を含んだ目でこっちを見た。
私はもう、こうなったら頷くしかない。
私「(何だよ。その無言の会話;)、、、、、;orz」
彼「、、wwへ〜〜〜〜〜〜wwほーーーーーwwそうかーーーへ〜〜〜www」
Aと同じ顔になる彼氏さん。
コンビニ男を上から下まで舐める様に見、彼氏も男の真隣に座り、今度はコンビニ男を二人で挟んだ。
二人から好奇の目を注がれるコンビニ男。
男「な、何なんすかっっ;!!?」
二人の様子に、居心地が悪くなったんだろう。少し、声が不機嫌になっていた。
・・・さあ、とてもオイシそうな獲物を見つけたAちゃん。
ここから、A(と彼氏)の華麗なる攻めが始まります。
A「うーん、あんなぁ、まあ、君には聞きたい事もたくさんあるんやけどなぁ〜〜」
彼氏「(ポンポンとコンビニ男の肩を叩きながら)うんうん、大丈夫やで。俺らは君の味方やからな」
二人はウンウンと頷きながら、コンビニ男を諭すように喋り出した。
私(、、、さっき、あんたら私の味方やぁ言うたやん、、、orz)
もう、なす術のない私。
黙って後ろから見ている事にした。
男「??、、何すか??」
彼「うん、、どっから聞こうか、、、せやなぁ、、、(考えながら)、、君は本当に高校生なのかね??」
私(喋り方変わってまんがな;)
男「え??何で知ってるんすか;??」
A「なんで、AVとか借りれるのかね??」
男「え、い、いや、それは、、、、;」
私(オイ;)
彼氏「『電車男』はそんなに感動的だったのかね??」
男「は、はい、、、;??」
私(オイッ;!)
A「『及川奈央』がそんなに良いかね??」
男「えっい、いやっ、そ、そんな、、」
私(オイオイッ;!!)
彼「そうか、、、『ネリチチ』がそんなに良いか、、」
男「ネ、ネリ;、、??」
私(オイオイオイッッ;!!!)
A「、、ってか、、、(私を指差しながら)ぶっちゃけ、どこがいいの??」
私(ゥオオオオオーーーーーーイイイィ;!!!)
バッッッとこっちを見るコンビニ男。
私は思いっきり目が合ったので、すかさず逸らしてしまった。
男「えっっっ;な、どうって、え、、あ、わ、、ちょ、、;ええ??な、何なんすかっ;??さっきからっ;」
慌てるコンビニ男。
尋常じゃないキョドリ様。
コンビニ男の答えを待つ間もなく、質問を次から次へと浴びせ続けたAと彼氏。
彼「、、ッッッ(笑)!!!!ほんまにキョドってるやん!!すげえ!!(笑)」
A「うっわ〜〜(笑)wwほんま最高〜〜!!めっちゃ嬉しい〜〜☆」
またバシバシとコンビニ男をしばきだしたA。
男「き、きむさん、な、何なんすか、、これ、、;??」
助けを求めるかのような目でこっちを見るコンビニ男。(助けてほしいのは私の方だ;)
私「、、、さ、さあ、、、、;(何が『さあ』だ;)、、、;な、なあ、(Aと彼氏に向かって)も、もうええやんっ;あっなんか、おつまみっ;いるやろ??二人とも;」
私は、逃げる様にまたキッチンに戻って袋から出したお菓子を手に取った。
リビングではまだコソコソ二人(Aと彼氏)が何かを言っているのが聞こえる。
私(、、、、、もう帰りたい、、、;orz)
私はお菓子をいくつか取ってリビングに戻り、三人と目を合わせないように、Aの横のこたつに入り込んだ。
A「(ニヤニヤしながら)えっ??きむそこでいいの??席替わるでっ??」
私「、、、、ウルサイww ここでいいっ;」
彼「(笑)いや〜〜良いクリスマスやわ。今日は(笑)。、、、あっ待って!ここに本人がいるってことは、俺らも(『コンビニ男』に)出れるんちゃうんっ!??」
私(;!!!)
A「はあっ!!ほんまやっ!!ひやひやどうしよっ☆」
男「;??何すか??出れるって;??」
彼「出れるって、、そんなん決まってるやんっ『コ・・・」
私「あ〜〜〜〜〜〜〜〜;!!!!!!」
彼氏さんが『コンビニ男』という単語を発しそうになった。
間髪入れずに私はそれを大声で遮った。
彼「、、、あ、そうかそうか;ごめんごめん;」
気づいた彼氏さん。
Aは横で笑いを必死にこらえていた。
私「(、、、もう嫌だ、、;)こ、この話は、、も、もうやめましょ;」
彼「お;、おお、そ、そうやな;、、、、あ〜〜〜ビデオでも観るかっっ;」
ビデオの袋をキッチンにまで取りに立った彼氏さん。
私「(、、、、良かった、、;)、、、ビデオ何借りたんw??」
私はこの空気を立て直すかのように明るくAに聞いた。
A「あっそうそう!『ごっつええ感じ』めっちゃ借りてん!なんか急に観たくなってなw 、、、、、!(男に向かって)あ、なあ;、、『ごっつ』って、、、、知ってる;??」
急に話題を振られたコンビニ男。
キョトンとした顔で普通に答えた。
男「はあ、、、名前は知ってますけど、、、観た事はない、、です」
Aと私「へっっっっっ;!!!???ないの;!!??」
見事にハモった私達。
男「はあ」
顔を見合わせる私とA。
A「ええ、、、;平成生まれはもう『ごっつ』を知らない世代なの、、、;??」
私(、、、、、、;orz)
六歳という年齢差に改めて驚いていたら、彼氏さんがキッチンからビール何本かとビデオの袋を持って戻ってきた。
彼「お前(A)、そんなん言うたら俺どうなんねん; 俺は危うく(コンビニ男と)干支が同じになるとこやってんぞ;」
私「はっっ、、、そ、そうか、、、;(↑十歳差)」
彼氏さんはビールとビデオの袋で手がいっぱいになりながら、それらを床にドサッと置いた。
A「なあ、きむはビデオ何借りたん〜??」
床に放り投げられたビデオの袋を漁り出すA。
どうやら私が借りた袋も混ざっていたようだ。
私「へ・・・」
私は、自分が何を借りたのかすっかり忘れていた。
A「〜〜〜っっっ!!!!うわ;!!!『電車男』やん;!!!」
袋から一本のテープを取り出すA。
私「・・・・・あ;」
私は固まってしまった。
彼「はっっ!?(爆笑)!!なんで『電車男』やねん!!自分ら観に行ったんちゃうん!!(笑)」
嬉しそう〜にコンビニ男をバシッとしばき、突っ込む彼氏さん。
男「え、ええ〜wwいやぁ、感動したっすよ〜〜ww」
何故なのか分からないが、ものすごく嬉しそうに照れながら答えるコンビニ男。
私(いや、何で知ってるんか疑問に思えよ;?)
彼「(ウンウンと頷きながら)、、いや、でもなぁ、泣いたらあかんで、『コンビニ』君」
私(『コンビニ』って言うな;!!)
彼「へ〜でも、これ(『電車男』)そんな感動なん?? じゃあ、いまからこれ観ようやw」
私「、、、はっ、、;??」
A「あ〜〜!!観たい観たい!!観よ観よ!!」
彼「おお。 自分(コンビニ男)また泣くなよ〜ww」
もう彼氏さんは私の返事を待つまでもなく、ビデオをデッキに入れ再生ボタンを押していた。
私「えっっ;今から観るの;??」
A「別にいいやんw」
もう、時間は23時を回ろうとしていた。
今から二時間弱もある映画を観てたら、日付が変わる。
私は、普通に家に帰りたかった(;)。
私「え〜;じゃあ、私もう帰るわ、、、;」
A「えー!!なんで!観て行ったらいいやん!」
私「いや、もう、それ(『電車男』)観たし、、、;別に観たら、また(ビデオ屋に)返しといてくれたらいいし、、、;」
私は時計を見ながら、時間を気にする素振りを見せた。
A「、、え〜〜〜?そう??、、じゃあ、借りといていい??」
私「うん。ええよ。ちゃんと返しといてな」
私は帰り支度を始めた。
彼「なんや、きむちゃん、もう帰るん??」
私「あ、、、は、はい、、;もう時間やし、、(しどろもどろ)、、今日はありがとうございました;。」
彼「いやいや、こちらこそありがとうww 良いクリスマスやったわ〜ww」
私「(、、、、;)じゃ、じゃあ、お邪魔しました、、」
身支度も整った私。こたつから立ち上がった。
男「あっっ;じゃ、じゃあ、僕も、、、、;」
Aと彼氏の間に座っていたコンビニ男も立ち上がろうとした。
私「へっっ;自分、まだいてたらいいやん;『電車男』観るんやろ??」
『電車男』はコンビニ男が借りようとしたビデオを私が代わりに借りたビデオだ。
私(観ようとしたから、このビデオ持ってたんじゃないのか;?)
男「い、いや、帰りますっっ;」
コンビニ男は立ち上がった。
A「なんや〜自分はもっとゆっくりしてったらええのにw」
Aはまだまだコンビニ男をイジリ足りないようだ。
彼「(なんかニヤニヤしながら)まあ、ええやんw ちゃんときむちゃん送ったげや〜〜w」
私(、、、、何だその含んだ顔は;)
Aは「あっそうかっw」という顔。
A「(これまたニヤニヤしながら)じゃ、気をつけてね〜〜〜ww」
私(、、、、、、、っ;ムカつくわ〜〜〜っっ;)
男「は、はいっ、ごちそうさまでした。失礼しますっ」
コンビニ男は礼儀正しくAと彼氏に向かって礼をした。
私「じゃ、じゃあ、、また連絡するわー、、、;」
A「はーい☆ま・た・ね〜☆」
私はAをキッと睨みつけ、彼氏さんには軽く会釈をして部屋から出た。
**********
帰り道、コンビニ男と一緒に帰ることになった私。
私「、、、、結局、、鍋、、食べへんかったなあ(笑)」
男「あっっ;そ、そうですね、、(笑)」
私(、、、、、、、)
ここから続く会話が、全くなかった。
コンビニ男の顔を見ても、何てことない表情。
無言で、ビデオ屋にとめたままの自転車を取りに行く私達。
ビデオ屋に到着。
私「あ、、、じゃ、じゃあ、、、、;」
私は自分の自転車の前に来たので、コンビニ男に別れの挨拶を告げようと、男を見た。
すると、何やら、自分のコートのポケットをパンパン叩いたり、探ったりしながら、おかしいなあ な、表情のコンビニ男。
男「あ、あれ、、あれ;??ない??」
私「、、何??どしたん?」
男「いや、、、、あの、、、もしかして、、俺、、携帯忘れたかも、、、です;」
私「え〜っ;まじでっ;?よう探してみーさ;」
男「は、はい、、、え〜〜;な、ない、、、;、、ちょ、ちょう、きむさん、(携帯)鳴らしてもらえませんか;??」
慌て出すコンビニ男。
私「ああ、うん。ええよ」
私は自分の携帯を取り出して開き、コンビニ男の名前を表示した。
と、ここまでして思い出した。
私「(、、、、、私、この子の番号知らねえぢゃん;)、、、あ、あのさ、私、、、番号知らんねんけど、、、」
そう、一話目でもらったレシートの番号とメルアドは繋がらなかったのだ。
私は、それからコンビニ男の番号もメルアドも、何も知らない。(何故知らないかどうこうはこちらで→http://mixi.jp/view_diary.pl?id=51323894&owner_id=452520)
男「えっっ??知らんって、なんで、、、;??、、、、って、、ああ!!そっか;!俺一回携帯落として替えてるんすよ!!」
私(、、、、そうですか;)
男「番号言います!080-××××-○○○○です!!」
私「えっ;ちょっ、、待って;も、もっかい;」
男「080の〜、、、、、」
言われた通りに番号をうった。画面に表示される11桁の数字。
私「、、鳴らすで??」
男「はいっ」
プルルルルルッッ プルルルルルッッ プルルルルルッッ⋯
カチャッッ
呼び出し音が5〜6回程鳴って、誰かが電話に出た。
私「へっっ;誰か出たでっ;??」
男「えっっ;??」
私「も、もしもし、、??」
A『あ、もしもし〜〜 きむ〜〜〜???』
電話の向こうから聞こえた声はAの声だった。
私「あっっ;Aっ??よ、よかった、、、; あ、もしもし?携帯忘れてってるやんな? 、、、、、ってか、あんた、人の携帯勝手に出るなよ;」
A『だって、きむの番号やったから!!(どうたらこうたら)』
電話の向こうでキャイキャイ騒ぐAの声。上手く聞き取れない。
私「え?何;?? あ〜もしもしっ??とにかく今から取りに戻るわ!」
私はそう告げて、電話を切ろうとしたら、向こうの声が急に低くなった。
彼『、、きむちゃん、、やっと番号、交換やね(笑) おめでとうっ』
私「(、、、、、、;!!!!)なっっ、、;!」
プツッッ ツーー ツーー
私が言葉を返そうとしたら、電話が勝手に切れてしまった(切られたのかはわからないが)。
私(、、、、、、、、orz)
男「ど、どうでした;??」
私「あ、(我に返る)ああ;、ある。あるって。忘れてるって;」
男「そ、そっか、、良かった〜;また無くしてたらシャレならんし⋯;(ブツブツ)」
私(、、、、番号、、交換、、しちゃったよ、、、;)
*************
私達はまたAの彼氏さん宅へ戻ることに。
玄関のピンポンを押したら、Aが出てきた。
A「はい(笑)忘れ物〜〜ww」
コンビニ男の携帯を差し出すA。
私(頼むから、もういらんこと言うなよ;!)
男「あっ、すっすみません、、;ありがとうございます;」
Aはコンビニ男に携帯を渡しながら、コンビニ男の肩をポンッと叩きこう言った。
A「コンビニ君、、、、、、『誠意』って、、、何かね、、(まっちゃん風)」
私「ハッ(笑)いや、A、、ちょっと今のはオモロいわw」
Aは『ごっつええ感じ』のネタをまた振った。
そしたらこれ、コンビニ男君、彼は天然なのかしら;??
男「えっっ;せ、『誠意』ですか、、、(コートのポケットから何か出しながら)、、、こ、これ、、じゃ駄目ですか、、;?」
コンビニ男は、板ガムを一枚、Aに渡した。
A「え〜うそぅ!!(爆笑)自分、めっちゃオモロいな〜!!最高やわ!ハハハハ!!あ〜〜お腹痛い〜〜〜(涙)」
腹を抱えて爆笑するA。
男「あ、こ、これ、彼氏さんにも、、、」
もう一枚ガムを渡すコンビニ男。
A「アハハハ!!ガム一枚の『誠意』!!いやぁ、、オモロい〜〜wwありがとう〜渡しとくわ〜〜(涙)」
コンビニ男はAの言った『誠意』をマジメに考えてガムを出した様子。
私(、、そ、そうか、、『ごっつ』を知らん世代にこれを言ってもウケへんねや、、、、;)
私達は、彼氏さん宅を後にした。
***************
またビデオ屋の前まで戻った私達。
男「え、お、俺、、なんか間違ってました、、;??」
私「(笑)いや、あれでいい。いいよ(笑)」
自転車の鍵を外し、私は自転車に股がった。
私「あ、、、じゃ、じゃあ、、、(今度こそ帰るぞ;)」
男「あ、はいっ。きょ、今日はありがとうございましたっっ」
私「い、いや、、ごめんな;こっちこそ付き合わして;。居心地悪かったやろ;??」
男「いやっそんなことなかったっすっ!ありがとうございましたっww」
私「そ、そか;。、、、、じゃ、じゃあ、、また、、、」
私は軽く手を上げて、自転車をこぎ出した。
男「あっはいっ!また!」
私達は、ビデオ屋の前で別れた。
⋯はずだった。
男「あ〜〜〜っっ!!!!きっきむさん!!ちょっ、ちょっと待って下さい!!!」
私が自転車をこぎ出して数メートルも行ってない位の所で、後ろからコンビニ男に大声で呼び止められた。
急に名前を呼ばれ、前につんのめりそうになった私。
私(な、なんだっ;今度は何やっっ;)
自転車を止めて、股がったまま振り返った。
こちらに向かって走ってくるコンビニ男。
男「あっ、あ、あのっ、こ、これっっ!!」
コンビニ男は、私の目の前に、手のひら二つ分位の正方形の赤い箱を突き出した。
私「な、なに;??」
私は意味も分からず、その箱を手に取った。
とても軽い箱だった。
男「プレゼントですw 、、遅くなってすみません!それじゃ!!」
コンビニ男は寒さで真っ赤になった鼻をこすりながら、ニコッっと笑って、頭を下げ、走って去って行った。
私「(え、え;??プレゼント;??)えっ、ちょっっ待っ、、」
私は自転車を降りて、振り向いた時には、コンビニ男はもう自転車に乗り、後ろ姿しか見えなかった。
私(え、えええ〜〜〜〜〜!??マジで;!?プレゼント!??)
一人、取り残された私。
なんだかわからないけど、箱を持ったまま、辺りをキョロキョロして、しばらく立ちすくんでいた。
私(ええ〜〜〜;そんなん、、、、貰っていいんすか、、、、;)
私は、家路に着く途中、何度も自転車を止めては、赤い箱を見、引き返すべきかと考えていた。
*************
赤い箱をずっと、小脇に抱えたまま帰宅。
私「た、ただいまー、、、、」
私はとりあえず、キッチンのテーブルの上にこの箱を置いた。
母「あんた、こんな時間までどこ行ってたんやな。 も〜ご飯どうすんの??」
私の顔を見るなり、帰るのが遅いどうこうで文句を言い出す母。
私「な、何なんー、家帰った時、誰もいいひんかったやんか〜」
私は、母といつもの文句の言い合いをしながら、箱を手に取り、四方八方から眺めたり、振ってみたりしていた。
妹「お姉ちゃん、ケーキあるで〜」
私「あ、ほんまにー(、、これ開けていいんかなあ;、、開けるぞ;??)」
母「も〜食べるんやったら、早く食べっ片付かへんやろっ」
私「あーっはーいはいっ わーかってるって⋯」
私は喋りながらも、慎重に箱を開けた。
すると、中から大きな花が出てきた。
私(な、何だ;?これ??花??)
私は、その大きな花をゆっくり手に取ってみた。造花のようだ。
裏返してみたら、裏にピンが付いている。
コサージュ・・・ブローチだろうか。
手のひらいっぱいに乗るくらいの大きさだ。
妹「お姉ちゃん、ケーキ食べへんなら私食べていい〜??」
私「あーはいはい、、(うっわ、、すっご、キレー、、、)」
私はそのブローチの花びら一枚一枚の布を見た。
キラキラ虹色に光っている。
そこで、私は「ある物」を思い出した。
私(、、、、!!この布!、、もしかしてあの時貰った布と同じヤツ!??)
私は急いで二階に上がり、自分の机の引き出しにある、あの時貰った布(「コンビニ男18」参照→http://mixi.jp/view_diary.pl?id=72373216&owner_id=452520)を取り出した。
なんと、私が貰った布の切れ端と全く同じ布が使われていたのだ。
私(、、え、、これって、、もしかして、、、、え?ええ;??、、、、、あの子、、、これ作ってたん;!???)
呆然とする私。
私(、、、、まじで、、これ、、手作りなのか、、??;う、嘘やろ、、、、;)
そのブローチの花は、手作りにしてはものすごくしっかり作られていた。
私はブローチと、切れ端を手に持ち、ただただ見比べるだけだった。
母「も〜〜!!あんた!片付けるしな〜〜!!!」
一階から聞こえる母の怒鳴り声。
私「はーい!!!今行くってば!!!」
ブローチを机の中にしまった私。
************
私「もーーーうるさいなあー 帰ってきた時何もなかったし外、出てたんやろ〜〜〜っっ」
ブツブツ母に文句を言いながら、一階のキッチンのテーブルにつく私。
私は思いっきり不機嫌そうに言ったつもりだった。
母「、、、、、、あんた、、;なんで文句言いながら顔がゆるんでるん;」
私「・・・・・・へ??」
…続く
17:31 コンビニ男19(2)
こんばんは。吠える女、きむです。
大変、長らくお待たせしました。
「コンビニ男」です。
この「コンビニ男」、携帯じゃ「サイズが大きすぎる為、表示されません」となるらしいのですが、それは私のせいじゃありません。私に、読めないからと文句言ってこないで下さい。(知ったこっちゃないわいw)
*************
前回(「コンビニ男19(1)」→http://mixi.jp/view_diary.pl?id=77914961&owner_id=452520)、Aの彼氏宅へとお邪魔する事になってしまった私とコンビニ男。
Aの彼氏(以下、彼氏)宅はビデオ屋から歩いて3分。すぐ着いた。
Aが部屋のドアを開け、まるで自分の部屋の様にキッチンに買い物袋を置いた。中から、お酒やらお菓子やらゴソゴソ取り出すA。
Aの彼氏「まあ、適当にくつろいでて〜」
彼氏さんは部屋に着くなり、トイレに入っていった。
玄関に並んで立つ、私とコンビニ男。
彼氏さんの部屋は2LDK(←合ってるのかわかりません;。キッチン一部屋、リビング一部屋です)のようだ。
A「何してんの自分ら(笑)早よ入りーなw」
私とコンビニ男は 先どうぞ、いや、きむさん先どうぞ、な感じで玄関先でもたついていた。
私「じゃ、じゃあ、、お、お邪魔しまーす、、;」
男「お邪魔しまっすっ」
コンビニ男は礼儀正しくペコリと頭を下げ、入ってきた。
部屋に入るなり、キョロキョロするコンビニ男。
うわ〜一人暮らしいいなあ〜 とか一人言を言っていた。
私は、Aが袋から材料を取り出している横に立ち、袋を開けるのを手伝いながら、「彼氏さん、何してはる人なん?」とか、「一緒に住んでるん??」とか、Aに小声で根掘り葉掘り聞いていた。
その横でコンビニ男は、手伝おうとするにも、私とAとの会話にも入って来れずに、所在なさげにまだ突っ立っていた。
トイレから出てくる彼氏さん。
彼氏「(キッチンに三人もいるのを見て)うわっ狭っ;何してんねんな;自分。向こう座ったらええやん」
彼氏さんは、リビングの戸を開け、部屋の真ん中にあるこたつを指差し、コンビニ男に入るよう促した。
そのまま、携帯を取り出し、キッチンのテーブルにもたれながらメールを打つ彼氏さん。
男「えっあっ;じゃ、じゃあ、、失礼しまーす、、」
こたつの上には、もう鍋が置かれてていて、見た所、どうやら二人(Aと彼氏)は私達が来る前にすでに鍋を始めていたようだ。鍋の中に具材がもうほとんどない。
コンビニ男はリビングに一人入ったはいいものの、どこに座ればいいのか分からないようで、こたつの前に正座になり、彼氏さんの様子をオドオドと伺っていた。
私「(Aに向かって)あ、もう鍋やってたんや。」
A「うん。この人(彼氏指差しながら)『そういや、麺がないぞー』とか言い出してな、お酒も無くなったし、ほなもう一回買い出し行こーってなってん。…で、帰りになんかビデオ借りよか思て、あそこ(ビデオ屋)寄ったんやけどさ。 そしたらきむがいたんやん(笑)」
メールを打ちながらも、Aの話を聞いてニコニコ笑顔の彼氏さん。
その様子をじっと見る私。
目が合って、ニッコリ私の方にも微笑んだ。
彼氏「(私に向かって)だってなあ?鍋したら、、麺は入れなあかんやろ??w」
私「そ、そう…で…すねぇ;(半笑い)」
私はコンビニ男そっちのけで、お菓子の袋を開けながら、Aと彼氏さんと三人で喋っていた。
…ら、またこれ、Aちゃん。彼女はとんでもないことを言い出します。
A「(彼氏に向かって)あ!そうや!!この子やでっ!私が言ってた『きむ』って!」
急に何か思い出した様に私をバシバシ叩きながら大声を出すA。
私(え;??な、何なに;?)
Aと彼氏さんを交互に見る私。
彼氏「??言ってた『きむ』??、、、、あっ!ああ!『きむ』!??、、え!まじで;!?、、(私の顔をじーっと見ながら)うっわ、、すげぇ、、え、ちょお、俺、握手してもらおかな(笑)」
私を見ながら、めちゃめちゃ笑顔の彼氏さん。
私「(Aの方を見ながら)な、何??何なん;??」
にやけてるA。
私はいつの間にか、Aと彼氏さんに挟まれていた。
Aちゃんは、ポンッ と、私の肩に手を置いて、小声でこう言います。
A「(笑)あんな、この人(彼氏)もミクシィやってるねんww」
私「(?ミクシィ??)、、、、、、、;!!!!!」
目が点になったきむ。
思いっきり彼氏さんの顔を見た。
彼氏さん「(ものっそ笑顔で)、、大丈夫っ。周りがどれだけ『ヤツ』の味方しようが、俺はきむちゃんの味方やでっ」
彼氏さんは、ウンウンと頷きながら私の肩をポンッ と叩いた。
二人に両側から肩に手を置かれるきむ。
…そう、皆さん、もうお分かりだろうか。
『ヤツ』とは、『コンビニ男』のことである。
私(・・・・ほんま勘弁して・・;orz)
さらに、さらに。、、、なんてこったい。
Aと彼氏さんはその「コンビニ男」の内容について喋りだした。
「コンビニ男」張本人がいる目の前で。
彼氏「いや〜でも、あれは俺もツメ甘過ぎや思うわ〜 だって結局まだ携帯のメルアドも交換できてへんのやろ??きむちゃん」
A「まあ17歳やしなぁwwそらイッパイイッパイなるわ〜 もうきむから聞いてあげるなりしたらいいのにさぁ なあ??」
彼氏「ほんまやで。何なん?そんなにあの子(コンビニ男)の事、きむちゃんあかんの??」
二人に詰め寄られるきむ。
私「え;、え、うあ、あww ちょ、、、、;(何言い出すねん!!!;)」
体の血の気が引くとはまさにこのこと。
私は真っ青になった。(と、想像して下さい)
チラッと、その「コンビニ男」張本人に目をやると、まだこたつにも入らず、コートも脱がないできちんと正座していた。
自分の身の置き場に困ってるのだろうか。こちらの騒がしい様子を気にしながら壁に掛けられてるカレンダーや床に散らばってるCD等に目をやったりしている。
どうやら、今の会話が何のことか全く分かっていないようである。私は内心ビクビクしていた(;)。
私「(二人に向かって)あっ!な!なあ!ほらっ鍋しよっ鍋;!!」
私はこれ以上二人に「コンビニ男」話をさせまいと、切羽詰まったようにリビングの方を指差した。
リビングにいる「コンビニ男」を見た二人。
彼氏「あ、ああ、忘れてた(笑) なあ、自分何飲む〜??ビールでいいかー??」
彼氏さんは缶ビール二本持ってリビングにいるコンビニ男に向かって言った。
そのままリビングのこたつに入る彼氏さん。
私「あっ、、、;(さ、酒はあかんてっ;未成年やからっ)」
でも、そんなこと大きな声で私は言えない。(言ったら、、、ねえ;??)
男「えっ??い、いや、、俺、、酒は、、、;」
急に彼氏さんに喋りかけられてオドオドし出すコンビニ男。
彼氏「??まあ、そんなとこ座ってんとこたつ入れって。ビールあかんならチューハイもあるで」
鍋を触りながら、顔でキッチンの方を指す彼氏さん。そのまま気にも留めずにTVのリモコンを探していた。
男「いや、でも、、その、、俺、、;」
コンビニ男は助けを求めるようにキッチンにいる私を見た。
私「(、、うーん、、;)、、、、、、;、、あーー;、、なあ、A。なんかジュース、、とかある;??」
私はテーブルの上にいっぱい置かれたアルコール類の中を探した。
A「へっ??何??きむ飲まへんの??」
私「い、いや私じゃなくて、、、;あの人、、(小声)」
A「えっ??あの人飲めはらへんの??、、ジュースなあ、、お茶しかないけど、、;お茶でもいい〜??」
Aは冷蔵庫を開けてしばらく中を覗いた後、中から2リットルのウーロン茶を取り出し、そのウーロン茶をコンビニ男に見せた。
男「あっはっはいっ!いいっす!す、すんません、、」
Aはペットボトルとコップを持って、コンビニ男に手渡した。またキッチンに戻ってくるA。
彼氏「なんや、自分酒飲まれへんの;??」
彼氏さんはもう既にビールを開けて飲み始めていた。
男「あ、は、はい、、;」
彼氏「飲まれへんかったら、飲み会行っても楽しくないやろーw
ん、じゃあ、お疲れー」
彼氏さんはコンビニ男の目の前にあるお茶の入ったコップに、缶ビールをくっつけて、小さく乾杯をした。
男「は、はあ、、い、頂きます、、」
二人はそれから会話もなく、黙ってTVを観ていた。
A「珍しいなあー大学生でも飲めへん人とかいるんやぁ。、、はい、これきむの。お疲れーw」
Aはテーブルにコップを二つ並べて、一本チューハイを開け、半分づつ注いで、私に一つ渡した。乾杯するまでもなく、キッチンに立ったまま飲み始めるA。私も一口、二口と飲んだ。
この会話は、リビングのTVの音で向こうにまで聞こえていないようだ。全く反応しないコンビニ男と彼氏さん。
私「(小声で)う、、ん、、、;(大学生に見えるのか、、;)」
A「あの人同じ学科の人なん??」
私「いや、、、えっ、、と、、、;(どうしよう;、、い、言えない、、まさか、あの 『コンビニ男』 だとは思わんだろうなあ;、、)、、、か、彼氏さんって何歳なん??」
私はAの聞かれた事にも答えず、話を変えた。
A「あー、えっとな、27歳。」
私「(、、、、(男と)10コも違うのね、、、、orz)、、へぇー、、オ、オトナ、、ヤナァ、、(もう片言;)」
A「あの人は??きむと同じ(歳)??」
私「(しまった;そうくるか;)ん、、いや、、んー;、、どうなんやろなあ;??」
A「何なん『どうなんやろ』って(笑) 同じ学校の子と違うんかいな」
私「い、いやー、、んー、、、うーん、、、;(うっわー;ホンマ勘弁してや、、、;)」
まさか、本当のことなんか言えない。
言ってしまったらどうなるか。イジリたがりのAのことだ。
大変なことになるに決まっている。
でも、私がそれを話さずに、今、四人で飲み始めたら(飲むのは三人だけど;)、必ず二人(Aと彼氏さん)は『コンビニ男』話を「コンビニ男」本人の目の前ですることだろう。もう、それは目に見えている。
そんなことになってみなさいな。
私、「コンビニ男」君に殺されるわよ。(しかも私本人が、こんな日記を書いてることを明かすんじゃなくて、違う人の口からそのことを明かされるなんて・・・)
・・・いや、私の口から言っても、殺されるかもしれないが。
(不特定多数の人に、笑われてるんだもんね;)
私は、ここは、あの彼氏の横に座っている男の子が「コンビニ男」本人であることをAに正直に打ち明け、『コンビニ男』話をしないよう、釘を打つしかない。と、判断。
思い切って、Aに言う事にした。
私「(小声で)、、、な、なあ、、A、、」
私は大分ためらいながら、Aの背中をポンポンと叩いた。
A「んーーー??」
Aは、私の方を見ずに、返事をし、飲まないお酒を冷蔵庫に入れていた。
私「あのーーー;、、、あんな、、」
A「何よ」
私がものすごく言いづらそうにしていたら、Aはこっちに体を向けた。
私「(ものすごい小声で)、、、、今から、、言う事を、黙って聞いてくれる;??絶対、大声で驚いたりしんといてくれる;??」
A「な、何よ;なんかあったん;??」
尋常な様子ではない と感じたA。こっちを見る顔が真剣になった。
(注:私達はここから信じられない位、小声で喋ります)
私「あのー、、さぁ、、今、あそこに座ってる子(コンビニ男)、、、どう思う;??」
A「は??『どう思う』って何??、、、、、んー、、、芸大生っぽいなー、、と思うけど??」
Aの中の芸大生のイメージは、「細身なオシャレさん」らしい。(まあ、私はそれにてんで当てはまらないが。チキショーww)
私「、、、、男前、、やと思う;??」
A「ああ。うん。思う思うw。(私の)彼氏とはえらいタイプ反対やけど(笑)。ジャニーズ系よな」
Aの彼氏さんは前述したように、見た目がめちゃめちゃイカツイ。全身ダボダボな服で(B系っていうんですか??)、身長も170cm前後だろうか。164cmの私と並んで、目線があまり変わらない気がした。(注:別にB系の方が皆イカツイと言っているのではありません。私の中の単なるイメージです。)
確かに、見た目だと「コンビニ男」と正反対な感がある気もする。
私(そ、そうか、、男前か、、;)
A「で、何よ;。あの人がどしたんさ」
私「(うう;)、、、、、あの人が、、、、、あの「コンビニ男」やったら、、、どうする;??」
A「はあぁ??あの人が??(←デカイ声)何言うてんの自分(笑)」
私「(、、そうだよなぁ、普通信じないよなぁ、、;)、、、、、;」
私はどうしようもなく、黙ってうつむいてしまった。
こっちをじっと見つめるA。
A「、、、、、え、、、、、マジ、、;??」
私の顔を真剣な顔で覗き込むA。
私(、、、、コクン;)
私は、黙ったまま、頷いた。
A「え、、、、て、、え、ええ??え?マジ??マジで;??あれ?え??ええ!!??マジで!!??」
驚きながら、どんどん声が大きくなるA。
リビングのコンビニ男を指差したりしながら、慌て出した。手に持っているチューハイをこぼしそうになっている。
私「、、、、、、、、う、、ん、、、(小声)」
私は、どうしようもない顔でもう一度頷いた。
A「〜〜〜〜っっっ;!!!へっっっっ!!!ひやぁっっっ!!!嘘っっっ!!!ほんまに!!??ぅひやあああ〜〜〜☆☆!!」
私「ちょっっ;!!!あ、あか、、ん、!!」
Aは、急に叫んだかと思うと、私が止めようとする間もなく、バタバタとリビングに走って行った。
コンビニ男の隣にものすごい至近距離で座ったA。
私「(、、ち、近っっっ;!!!)Aっっ!!ちょ、、、、;」
私もAの後についてリビングの前まで来た。
二人(男とA)の真後ろであわあわする私。
A「へ〜〜〜〜そうか〜〜〜〜自分(男)が、、、wwへ〜〜〜www」
ニッターと笑いながら、コンビニ男の肩をポンポン叩くA。
目がキラキラと輝いている。獲物を狙うかのような目だ。
私(、、、、ヤ、ヤバい、、、、;言うんじゃなかった、、orz)
リビングとキッチンを仕切る戸にうなだれかかるきむ。
男「な、なんすかっ;??」
コンビニ男は急に隣に座ったAと、後ろでうなだれている私をキョロキョロと交互に見ながら、目が点。
彼「な、なんや、どないしてん;」
彼氏も急にコンビニ男の隣に座ったAにビックリしたようだ。
全員の視線がAに注がれる。
A「(彼氏に向かって、小声で。って言っても真隣にはコンビニ男がいるんだが;)『ジュ・ウ・ナ・ナ・サ・イ』☆」
Aはコンビニ男を指差しながら、彼氏に嬉しそ〜〜〜〜にそう言った。
彼「、、、は;??」
まだ意味がわかってない彼氏さん。後ろに突っ立ている私の方を不思議そうな顔で見た。
彼氏さんと目が合う私。
私は遠ーーい目で彼氏さんを見た。(あの時の私の顔を言葉でどう表現していいのかわからない; 実際にお見せしたい位だ)
もう一度、Aの顔見る彼氏さん。
彼氏にウンウン☆と頷くA。
三人をキョトンとした顔で見回すコンビニ男。
彼「、、、、、『ジュウナナサイ』、、??、、、、っっ!!、、、!!!!???」
彼氏さん、『ジュウナナサイ』で気づいた様子。
Aの顔を見ながら、コンビニ男の顔を指差した。
思いっきり頷くA。
そして彼氏さんは思いっきり期待を含んだ目でこっちを見た。
私はもう、こうなったら頷くしかない。
私「(何だよ。その無言の会話;)、、、、、;orz」
彼「、、wwへ〜〜〜〜〜〜wwほーーーーーwwそうかーーーへ〜〜〜www」
Aと同じ顔になる彼氏さん。
コンビニ男を上から下まで舐める様に見、彼氏も男の真隣に座り、今度はコンビニ男を二人で挟んだ。
二人から好奇の目を注がれるコンビニ男。
男「な、何なんすかっっ;!!?」
二人の様子に、居心地が悪くなったんだろう。少し、声が不機嫌になっていた。
・・・さあ、とてもオイシそうな獲物を見つけたAちゃん。
ここから、A(と彼氏)の華麗なる攻めが始まります。
A「うーん、あんなぁ、まあ、君には聞きたい事もたくさんあるんやけどなぁ〜〜」
彼氏「(ポンポンとコンビニ男の肩を叩きながら)うんうん、大丈夫やで。俺らは君の味方やからな」
二人はウンウンと頷きながら、コンビニ男を諭すように喋り出した。
私(、、、さっき、あんたら私の味方やぁ言うたやん、、、orz)
もう、なす術のない私。
黙って後ろから見ている事にした。
男「??、、何すか??」
彼「うん、、どっから聞こうか、、、せやなぁ、、、(考えながら)、、君は本当に高校生なのかね??」
私(喋り方変わってまんがな;)
男「え??何で知ってるんすか;??」
A「なんで、AVとか借りれるのかね??」
男「え、い、いや、それは、、、、;」
私(オイ;)
彼氏「『電車男』はそんなに感動的だったのかね??」
男「は、はい、、、;??」
私(オイッ;!)
A「『及川奈央』がそんなに良いかね??」
男「えっい、いやっ、そ、そんな、、」
私(オイオイッ;!!)
彼「そうか、、、『ネリチチ』がそんなに良いか、、」
男「ネ、ネリ;、、??」
私(オイオイオイッッ;!!!)
A「、、ってか、、、(私を指差しながら)ぶっちゃけ、どこがいいの??」
私(ゥオオオオオーーーーーーイイイィ;!!!)
バッッッとこっちを見るコンビニ男。
私は思いっきり目が合ったので、すかさず逸らしてしまった。
男「えっっっ;な、どうって、え、、あ、わ、、ちょ、、;ええ??な、何なんすかっ;??さっきからっ;」
慌てるコンビニ男。
尋常じゃないキョドリ様。
コンビニ男の答えを待つ間もなく、質問を次から次へと浴びせ続けたAと彼氏。
彼「、、ッッッ(笑)!!!!ほんまにキョドってるやん!!すげえ!!(笑)」
A「うっわ〜〜(笑)wwほんま最高〜〜!!めっちゃ嬉しい〜〜☆」
またバシバシとコンビニ男をしばきだしたA。
男「き、きむさん、な、何なんすか、、これ、、;??」
助けを求めるかのような目でこっちを見るコンビニ男。(助けてほしいのは私の方だ;)
私「、、、さ、さあ、、、、;(何が『さあ』だ;)、、、;な、なあ、(Aと彼氏に向かって)も、もうええやんっ;あっなんか、おつまみっ;いるやろ??二人とも;」
私は、逃げる様にまたキッチンに戻って袋から出したお菓子を手に取った。
リビングではまだコソコソ二人(Aと彼氏)が何かを言っているのが聞こえる。
私(、、、、、もう帰りたい、、、;orz)
私はお菓子をいくつか取ってリビングに戻り、三人と目を合わせないように、Aの横のこたつに入り込んだ。
A「(ニヤニヤしながら)えっ??きむそこでいいの??席替わるでっ??」
私「、、、、ウルサイww ここでいいっ;」
彼「(笑)いや〜〜良いクリスマスやわ。今日は(笑)。、、、あっ待って!ここに本人がいるってことは、俺らも(『コンビニ男』に)出れるんちゃうんっ!??」
私(;!!!)
A「はあっ!!ほんまやっ!!ひやひやどうしよっ☆」
男「;??何すか??出れるって;??」
彼「出れるって、、そんなん決まってるやんっ『コ・・・」
私「あ〜〜〜〜〜〜〜〜;!!!!!!」
彼氏さんが『コンビニ男』という単語を発しそうになった。
間髪入れずに私はそれを大声で遮った。
彼「、、、あ、そうかそうか;ごめんごめん;」
気づいた彼氏さん。
Aは横で笑いを必死にこらえていた。
私「(、、、もう嫌だ、、;)こ、この話は、、も、もうやめましょ;」
彼「お;、おお、そ、そうやな;、、、、あ〜〜〜ビデオでも観るかっっ;」
ビデオの袋をキッチンにまで取りに立った彼氏さん。
私「(、、、、良かった、、;)、、、ビデオ何借りたんw??」
私はこの空気を立て直すかのように明るくAに聞いた。
A「あっそうそう!『ごっつええ感じ』めっちゃ借りてん!なんか急に観たくなってなw 、、、、、!(男に向かって)あ、なあ;、、『ごっつ』って、、、、知ってる;??」
急に話題を振られたコンビニ男。
キョトンとした顔で普通に答えた。
男「はあ、、、名前は知ってますけど、、、観た事はない、、です」
Aと私「へっっっっっ;!!!???ないの;!!??」
見事にハモった私達。
男「はあ」
顔を見合わせる私とA。
A「ええ、、、;平成生まれはもう『ごっつ』を知らない世代なの、、、;??」
私(、、、、、、;orz)
六歳という年齢差に改めて驚いていたら、彼氏さんがキッチンからビール何本かとビデオの袋を持って戻ってきた。
彼「お前(A)、そんなん言うたら俺どうなんねん; 俺は危うく(コンビニ男と)干支が同じになるとこやってんぞ;」
私「はっっ、、、そ、そうか、、、;(↑十歳差)」
彼氏さんはビールとビデオの袋で手がいっぱいになりながら、それらを床にドサッと置いた。
A「なあ、きむはビデオ何借りたん〜??」
床に放り投げられたビデオの袋を漁り出すA。
どうやら私が借りた袋も混ざっていたようだ。
私「へ・・・」
私は、自分が何を借りたのかすっかり忘れていた。
A「〜〜〜っっっ!!!!うわ;!!!『電車男』やん;!!!」
袋から一本のテープを取り出すA。
私「・・・・・あ;」
私は固まってしまった。
彼「はっっ!?(爆笑)!!なんで『電車男』やねん!!自分ら観に行ったんちゃうん!!(笑)」
嬉しそう〜にコンビニ男をバシッとしばき、突っ込む彼氏さん。
男「え、ええ〜wwいやぁ、感動したっすよ〜〜ww」
何故なのか分からないが、ものすごく嬉しそうに照れながら答えるコンビニ男。
私(いや、何で知ってるんか疑問に思えよ;?)
彼「(ウンウンと頷きながら)、、いや、でもなぁ、泣いたらあかんで、『コンビニ』君」
私(『コンビニ』って言うな;!!)
彼「へ〜でも、これ(『電車男』)そんな感動なん?? じゃあ、いまからこれ観ようやw」
私「、、、はっ、、;??」
A「あ〜〜!!観たい観たい!!観よ観よ!!」
彼「おお。 自分(コンビニ男)また泣くなよ〜ww」
もう彼氏さんは私の返事を待つまでもなく、ビデオをデッキに入れ再生ボタンを押していた。
私「えっっ;今から観るの;??」
A「別にいいやんw」
もう、時間は23時を回ろうとしていた。
今から二時間弱もある映画を観てたら、日付が変わる。
私は、普通に家に帰りたかった(;)。
私「え〜;じゃあ、私もう帰るわ、、、;」
A「えー!!なんで!観て行ったらいいやん!」
私「いや、もう、それ(『電車男』)観たし、、、;別に観たら、また(ビデオ屋に)返しといてくれたらいいし、、、;」
私は時計を見ながら、時間を気にする素振りを見せた。
A「、、え〜〜〜?そう??、、じゃあ、借りといていい??」
私「うん。ええよ。ちゃんと返しといてな」
私は帰り支度を始めた。
彼「なんや、きむちゃん、もう帰るん??」
私「あ、、、は、はい、、;もう時間やし、、(しどろもどろ)、、今日はありがとうございました;。」
彼「いやいや、こちらこそありがとうww 良いクリスマスやったわ〜ww」
私「(、、、、;)じゃ、じゃあ、お邪魔しました、、」
身支度も整った私。こたつから立ち上がった。
男「あっっ;じゃ、じゃあ、僕も、、、、;」
Aと彼氏の間に座っていたコンビニ男も立ち上がろうとした。
私「へっっ;自分、まだいてたらいいやん;『電車男』観るんやろ??」
『電車男』はコンビニ男が借りようとしたビデオを私が代わりに借りたビデオだ。
私(観ようとしたから、このビデオ持ってたんじゃないのか;?)
男「い、いや、帰りますっっ;」
コンビニ男は立ち上がった。
A「なんや〜自分はもっとゆっくりしてったらええのにw」
Aはまだまだコンビニ男をイジリ足りないようだ。
彼「(なんかニヤニヤしながら)まあ、ええやんw ちゃんときむちゃん送ったげや〜〜w」
私(、、、、何だその含んだ顔は;)
Aは「あっそうかっw」という顔。
A「(これまたニヤニヤしながら)じゃ、気をつけてね〜〜〜ww」
私(、、、、、、、っ;ムカつくわ〜〜〜っっ;)
男「は、はいっ、ごちそうさまでした。失礼しますっ」
コンビニ男は礼儀正しくAと彼氏に向かって礼をした。
私「じゃ、じゃあ、、また連絡するわー、、、;」
A「はーい☆ま・た・ね〜☆」
私はAをキッと睨みつけ、彼氏さんには軽く会釈をして部屋から出た。
**********
帰り道、コンビニ男と一緒に帰ることになった私。
私「、、、、結局、、鍋、、食べへんかったなあ(笑)」
男「あっっ;そ、そうですね、、(笑)」
私(、、、、、、、)
ここから続く会話が、全くなかった。
コンビニ男の顔を見ても、何てことない表情。
無言で、ビデオ屋にとめたままの自転車を取りに行く私達。
ビデオ屋に到着。
私「あ、、、じゃ、じゃあ、、、、;」
私は自分の自転車の前に来たので、コンビニ男に別れの挨拶を告げようと、男を見た。
すると、何やら、自分のコートのポケットをパンパン叩いたり、探ったりしながら、おかしいなあ な、表情のコンビニ男。
男「あ、あれ、、あれ;??ない??」
私「、、何??どしたん?」
男「いや、、、、あの、、、もしかして、、俺、、携帯忘れたかも、、、です;」
私「え〜っ;まじでっ;?よう探してみーさ;」
男「は、はい、、、え〜〜;な、ない、、、;、、ちょ、ちょう、きむさん、(携帯)鳴らしてもらえませんか;??」
慌て出すコンビニ男。
私「ああ、うん。ええよ」
私は自分の携帯を取り出して開き、コンビニ男の名前を表示した。
と、ここまでして思い出した。
私「(、、、、、私、この子の番号知らねえぢゃん;)、、、あ、あのさ、私、、、番号知らんねんけど、、、」
そう、一話目でもらったレシートの番号とメルアドは繋がらなかったのだ。
私は、それからコンビニ男の番号もメルアドも、何も知らない。(何故知らないかどうこうはこちらで→http://mixi.jp/view_diary.pl?id=51323894&owner_id=452520)
男「えっっ??知らんって、なんで、、、;??、、、、って、、ああ!!そっか;!俺一回携帯落として替えてるんすよ!!」
私(、、、、そうですか;)
男「番号言います!080-××××-○○○○です!!」
私「えっ;ちょっ、、待って;も、もっかい;」
男「080の〜、、、、、」
言われた通りに番号をうった。画面に表示される11桁の数字。
私「、、鳴らすで??」
男「はいっ」
プルルルルルッッ プルルルルルッッ プルルルルルッッ⋯
カチャッッ
呼び出し音が5〜6回程鳴って、誰かが電話に出た。
私「へっっ;誰か出たでっ;??」
男「えっっ;??」
私「も、もしもし、、??」
A『あ、もしもし〜〜 きむ〜〜〜???』
電話の向こうから聞こえた声はAの声だった。
私「あっっ;Aっ??よ、よかった、、、; あ、もしもし?携帯忘れてってるやんな? 、、、、、ってか、あんた、人の携帯勝手に出るなよ;」
A『だって、きむの番号やったから!!(どうたらこうたら)』
電話の向こうでキャイキャイ騒ぐAの声。上手く聞き取れない。
私「え?何;?? あ〜もしもしっ??とにかく今から取りに戻るわ!」
私はそう告げて、電話を切ろうとしたら、向こうの声が急に低くなった。
彼『、、きむちゃん、、やっと番号、交換やね(笑) おめでとうっ』
私「(、、、、、、;!!!!)なっっ、、;!」
プツッッ ツーー ツーー
私が言葉を返そうとしたら、電話が勝手に切れてしまった(切られたのかはわからないが)。
私(、、、、、、、、orz)
男「ど、どうでした;??」
私「あ、(我に返る)ああ;、ある。あるって。忘れてるって;」
男「そ、そっか、、良かった〜;また無くしてたらシャレならんし⋯;(ブツブツ)」
私(、、、、番号、、交換、、しちゃったよ、、、;)
*************
私達はまたAの彼氏さん宅へ戻ることに。
玄関のピンポンを押したら、Aが出てきた。
A「はい(笑)忘れ物〜〜ww」
コンビニ男の携帯を差し出すA。
私(頼むから、もういらんこと言うなよ;!)
男「あっ、すっすみません、、;ありがとうございます;」
Aはコンビニ男に携帯を渡しながら、コンビニ男の肩をポンッと叩きこう言った。
A「コンビニ君、、、、、、『誠意』って、、、何かね、、(まっちゃん風)」
私「ハッ(笑)いや、A、、ちょっと今のはオモロいわw」
Aは『ごっつええ感じ』のネタをまた振った。
そしたらこれ、コンビニ男君、彼は天然なのかしら;??
男「えっっ;せ、『誠意』ですか、、、(コートのポケットから何か出しながら)、、、こ、これ、、じゃ駄目ですか、、;?」
コンビニ男は、板ガムを一枚、Aに渡した。
A「え〜うそぅ!!(爆笑)自分、めっちゃオモロいな〜!!最高やわ!ハハハハ!!あ〜〜お腹痛い〜〜〜(涙)」
腹を抱えて爆笑するA。
男「あ、こ、これ、彼氏さんにも、、、」
もう一枚ガムを渡すコンビニ男。
A「アハハハ!!ガム一枚の『誠意』!!いやぁ、、オモロい〜〜wwありがとう〜渡しとくわ〜〜(涙)」
コンビニ男はAの言った『誠意』をマジメに考えてガムを出した様子。
私(、、そ、そうか、、『ごっつ』を知らん世代にこれを言ってもウケへんねや、、、、;)
私達は、彼氏さん宅を後にした。
***************
またビデオ屋の前まで戻った私達。
男「え、お、俺、、なんか間違ってました、、;??」
私「(笑)いや、あれでいい。いいよ(笑)」
自転車の鍵を外し、私は自転車に股がった。
私「あ、、、じゃ、じゃあ、、、(今度こそ帰るぞ;)」
男「あ、はいっ。きょ、今日はありがとうございましたっっ」
私「い、いや、、ごめんな;こっちこそ付き合わして;。居心地悪かったやろ;??」
男「いやっそんなことなかったっすっ!ありがとうございましたっww」
私「そ、そか;。、、、、じゃ、じゃあ、、また、、、」
私は軽く手を上げて、自転車をこぎ出した。
男「あっはいっ!また!」
私達は、ビデオ屋の前で別れた。
⋯はずだった。
男「あ〜〜〜っっ!!!!きっきむさん!!ちょっ、ちょっと待って下さい!!!」
私が自転車をこぎ出して数メートルも行ってない位の所で、後ろからコンビニ男に大声で呼び止められた。
急に名前を呼ばれ、前につんのめりそうになった私。
私(な、なんだっ;今度は何やっっ;)
自転車を止めて、股がったまま振り返った。
こちらに向かって走ってくるコンビニ男。
男「あっ、あ、あのっ、こ、これっっ!!」
コンビニ男は、私の目の前に、手のひら二つ分位の正方形の赤い箱を突き出した。
私「な、なに;??」
私は意味も分からず、その箱を手に取った。
とても軽い箱だった。
男「プレゼントですw 、、遅くなってすみません!それじゃ!!」
コンビニ男は寒さで真っ赤になった鼻をこすりながら、ニコッっと笑って、頭を下げ、走って去って行った。
私「(え、え;??プレゼント;??)えっ、ちょっっ待っ、、」
私は自転車を降りて、振り向いた時には、コンビニ男はもう自転車に乗り、後ろ姿しか見えなかった。
私(え、えええ〜〜〜〜〜!??マジで;!?プレゼント!??)
一人、取り残された私。
なんだかわからないけど、箱を持ったまま、辺りをキョロキョロして、しばらく立ちすくんでいた。
私(ええ〜〜〜;そんなん、、、、貰っていいんすか、、、、;)
私は、家路に着く途中、何度も自転車を止めては、赤い箱を見、引き返すべきかと考えていた。
*************
赤い箱をずっと、小脇に抱えたまま帰宅。
私「た、ただいまー、、、、」
私はとりあえず、キッチンのテーブルの上にこの箱を置いた。
母「あんた、こんな時間までどこ行ってたんやな。 も〜ご飯どうすんの??」
私の顔を見るなり、帰るのが遅いどうこうで文句を言い出す母。
私「な、何なんー、家帰った時、誰もいいひんかったやんか〜」
私は、母といつもの文句の言い合いをしながら、箱を手に取り、四方八方から眺めたり、振ってみたりしていた。
妹「お姉ちゃん、ケーキあるで〜」
私「あ、ほんまにー(、、これ開けていいんかなあ;、、開けるぞ;??)」
母「も〜食べるんやったら、早く食べっ片付かへんやろっ」
私「あーっはーいはいっ わーかってるって⋯」
私は喋りながらも、慎重に箱を開けた。
すると、中から大きな花が出てきた。
私(な、何だ;?これ??花??)
私は、その大きな花をゆっくり手に取ってみた。造花のようだ。
裏返してみたら、裏にピンが付いている。
コサージュ・・・ブローチだろうか。
手のひらいっぱいに乗るくらいの大きさだ。
妹「お姉ちゃん、ケーキ食べへんなら私食べていい〜??」
私「あーはいはい、、(うっわ、、すっご、キレー、、、)」
私はそのブローチの花びら一枚一枚の布を見た。
キラキラ虹色に光っている。
そこで、私は「ある物」を思い出した。
私(、、、、!!この布!、、もしかしてあの時貰った布と同じヤツ!??)
私は急いで二階に上がり、自分の机の引き出しにある、あの時貰った布(「コンビニ男18」参照→http://mixi.jp/view_diary.pl?id=72373216&owner_id=452520)を取り出した。
なんと、私が貰った布の切れ端と全く同じ布が使われていたのだ。
私(、、え、、これって、、もしかして、、、、え?ええ;??、、、、、あの子、、、これ作ってたん;!???)
呆然とする私。
私(、、、、まじで、、これ、、手作りなのか、、??;う、嘘やろ、、、、;)
そのブローチの花は、手作りにしてはものすごくしっかり作られていた。
私はブローチと、切れ端を手に持ち、ただただ見比べるだけだった。
母「も〜〜!!あんた!片付けるしな〜〜!!!」
一階から聞こえる母の怒鳴り声。
私「はーい!!!今行くってば!!!」
ブローチを机の中にしまった私。
************
私「もーーーうるさいなあー 帰ってきた時何もなかったし外、出てたんやろ〜〜〜っっ」
ブツブツ母に文句を言いながら、一階のキッチンのテーブルにつく私。
私は思いっきり不機嫌そうに言ったつもりだった。
母「、、、、、、あんた、、;なんで文句言いながら顔がゆるんでるん;」
私「・・・・・・へ??」
…続く
2006年01月23日
00:10 コンビニ男19(1)
はい。お待たせしました。クリスマス編。
(今回は、恐らく自己最長です。)
では、どうぞごゆるりとご鑑賞下さい。
**************
12月24日(土)クリスマス。
前回(「コンビニ男18」→http://mixi.jp/view_diary.pl?id=72373216&owner_id=452520)言っていた通り、私はコンビニにバイト入っていました。13時〜17時まで。
さすが、クリスマスですね。
うち(コンビニ)のコンドームが売れる売れるw。
私は、一緒にバイト入ってた高校生とどちらが多く売るか(レジするか)競い合ってました。
男の子も必死なんすね。ああゆう時って。
あるカップル
男の子「あっ、お、俺、ちょっと買うもんあるし、ちょ、ちょっと待っててっ;」
女の子「え〜?うん〜わかった〜」
雑誌を立ち読みしに行く女の子。
男の子はもんのすごいスピードで、コンドームを手に取り、カムフラージュのつもりなのか、ジュースとガムも持ってレジに来ます。
レジ前に寄ってくる女の子。
女の子「何買った〜〜ん??」
男の子「ん、あ、ああ、ジュ、ジュース、ジュース;」
女の子「ふーん??」
まだレジ袋に入れきれてなかったコンドームをさっと自分のポケットに隠す男の子。
店員二人「(健闘を祈るぜ←余計なお世話だ)ありがとうございました〜〜〜☆」
と、この日のバイトはこんなシーンが多々ありました。
男の子も大変ね☆
・・・って、まあ、今回はそのコンドームは全く関係ないんですが。(ないなら書くなよ)
えっと⋯、あれでしたね。「コンビニ男」でしたね。
そう。前回言ったように、バイトは17時に終わりました。
17時にコンビニ男はコンビニに来る と言っていました。ね??
⋯ワタクシ、きむは、この日、なんとその約束(?)をすっこーーーんと忘れてしまっていたのです。
17時バイト終了。
バックヤードで休憩をとる店員二人。
店員「だるかったですね〜;今日のバイト。コンドームめっちゃ売れてましたねw」
私「せやな〜〜 まあ、(クリスマス)土日やしなぁ。今年は」
店員「ああ〜、だからか〜。きむさんもこの後どっか行くんですか〜〜??ww」
私「え・・・なんもない;・・ケーキ買って学校行くわ;」
(↑コンビニ男のこと忘れてます)
店員「う、うそん・・;そ、それは、お疲れさんです;・・」
コンビニ男のことをすっかり忘れてしまっていた私は、卒業制作真っ最中で頑張っている四回生達に、ケーキとシャンパンの差し入れ(うちのコンビニの)を持って学校へ向かいました。
いや、だって、コンビニ男も17時になっても来てへんかってんてっ;。知らんがなっっ。(言い訳ですか。これは)
でも、でもね;。
私、逃げた(?)にも関わらず、会っちゃったんだよ。
コンビニ男 に。
しかも、これまた偶然に。
私は学校で、ケーキ食べながら四回生達と少し喋って、制作の邪魔になっても悪いからと、早めに、おいとましました。
彼氏のもとに行くという四回生と一緒に学校を出た私。
帰り、電車の中で。
四回生「(化粧しながら)きむ〜ケーキありがとう〜ww めっちゃ美味しかった〜」
私「あ、ほんま〜。そら良かったw もう(制作)追い込みやもんなぁww ・・・で、制作置いて、今日は今から彼氏とデートですか。お姉さんww」
四回生「ん〜まあ、、一応〜(とか言いつつ、なんだか嬉しそうw)」
私「クリスマスやしなあww ええなぁw」
四回生「きむは??こんな、うちら四回の為にケーキとか持ってきてくれたけど・・予定ないの;??」
私「うん・・ない・・・ヒーーーーーンッ(嘘泣き)」
(↑まだ忘れてる)
四回生「ああっっ よしよしっ 、、まあバイトも終わったんやし、誰か誘って飲みに行きーやっ」
私「うん・・ああ、こんなんやったらそのままバイト入っとけば良かった・・;(、、、ん??あれ?バイト??、、、)」
(↑何かがあったことに気がついた)
四回生「もーそんなんうちらに会えてんし、ええやーんww」
彼女はそう言いながら、まだ化粧真っ最中。アイラインをひいていた。
私「(バイト、、、コンビニ、、、??)、、、、あ、、ああっっ;!!!??」
電車内でいきなり大声を出した私。
そう。やっと、思い出したのだ。コンビニ男のことを。
四回生「うわっびっくりしたっ な、何??なに??;どしたん??」
しまった。どうしよう; な顔で四回生を見た私。
四回生はびっくりして手元が滑り、アイラインがよれていた。
こちらもまた、どうしよう。
私「、あ、うああ;、どうしよう;、、ご、ごめん;、びっくりさせて;、、どうしよう(服の裾でアイラインを拭いてあげながら)、、、ってか、、どうしよう、、;」
四回生「??なに??ん??あ、アイラインずれた??大丈夫やでーそんな焦らんでもw また書いたらいいしー」
私「あ?ああ、、う、うん、、、;(い、いや、それじゃないんだけど、、;)」
呆然とするきむ。
四回生は何事もなかったかの様に、また器用にアイラインをひいていた。
私が降りる駅に着いた電車。
四回生「あ、じゃあ、きむバイバーイw 今日ありがとー」
私「う、うん、、そ、卒制頑張ってなー、、、」
四回生に手を振り、ホームに降り立った私。
私は、駅のホームにある掲示板君(←地下鉄にある蝶ネクタイでハットかぶった、掲示板を持ってる人形です。私は小さい時からこの人形を勝手にそう呼んでる。)に寄りかかった。
私(、、しまった;、、、そういえばあの子(コンビニ男)、来るって言ってたんやった、、、、、;)
時計を見ると既に時間は20時を回っていた。
私は、一度、コンビニに戻るべきか とも一瞬思ってみたが、時間ももう三時間も経っている。
もしか、彼が来ていたとしても、もういるはずがない。
私(しゃ、しゃーない;。しゃーないよ;。だっていいひんかったし、、、今日は来てないわ。多分;。)
私は、勝手に納得し、自宅へ帰った。
私「ただいまー、、、」
自宅の鍵を開けて、入ったものの、家族の誰もいなくて家は真っ暗だった。
私(、、、、、、本当に一人ですがな、私、、、、 orz )
なんてクリスマスだい と思いながらも、家にも喋ってくれる相手がいない。
私は、しばらくTVをつけてボケーッっとそれを眺めていたが、どのチャンネルを替えてみても当然、ブラウン管の中はクリスマス特集ばかり。
きっと君は来〜な〜い♪一人きりのクリスマスイブ♪
サイレェ〜ンナイ♪ ホ〜リィナァイ♪
CMに合わせて歌ってみた。
私(、、、、誰もツッコンでくれねえ、、、orz アタリ前ダ)
TVで観たい番組もなかったから、私はビデオ借りて映画でも観よう と、思い立ち、久しぶりにビデオ屋(あのビデオ屋です→「コンビニ男9」http://mixi.jp/view_diary.pl?id=33514833&owner_id=452520)にチャリを走らせた。
ビデオ屋に到着。
店員「いらっしゃいませ〜」
私「っ(笑)、、、クリスマスの夜もバイトですか、お兄さんww」
店員は、以前(「コンビニ男9」)と同じ、小学校の同級生だった。
店員「、、、、そっちこそ。クリスマスの夜に一人寂しく映画鑑賞ですか、お姉さん。」
私「そ〜んな時もあ〜る〜さ〜」
喋りながら、レジ前の新作コーナーを物色する私。
店員「一人きりのクリスマスイブ〜♪」
私「うるさいww 、、、(壁のポスターを指差しながら)あ、なあ、あれ、もう入ってるん??『交渉人 真下正義』」
店員「あ〜入ってるけど、2本しか入れてないし多分借りられてるやろ」
私「(棚を見て)、、、ほんまや、ない;。新作位もっと入れーーやぁ;」
店員「(レジのPC見てニヤニヤしながら)『電車男』なら1本残ってるどーww」
私「(こ、こいつ、、;)、、そ、それは映画で観た、、;」
(注:この店員は私の日記、「コンビニ男」を読んでいます)
店員「ブハハw 、、あーそうや、今日客カップルばっかでなー、あのー、、あいつ、来てたで。彼氏と。、、名前なんやったけ??えーーーっと、、あっ、Aや。A。」
(Aとは、おなじみ、あの私の友人のAです。)
私「えっっ??マジで??私(Aと)最近会ってへんかってん。彼氏ってどんな人やった??(ワクワク)」
Aは会うたびに、彼氏が違う。(決して二股してるとかいうことではないです。彼氏がポンポン替わるんです。)
いつも、その彼氏を私に紹介してくれるのだが、あまりの短期間で彼氏がコロコロ替わるため、私も覚えきれないのだ。
店員「なんか、めちゃめちゃイカツイ感じやった。多分、まだ(店内に)おるんちゃうかー??(二階を指差しながら)」
私「(イカツイって、、じゃあまた替わったんや彼氏、、;)マジで;」
店内を見回しながらも、私はその彼氏を見てみたかったが、わざわざAを探しに行くのも面倒。
そのまま、一階の邦画コーナーをうろついていた。
私(、、、なんか観たいのないなあ;、、何借りよー、、、)
色んなビデオを取っては戻し、取っては戻ししていた私。
そこでふと、『電車男』のビデオが目に入った。
新作のくせにその『電車男』は3本しか棚に並んでいなかった。
私(このビデオ屋、、ほんまにやる気ないなあ;)
3本の『電車男』は、その内2本に今日の日付(12.24)のシールが張られていて貸し出し中だった。
残り1本はシールは貼られていなかったものの、パッケージの中身が空。(借りる時、パッケージからビデオテープを抜き取りレジに持って行きます)
今、店内にいる客の誰かが抜き取ったのだろう。私は、『電車男』の空のパッケージを棚から取り出し、ボケーッとパッケージのストーリーを眺めていた。
私(『電車男』・・・『電車男』なあ・・・;)
私は、『電車男』のパッケージを見ながら、「コンビニ男」とこの映画を観に行った時の事を、少し、思い出していた。
私「(、、、、そういえば、、、号泣してたなぁ。あの子;、、)ふっ(笑)」
隣にいた客が、?な顔でこっちを見てきたので、私は不意にこみ上げてきた思い出し笑いを咳払いしてごまかした。(ナンテ古典的ナノダw)
私は『電車男』を棚に戻し、二階の洋画コーナーに向かおうと、体を階段の方に向けた。
・・・その時だった。
カシャーーーーーーーンッッッ
「あああああああああーーーーーーーー;!!!????」
後ろで、小さく何かが落ちた音がしたと思った瞬間、もんのすごいデカイ声が聞こえた。
当然、声のした方向を一斉に見るお客さん達。
私も何かと思い、後ろを振り向いた。
床にビデオが一つ落ちている。
そのビデオは『電車男』だった。
そのまま視線を上に上げていく私。
落ちたビデオの目の前にして、立ち尽くしている一人の男。
声を張り上げた張本人だ。
・・そう。「コンビニ男」だった。
私(、、、、、、、、;!!!??)
私は、目を疑っている間もなかった。
男はズカズカこっちに向かって歩いてくる。
男がかけているメガネで、顔の表情がよく分からない。
私(へっ;な、なに??何??コンビニ男??え;??)
私がオドオドうろたえているうちに、目の前に立たれてしまった。
見下ろされるきむ。
私は目が点になっていた(ハズだ)。
コンビニ男は何とも言えない、少し、傷ついているかのような顔で、うつむいたかと思ったら、顔を上げてしばらくこっちを見ていた。
何か言おう と、口をパクパク動かすコンビニ男。
私「あ、、、あ、の、、、、;」
あまりの沈黙に耐えかねて、私も何か言おうとした。
男「、、、、、、、、、な、、なんで、、、きむさん、、ここにいるんすか、、、」
コンビニ男は私の顔から目をそらし、またうつむいて、ボソリと呟いた。
私「え、、、いや;あ、、、の、、その、、、ご、ごめん、、??な、、??(、、ん?なんで私謝っとんのや;??)」
男「、、、、なんで、、、〜〜〜〜〜〜っっ!!」
自分の顔をうつむきながらグシャグシャとこするコンビニ男。
周りのお客さん(カップル達)も何事かと私達を見ながらヒソヒソ「え〜ケンカぁ??」とか言っている。
コンビニ男の様子にビクビクしている私は、勿論周りの反応どころではなかった。
私「(うああ、、、やばい、、;)だ、だいじょ、、うぶ、、;??」
私は何と声をかけていいのかもわからず、とりあえずそう言ってみた。
コンビニ男は顔を上げ、私をキッと睨みつけた。
男「、、だ、大丈夫やないっすよっ!!、、な、なんで、ここにいるんすかっっ!!きょ、今日バイトって、、!!お、俺行くって言った、!、、言ったのに!!、、な、なんで!、、」
息を急き切ったように一気に喋り出すコンビニ男。
声が上ずっていて、半泣き状態。
私「(あ、うわわ、;泣かんといてよ;ちょ、ちょっと、待って;)あ、ちょ、ちょっと、、あの、落ち着い・・」
私は今にも泣き出しそうなコンビニ男を目の前に、オロオロしていた。
その時、レジにいる店員と目が合った。
あーあぁ;な顔の店員。
私(ど、どうしよう;た、助けて〜〜、、、、、;)
私は目で店員にSOSを送った。
店員は、アゴで、クイクイッと「周り見てみろ」な合図。
私「(??“周り”;??)・・・あ;」
周りのお客さん達に、滅茶苦茶ジロジロ見られている事に気づいた私。
苦笑いする店員。
私「(う、うわあ;)と、とりあえず、、そ、外、、出よっ、、か、、;??なっ;ほ、ほら、ビデオ持ってっ;」
床に転がったままのコンビニ男が落としたビデオ、『電車男』を指差す私。
コンビニ男は小さく頷いたものの、うつむいたままで動こうともしない。
私「(も〜〜〜;!!)これ(『電車男』)、借りるんやんなっ??持ってくで!?(何だ。私のこの言い様は;)」
私は、ビデオ『電車男』を手に取り、レジの方にさっさと向かい、自分のレンタルカードでビデオを借りた。
笑うのを必死でこらえてる店員。
店員「、、、っっ(笑)、、はい、、(笑)」
私は笑う店員を睨みつけ、お金をカウンターにピシャンと置き、まだビデオを入れてる最中のレンタル袋を奪い取った。
店員「あっww ○日までに返して下さいね〜〜(笑)」
私(っっ;やかましわっっっ;!!)
私は袋を持って、まだ階段の入り口の辺でいじけているコンビニ男の所に戻り、袋をコンビニ男に押し付けた。
私「はいっっこれ持つっっっ」
受け取ろうともしないコンビニ男。
男「、、、うーーーーー、、、、、、、」
男はうつむきながら、もう既にグシグシと泣いていた。
私「(もーーうっ!!泣ーーくーーーなーーーって;!!!)ほ、ほら、行こっ;」
・・私は動かないコンビニ男の腕を掴み、引っ張って行こうとしていた時だった。
二階から何人かの客が、降りてきた。
揺れる床。(このビデオ屋、ものすごく古い。階段の昇り降りだけですごい揺れる)
「な〜やっぱり、あれも借りようや〜〜」
「え〜〜;まだ借りんのぉ??」
ドカドカと揺れる階段。
上からカップルの声が聞こえてきた。
私(・・・・・??・・・なんか・・聞いた事ある声やぞ・・;??)
私は、ゆっくりと階段の方を振り向いた。
そこには、あまりにも慣れ親しんだ顔。
・・・A がいた。
私(;!!!ま、まじで;!!!、、、、なんつータイミング、、、、;orz)
私は、ここは、逃げた方がいい と判断。
もうコンビニ男も見ずに、腕を引っ張って自動ドアに向かって歩き出した。
・・・そしたら、また、そん時だよ。
やっちゃってくれましたよ。この人(コンビニ男)。
私が急に腕を引っ張ったことで、体勢を崩したコンビニ男。
彼、スッテーーーーーーンッと床に転んでしまいました。
私「(ええーーー、、、、んなベタな、、、、;←イヤ、オマエノセイダロw)ああっ;だ、大丈夫っ??」
思わず大声を出してしまった私。
A「・・・・??・・・っ!あーー!!きーーむーーぅ!?」
もう階段を降り切って、私達の横を通ったAとその彼氏。
コンビニ男の派手な転び方と、私のが出した声によりAに気づかれてしまった。
私(、、、、、しまったっ、、、;)
A「えー!きむや〜ん!!久しぶり〜〜!!何してんのぉ?? あっ何かビデオ借りたん??何借りたん〜〜??」
こちらの都合などお構いなしに喋りまくるA。
私「あ、ああ、ひ、久しぶりやなあ、、、;(うーーわーーマジでーーー;)」
A「(コンビニ男を見ながら)この人、大丈夫;??立てはる??」
まだ床に座ったまんまのコンビニ男。
転んだ事にビックリしていて呆然としていた。
私「だ、大丈夫大丈夫;。なっ??ほらっ立ちってっ」
コンビニ男は何も言わずに、とりあえず立った。
A「(立ったコンビニ男には気にも留めず)えーー、、ってか久しぶりやなあww 最近きむ何してんのぉ??うちら全然遊んでなかったやーんww」
私「そ、そやなぁ;、最近まで制作で忙しくて、、、(どうのこうの)、、、、あっ、あの人、か、彼氏さんっ;??」
私は自分の隣にいるこのコンビニ男が誰なのか、Aに触れられないように、もう外に出てタバコを吸っていたAの彼氏を指差して聞いた。
A「うん。そーww 最近付き合いだしてなー、今、毎日一緒にいるねんーww」
私「へ、へー、、そ、そらいいなあ;w(ああ、早く行ってくれないだろうか、、;)ま、また詳しく話聞かしてーや;ww」
私は、ここでなんとかAとの会話から切り上がろうとした。
・・・はずなんだけど。
Aはとんでもないことを言い出した。
A「うんうん。また喋ろーww、、、、あっ!ってか今から、彼氏の家で鍋するんやけどさー。きむも来ん??」
私「はっっ;??い、いや、あんた、何言うてんの;今日クリスマスやで;??そんなん、私一人で、(彼氏さんと)二人でいるとこ邪魔できるかいな;」
・・はい。さすがAちゃん。
長年の付き合いのことだけはあります。Aちゃんは私が気ィ使いな事をちゃんとわかっています。
まさか、一人で来いなんて、彼女は言いません。
彼女は私のこともちゃーんと考えて、こう言ってくれました。
A「え??なんで??(コンビニ男を指差しながら)その人と一緒に来ればいいやんww」
私「・・・・・・は・・・・??」
A「『は?』って(笑)(その人)同じ学校の人やろー??ええやん。二人で来たらww お酒もちょっと多く買いすぎてなー;余るのもなんやし、、、な??ww」
私「(『な??ww』やなくて、、;、、)い、いや、でもそんなん彼氏さんに悪いって; なっ??」
A「えー、、別にいいのにそんなん。ちょっと待ってやー」
外に出ている彼氏を呼び戻しに行ったA。
Aの彼氏は私(とコンビニ男)の目の前に立った。
私(うっわ、めっちゃイカツイ、、、;)
でもAの彼氏は風貌と違って、ニコニコと穏やかな感じの人だった。
A「(彼氏に向かって)なーいいやろー??材料もいっぱい買ったしさー、、」
私(、、、、頼む、、彼氏さん、、断ってくれ、、、!;)
彼氏「おお、そやなあww 鍋は人数多い方がいいしなあw 来ーや来ーや。まあ狭いとこで申し訳ないけど(笑)」
Aの彼氏は嫌な顔一つせず、快く承諾。
A「はーい 決定〜〜ww 行こ行こーww」
Aと彼氏は、私達を置いてビデオ屋から出て行った。
私(マ、マジでぇ;!!)
私はコンビニ男の方を恐る恐る見た。
が、コンビニ男は事態が全く飲み込めていない様子。
キョトーンとしていた。
私「あ、あんな、、あの子、、私の友達なんやけど、、な、今から、、鍋、、すんねんて;。でな、今から来ーへん?って言うてんねんけど、、、ど、どうする??」
男「、、、、はあ」
気の抜けた返事。
私「いや、『はあ』じゃなくて; 自分(コンビニ男)も来る??って言ってんねん;」
男「、、、、、、はあ。、、、、って、、、え?ええ??お、俺;??」
黙って頷く私。
私「来る?、、、嫌、、なら来なくていいよ;。(ってか来ないでくれ;)」
男「えっ??お、俺行っていいんすかっ?? 行きます行きますっ 行きたいですっっ!」
さっきの泣き顔はどこへやら。
ものすごく嬉々とした表情のコンビニ男。
私「(、、言うと思った、、、、、orz)そ、そか、、わ、わかった、、;」
A「もー自分ら何してんのー??行くでーーww」
Aが私達を呼びに、またビデオ屋に戻ってきた。
私「あ、は、はいはい。今行くー、、、、;」
・・かくして、なんとコンビニ男と鍋をすることになってしまったきむ。(しかもイジリたがりのAと共に)
はてさて、どうなっちゃうのぉぉ!??
続きはまた次回に!!
メリー続きマァス!!(←これが言いたかっただけだとww)
…続く
00:10 コンビニ男19(1)
はい。お待たせしました。クリスマス編。
(今回は、恐らく自己最長です。)
では、どうぞごゆるりとご鑑賞下さい。
**************
12月24日(土)クリスマス。
前回(「コンビニ男18」→http://mixi.jp/view_diary.pl?id=72373216&owner_id=452520)言っていた通り、私はコンビニにバイト入っていました。13時〜17時まで。
さすが、クリスマスですね。
うち(コンビニ)のコンドームが売れる売れるw。
私は、一緒にバイト入ってた高校生とどちらが多く売るか(レジするか)競い合ってました。
男の子も必死なんすね。ああゆう時って。
あるカップル
男の子「あっ、お、俺、ちょっと買うもんあるし、ちょ、ちょっと待っててっ;」
女の子「え〜?うん〜わかった〜」
雑誌を立ち読みしに行く女の子。
男の子はもんのすごいスピードで、コンドームを手に取り、カムフラージュのつもりなのか、ジュースとガムも持ってレジに来ます。
レジ前に寄ってくる女の子。
女の子「何買った〜〜ん??」
男の子「ん、あ、ああ、ジュ、ジュース、ジュース;」
女の子「ふーん??」
まだレジ袋に入れきれてなかったコンドームをさっと自分のポケットに隠す男の子。
店員二人「(健闘を祈るぜ←余計なお世話だ)ありがとうございました〜〜〜☆」
と、この日のバイトはこんなシーンが多々ありました。
男の子も大変ね☆
・・・って、まあ、今回はそのコンドームは全く関係ないんですが。(ないなら書くなよ)
えっと⋯、あれでしたね。「コンビニ男」でしたね。
そう。前回言ったように、バイトは17時に終わりました。
17時にコンビニ男はコンビニに来る と言っていました。ね??
⋯ワタクシ、きむは、この日、なんとその約束(?)をすっこーーーんと忘れてしまっていたのです。
17時バイト終了。
バックヤードで休憩をとる店員二人。
店員「だるかったですね〜;今日のバイト。コンドームめっちゃ売れてましたねw」
私「せやな〜〜 まあ、(クリスマス)土日やしなぁ。今年は」
店員「ああ〜、だからか〜。きむさんもこの後どっか行くんですか〜〜??ww」
私「え・・・なんもない;・・ケーキ買って学校行くわ;」
(↑コンビニ男のこと忘れてます)
店員「う、うそん・・;そ、それは、お疲れさんです;・・」
コンビニ男のことをすっかり忘れてしまっていた私は、卒業制作真っ最中で頑張っている四回生達に、ケーキとシャンパンの差し入れ(うちのコンビニの)を持って学校へ向かいました。
いや、だって、コンビニ男も17時になっても来てへんかってんてっ;。知らんがなっっ。(言い訳ですか。これは)
でも、でもね;。
私、逃げた(?)にも関わらず、会っちゃったんだよ。
コンビニ男 に。
しかも、これまた偶然に。
私は学校で、ケーキ食べながら四回生達と少し喋って、制作の邪魔になっても悪いからと、早めに、おいとましました。
彼氏のもとに行くという四回生と一緒に学校を出た私。
帰り、電車の中で。
四回生「(化粧しながら)きむ〜ケーキありがとう〜ww めっちゃ美味しかった〜」
私「あ、ほんま〜。そら良かったw もう(制作)追い込みやもんなぁww ・・・で、制作置いて、今日は今から彼氏とデートですか。お姉さんww」
四回生「ん〜まあ、、一応〜(とか言いつつ、なんだか嬉しそうw)」
私「クリスマスやしなあww ええなぁw」
四回生「きむは??こんな、うちら四回の為にケーキとか持ってきてくれたけど・・予定ないの;??」
私「うん・・ない・・・ヒーーーーーンッ(嘘泣き)」
(↑まだ忘れてる)
四回生「ああっっ よしよしっ 、、まあバイトも終わったんやし、誰か誘って飲みに行きーやっ」
私「うん・・ああ、こんなんやったらそのままバイト入っとけば良かった・・;(、、、ん??あれ?バイト??、、、)」
(↑何かがあったことに気がついた)
四回生「もーそんなんうちらに会えてんし、ええやーんww」
彼女はそう言いながら、まだ化粧真っ最中。アイラインをひいていた。
私「(バイト、、、コンビニ、、、??)、、、、あ、、ああっっ;!!!??」
電車内でいきなり大声を出した私。
そう。やっと、思い出したのだ。コンビニ男のことを。
四回生「うわっびっくりしたっ な、何??なに??;どしたん??」
しまった。どうしよう; な顔で四回生を見た私。
四回生はびっくりして手元が滑り、アイラインがよれていた。
こちらもまた、どうしよう。
私「、あ、うああ;、どうしよう;、、ご、ごめん;、びっくりさせて;、、どうしよう(服の裾でアイラインを拭いてあげながら)、、、ってか、、どうしよう、、;」
四回生「??なに??ん??あ、アイラインずれた??大丈夫やでーそんな焦らんでもw また書いたらいいしー」
私「あ?ああ、、う、うん、、、;(い、いや、それじゃないんだけど、、;)」
呆然とするきむ。
四回生は何事もなかったかの様に、また器用にアイラインをひいていた。
私が降りる駅に着いた電車。
四回生「あ、じゃあ、きむバイバーイw 今日ありがとー」
私「う、うん、、そ、卒制頑張ってなー、、、」
四回生に手を振り、ホームに降り立った私。
私は、駅のホームにある掲示板君(←地下鉄にある蝶ネクタイでハットかぶった、掲示板を持ってる人形です。私は小さい時からこの人形を勝手にそう呼んでる。)に寄りかかった。
私(、、しまった;、、、そういえばあの子(コンビニ男)、来るって言ってたんやった、、、、、;)
時計を見ると既に時間は20時を回っていた。
私は、一度、コンビニに戻るべきか とも一瞬思ってみたが、時間ももう三時間も経っている。
もしか、彼が来ていたとしても、もういるはずがない。
私(しゃ、しゃーない;。しゃーないよ;。だっていいひんかったし、、、今日は来てないわ。多分;。)
私は、勝手に納得し、自宅へ帰った。
私「ただいまー、、、」
自宅の鍵を開けて、入ったものの、家族の誰もいなくて家は真っ暗だった。
私(、、、、、、本当に一人ですがな、私、、、、 orz )
なんてクリスマスだい と思いながらも、家にも喋ってくれる相手がいない。
私は、しばらくTVをつけてボケーッっとそれを眺めていたが、どのチャンネルを替えてみても当然、ブラウン管の中はクリスマス特集ばかり。
きっと君は来〜な〜い♪一人きりのクリスマスイブ♪
サイレェ〜ンナイ♪ ホ〜リィナァイ♪
CMに合わせて歌ってみた。
私(、、、、誰もツッコンでくれねえ、、、orz アタリ前ダ)
TVで観たい番組もなかったから、私はビデオ借りて映画でも観よう と、思い立ち、久しぶりにビデオ屋(あのビデオ屋です→「コンビニ男9」http://mixi.jp/view_diary.pl?id=33514833&owner_id=452520)にチャリを走らせた。
ビデオ屋に到着。
店員「いらっしゃいませ〜」
私「っ(笑)、、、クリスマスの夜もバイトですか、お兄さんww」
店員は、以前(「コンビニ男9」)と同じ、小学校の同級生だった。
店員「、、、、そっちこそ。クリスマスの夜に一人寂しく映画鑑賞ですか、お姉さん。」
私「そ〜んな時もあ〜る〜さ〜」
喋りながら、レジ前の新作コーナーを物色する私。
店員「一人きりのクリスマスイブ〜♪」
私「うるさいww 、、、(壁のポスターを指差しながら)あ、なあ、あれ、もう入ってるん??『交渉人 真下正義』」
店員「あ〜入ってるけど、2本しか入れてないし多分借りられてるやろ」
私「(棚を見て)、、、ほんまや、ない;。新作位もっと入れーーやぁ;」
店員「(レジのPC見てニヤニヤしながら)『電車男』なら1本残ってるどーww」
私「(こ、こいつ、、;)、、そ、それは映画で観た、、;」
(注:この店員は私の日記、「コンビニ男」を読んでいます)
店員「ブハハw 、、あーそうや、今日客カップルばっかでなー、あのー、、あいつ、来てたで。彼氏と。、、名前なんやったけ??えーーーっと、、あっ、Aや。A。」
(Aとは、おなじみ、あの私の友人のAです。)
私「えっっ??マジで??私(Aと)最近会ってへんかってん。彼氏ってどんな人やった??(ワクワク)」
Aは会うたびに、彼氏が違う。(決して二股してるとかいうことではないです。彼氏がポンポン替わるんです。)
いつも、その彼氏を私に紹介してくれるのだが、あまりの短期間で彼氏がコロコロ替わるため、私も覚えきれないのだ。
店員「なんか、めちゃめちゃイカツイ感じやった。多分、まだ(店内に)おるんちゃうかー??(二階を指差しながら)」
私「(イカツイって、、じゃあまた替わったんや彼氏、、;)マジで;」
店内を見回しながらも、私はその彼氏を見てみたかったが、わざわざAを探しに行くのも面倒。
そのまま、一階の邦画コーナーをうろついていた。
私(、、、なんか観たいのないなあ;、、何借りよー、、、)
色んなビデオを取っては戻し、取っては戻ししていた私。
そこでふと、『電車男』のビデオが目に入った。
新作のくせにその『電車男』は3本しか棚に並んでいなかった。
私(このビデオ屋、、ほんまにやる気ないなあ;)
3本の『電車男』は、その内2本に今日の日付(12.24)のシールが張られていて貸し出し中だった。
残り1本はシールは貼られていなかったものの、パッケージの中身が空。(借りる時、パッケージからビデオテープを抜き取りレジに持って行きます)
今、店内にいる客の誰かが抜き取ったのだろう。私は、『電車男』の空のパッケージを棚から取り出し、ボケーッとパッケージのストーリーを眺めていた。
私(『電車男』・・・『電車男』なあ・・・;)
私は、『電車男』のパッケージを見ながら、「コンビニ男」とこの映画を観に行った時の事を、少し、思い出していた。
私「(、、、、そういえば、、、号泣してたなぁ。あの子;、、)ふっ(笑)」
隣にいた客が、?な顔でこっちを見てきたので、私は不意にこみ上げてきた思い出し笑いを咳払いしてごまかした。(ナンテ古典的ナノダw)
私は『電車男』を棚に戻し、二階の洋画コーナーに向かおうと、体を階段の方に向けた。
・・・その時だった。
カシャーーーーーーーンッッッ
「あああああああああーーーーーーーー;!!!????」
後ろで、小さく何かが落ちた音がしたと思った瞬間、もんのすごいデカイ声が聞こえた。
当然、声のした方向を一斉に見るお客さん達。
私も何かと思い、後ろを振り向いた。
床にビデオが一つ落ちている。
そのビデオは『電車男』だった。
そのまま視線を上に上げていく私。
落ちたビデオの目の前にして、立ち尽くしている一人の男。
声を張り上げた張本人だ。
・・そう。「コンビニ男」だった。
私(、、、、、、、、;!!!??)
私は、目を疑っている間もなかった。
男はズカズカこっちに向かって歩いてくる。
男がかけているメガネで、顔の表情がよく分からない。
私(へっ;な、なに??何??コンビニ男??え;??)
私がオドオドうろたえているうちに、目の前に立たれてしまった。
見下ろされるきむ。
私は目が点になっていた(ハズだ)。
コンビニ男は何とも言えない、少し、傷ついているかのような顔で、うつむいたかと思ったら、顔を上げてしばらくこっちを見ていた。
何か言おう と、口をパクパク動かすコンビニ男。
私「あ、、、あ、の、、、、;」
あまりの沈黙に耐えかねて、私も何か言おうとした。
男「、、、、、、、、、な、、なんで、、、きむさん、、ここにいるんすか、、、」
コンビニ男は私の顔から目をそらし、またうつむいて、ボソリと呟いた。
私「え、、、いや;あ、、、の、、その、、、ご、ごめん、、??な、、??(、、ん?なんで私謝っとんのや;??)」
男「、、、、なんで、、、〜〜〜〜〜〜っっ!!」
自分の顔をうつむきながらグシャグシャとこするコンビニ男。
周りのお客さん(カップル達)も何事かと私達を見ながらヒソヒソ「え〜ケンカぁ??」とか言っている。
コンビニ男の様子にビクビクしている私は、勿論周りの反応どころではなかった。
私「(うああ、、、やばい、、;)だ、だいじょ、、うぶ、、;??」
私は何と声をかけていいのかもわからず、とりあえずそう言ってみた。
コンビニ男は顔を上げ、私をキッと睨みつけた。
男「、、だ、大丈夫やないっすよっ!!、、な、なんで、ここにいるんすかっっ!!きょ、今日バイトって、、!!お、俺行くって言った、!、、言ったのに!!、、な、なんで!、、」
息を急き切ったように一気に喋り出すコンビニ男。
声が上ずっていて、半泣き状態。
私「(あ、うわわ、;泣かんといてよ;ちょ、ちょっと、待って;)あ、ちょ、ちょっと、、あの、落ち着い・・」
私は今にも泣き出しそうなコンビニ男を目の前に、オロオロしていた。
その時、レジにいる店員と目が合った。
あーあぁ;な顔の店員。
私(ど、どうしよう;た、助けて〜〜、、、、、;)
私は目で店員にSOSを送った。
店員は、アゴで、クイクイッと「周り見てみろ」な合図。
私「(??“周り”;??)・・・あ;」
周りのお客さん達に、滅茶苦茶ジロジロ見られている事に気づいた私。
苦笑いする店員。
私「(う、うわあ;)と、とりあえず、、そ、外、、出よっ、、か、、;??なっ;ほ、ほら、ビデオ持ってっ;」
床に転がったままのコンビニ男が落としたビデオ、『電車男』を指差す私。
コンビニ男は小さく頷いたものの、うつむいたままで動こうともしない。
私「(も〜〜〜;!!)これ(『電車男』)、借りるんやんなっ??持ってくで!?(何だ。私のこの言い様は;)」
私は、ビデオ『電車男』を手に取り、レジの方にさっさと向かい、自分のレンタルカードでビデオを借りた。
笑うのを必死でこらえてる店員。
店員「、、、っっ(笑)、、はい、、(笑)」
私は笑う店員を睨みつけ、お金をカウンターにピシャンと置き、まだビデオを入れてる最中のレンタル袋を奪い取った。
店員「あっww ○日までに返して下さいね〜〜(笑)」
私(っっ;やかましわっっっ;!!)
私は袋を持って、まだ階段の入り口の辺でいじけているコンビニ男の所に戻り、袋をコンビニ男に押し付けた。
私「はいっっこれ持つっっっ」
受け取ろうともしないコンビニ男。
男「、、、うーーーーー、、、、、、、」
男はうつむきながら、もう既にグシグシと泣いていた。
私「(もーーうっ!!泣ーーくーーーなーーーって;!!!)ほ、ほら、行こっ;」
・・私は動かないコンビニ男の腕を掴み、引っ張って行こうとしていた時だった。
二階から何人かの客が、降りてきた。
揺れる床。(このビデオ屋、ものすごく古い。階段の昇り降りだけですごい揺れる)
「な〜やっぱり、あれも借りようや〜〜」
「え〜〜;まだ借りんのぉ??」
ドカドカと揺れる階段。
上からカップルの声が聞こえてきた。
私(・・・・・??・・・なんか・・聞いた事ある声やぞ・・;??)
私は、ゆっくりと階段の方を振り向いた。
そこには、あまりにも慣れ親しんだ顔。
・・・A がいた。
私(;!!!ま、まじで;!!!、、、、なんつータイミング、、、、;orz)
私は、ここは、逃げた方がいい と判断。
もうコンビニ男も見ずに、腕を引っ張って自動ドアに向かって歩き出した。
・・・そしたら、また、そん時だよ。
やっちゃってくれましたよ。この人(コンビニ男)。
私が急に腕を引っ張ったことで、体勢を崩したコンビニ男。
彼、スッテーーーーーーンッと床に転んでしまいました。
私「(ええーーー、、、、んなベタな、、、、;←イヤ、オマエノセイダロw)ああっ;だ、大丈夫っ??」
思わず大声を出してしまった私。
A「・・・・??・・・っ!あーー!!きーーむーーぅ!?」
もう階段を降り切って、私達の横を通ったAとその彼氏。
コンビニ男の派手な転び方と、私のが出した声によりAに気づかれてしまった。
私(、、、、、しまったっ、、、;)
A「えー!きむや〜ん!!久しぶり〜〜!!何してんのぉ?? あっ何かビデオ借りたん??何借りたん〜〜??」
こちらの都合などお構いなしに喋りまくるA。
私「あ、ああ、ひ、久しぶりやなあ、、、;(うーーわーーマジでーーー;)」
A「(コンビニ男を見ながら)この人、大丈夫;??立てはる??」
まだ床に座ったまんまのコンビニ男。
転んだ事にビックリしていて呆然としていた。
私「だ、大丈夫大丈夫;。なっ??ほらっ立ちってっ」
コンビニ男は何も言わずに、とりあえず立った。
A「(立ったコンビニ男には気にも留めず)えーー、、ってか久しぶりやなあww 最近きむ何してんのぉ??うちら全然遊んでなかったやーんww」
私「そ、そやなぁ;、最近まで制作で忙しくて、、、(どうのこうの)、、、、あっ、あの人、か、彼氏さんっ;??」
私は自分の隣にいるこのコンビニ男が誰なのか、Aに触れられないように、もう外に出てタバコを吸っていたAの彼氏を指差して聞いた。
A「うん。そーww 最近付き合いだしてなー、今、毎日一緒にいるねんーww」
私「へ、へー、、そ、そらいいなあ;w(ああ、早く行ってくれないだろうか、、;)ま、また詳しく話聞かしてーや;ww」
私は、ここでなんとかAとの会話から切り上がろうとした。
・・・はずなんだけど。
Aはとんでもないことを言い出した。
A「うんうん。また喋ろーww、、、、あっ!ってか今から、彼氏の家で鍋するんやけどさー。きむも来ん??」
私「はっっ;??い、いや、あんた、何言うてんの;今日クリスマスやで;??そんなん、私一人で、(彼氏さんと)二人でいるとこ邪魔できるかいな;」
・・はい。さすがAちゃん。
長年の付き合いのことだけはあります。Aちゃんは私が気ィ使いな事をちゃんとわかっています。
まさか、一人で来いなんて、彼女は言いません。
彼女は私のこともちゃーんと考えて、こう言ってくれました。
A「え??なんで??(コンビニ男を指差しながら)その人と一緒に来ればいいやんww」
私「・・・・・・は・・・・??」
A「『は?』って(笑)(その人)同じ学校の人やろー??ええやん。二人で来たらww お酒もちょっと多く買いすぎてなー;余るのもなんやし、、、な??ww」
私「(『な??ww』やなくて、、;、、)い、いや、でもそんなん彼氏さんに悪いって; なっ??」
A「えー、、別にいいのにそんなん。ちょっと待ってやー」
外に出ている彼氏を呼び戻しに行ったA。
Aの彼氏は私(とコンビニ男)の目の前に立った。
私(うっわ、めっちゃイカツイ、、、;)
でもAの彼氏は風貌と違って、ニコニコと穏やかな感じの人だった。
A「(彼氏に向かって)なーいいやろー??材料もいっぱい買ったしさー、、」
私(、、、、頼む、、彼氏さん、、断ってくれ、、、!;)
彼氏「おお、そやなあww 鍋は人数多い方がいいしなあw 来ーや来ーや。まあ狭いとこで申し訳ないけど(笑)」
Aの彼氏は嫌な顔一つせず、快く承諾。
A「はーい 決定〜〜ww 行こ行こーww」
Aと彼氏は、私達を置いてビデオ屋から出て行った。
私(マ、マジでぇ;!!)
私はコンビニ男の方を恐る恐る見た。
が、コンビニ男は事態が全く飲み込めていない様子。
キョトーンとしていた。
私「あ、あんな、、あの子、、私の友達なんやけど、、な、今から、、鍋、、すんねんて;。でな、今から来ーへん?って言うてんねんけど、、、ど、どうする??」
男「、、、、はあ」
気の抜けた返事。
私「いや、『はあ』じゃなくて; 自分(コンビニ男)も来る??って言ってんねん;」
男「、、、、、、はあ。、、、、って、、、え?ええ??お、俺;??」
黙って頷く私。
私「来る?、、、嫌、、なら来なくていいよ;。(ってか来ないでくれ;)」
男「えっ??お、俺行っていいんすかっ?? 行きます行きますっ 行きたいですっっ!」
さっきの泣き顔はどこへやら。
ものすごく嬉々とした表情のコンビニ男。
私「(、、言うと思った、、、、、orz)そ、そか、、わ、わかった、、;」
A「もー自分ら何してんのー??行くでーーww」
Aが私達を呼びに、またビデオ屋に戻ってきた。
私「あ、は、はいはい。今行くー、、、、;」
・・かくして、なんとコンビニ男と鍋をすることになってしまったきむ。(しかもイジリたがりのAと共に)
はてさて、どうなっちゃうのぉぉ!??
続きはまた次回に!!
メリー続きマァス!!(←これが言いたかっただけだとww)
…続く
2006年01月08日
16:42 コンビニ男18
皆様、あけましておめでとうございます。
2006年となりましたが、「コンビニ男」はまだ年明けしておりません。
皆様、12月はイベントがたくさんあったことを忘れてませぬか。
12月12日はコンビニ男17歳の誕生日。(「コンビニ男17(2)」参照→http://mixi.jp/view_diary.pl?id=67674946&owner_id=452520)
さらにその一週間後、19日はワタクシ、きむ23歳の誕生日。
さらにさらーに、その週末は、言わずと知れたクリス〜マ〜ス♪
・・・でしたね。(とか、今無理くりテンション上げてみたがやはり無理があったな。)
私はなあ・・12日も自分の誕生日も制作に追われてて「コンビニ男」どころぢゃなかったんだよ!!
仕方ねーだろ!!
キリストの誕生日?んなもん知らんっちゅーねん。
私はクリスマスなんて大っっっっっっっ嫌いなんだよ!!!
なーんて。ははん。
きむ家はクリスチャンでもなく、クリスマスなんて行事でパーティする習慣が元々ないから、クリスマスなんて言われてもピンと来ないのだよ。
それが、何だい。え?
「きむ、クリスマスはどうすんの〜??」
「誰と過ごすの〜??」
「まさか、コンビニ男と!??」
やかましわい。
お前ら、その前に私の誕生日があるやんけっっ。
さあ、そのクリスマスの話をする前に、私の誕生日の話を聞いて下さい。
**************
12月19日(月)
作品講評日(21日)2日前。
私はこの日も本当はバイトがあったんだけど、勿論入れるような状況でもなく、(「制作日誌」を見てもらえればきむのいっぱいいっぱい感がわかるはず)一日、学校にいました。(朝9時〜22時頃まで)
なんかね、こう、ものをつくってる時って、普段ない緊張感 というか、高揚感 というか、なんと言えばいいのかわからないけど、ものっっすごい集中力が出るのですよ。(色んなアドレナリンが出るw)
なんか、心地いい精神状態に陥る。
ハタから見れば、染料まみれになって、氷張ってる水に手突っ込んで、布洗って、手も荒れて、何がそんなん楽しいねんと思われるかもしれんのやけど、楽しいのですよ。
しんどいけど、楽しい。
そして、卒制真っただ中の四回生に囲まれて作業してたらもう、そりゃ、テンション上がってくるんですよ。(しかも楽しい四回生達ばっかりでw)
で、そんなテンションで無心に黙々と作業していると、どんどん作品の精度も上がってきて、それで更に自分のテンションも上がる。(注:この「テンション上がる」っていうのはお酒飲んで「テンション上がる」とはまた違います。)
・・って、ああ、しまった。これは「制作日誌」じゃなく、「コンビニ男」だった;。
えーと、何が言いたいかっていうとね、だからね、そんなことをしてたらね、簡単に、今日が何の日だったかなんて忘れてしまうのですよ。
私は、自分の誕生日だというのに、一日の終わりにはそのことを全く忘れてしまってました。(冒頭であんなこと言うてたくせに;)
そのテンションを引きずったまま、もぬけのカラの状態で、帰宅。(既に時間は22時半を過ぎていた。)
ふらふらと駅から自宅へ歩いておりました。
私は歩いてる途中に、めちゃめちゃ寒かったことにやっと気づいて(集中すると外の気温なんか気にならなくなるから)、そのまま家帰りゃいいのに、無駄に駅近くのコンビニに入って暖をとってました。
ホットレモン触ったり、雑誌立ち読みしたり。(立ち読みって言ってもパラパラめくってただけ。きむはまだ放心状態です。)
雑誌をボーーッと眺めていると、視界の端っこでコンビニの外、窓の向こうで何かがバタバタ動いているのが見えた。
私はボケーっとした顔でそのまま雑誌から顔を上げてその方向を見てみたら、男の子が何か口をパクパク動かしながら、コンビニの中に向かってブンブン手を振っている。
私はしばらくそれを眺めていたけれど、何も思わず(ってか目悪いから良く見えんかったw)また雑誌に目を落とした。
その、数分後、
バァァァン!!!!
雑誌棚の真横のドアが勢いよく開いて、外の冷たい空気がコンビニの中に入ってきた。
「もぉ〜〜〜〜手ぇ振ってるのに!!なんで無視すんですか;!!」
男の子の叫ぶ声。
私(・・・うるさ・・)
私は自分の事じゃない とチラッと中に入ってきたその子を見ただけで、また視線を雑誌に戻した(早く気づけよ;)。
「、、、っっ;もうっ、、、き〜〜〜むさんっって;!!」
私の名を呼ぶ声。
私(・・・?「きむさん」??)
男の子をやっとちゃんと見た私。
私「(男の子をしばらく眺めながら)・・・・・あ・・」
男「、、、、、っっ;気づくん遅っっ;」
そう、コンビニ男 だった。
私「・・・ああ、、久しぶりー・・・」
私はもう、こんな有り得ない偶然の出会いが続きすぎて、いつ、どこで、急に「コンビニ男」が現れようとも、あまり動じなくなっていた。(疲れてるのもあったけど)
ってか、そう何度もキャアキャア言うてられるかww
( キャアキャアてwあんたwwwそんなん一度も言うたことないやんww)
そう、このコンビニ男はどこにでも現れる人なんですよ。
私がスッピン×上下スウェットでいようが、無駄にはりきり、オシャレして化粧バッチリで外出しようが、(オイ、無駄って言うなw)どんな格好してても現れる。
だったら、もう割り切るしかないじゃないか。
この日(19日)の私の格好はさすがにヤバかったんだよ。
雪山(学校)からの帰りなもんで、あまりの寒さに、学校で普段着ている作業着(ガソリンスタンドの店員みたいな真っ青なツナギ)を着たまま、その上に自分の私服(めちゃ分厚いスカート×ユニクロのスウェットパーカ)を着て、更にその上に、ファーのジャケット、更に(まだ着るんかい;)LLBeanのバカデカイジャケットを着て、帰宅。
しかも、靴も作業靴(体育館シューズw)のままだった。
(靴履き替えるのも忘れる位いっぱいっぱいだったんです;)
もう全身着ぐるみ。(中にもう一人入ってるみたいで店員にもめっちゃ見られた。)
そんな、全身着ぐるみでバカデカくなってた女が読んでた雑誌が、なんと、浜崎あゆみが表紙のギャル雑誌。
そこへやってきたコンビニ男。
男「、、、、きむさん、、、、一体、何になりたいんですか;」
そら、そう言うわ。
私「、、、、、別に私が“浜崎あゆみ”に憧れたっていいじゃないか、、、(投げやり感全開)」
男「(爆笑)ww、、、きむさん、オモロすぎっすよw」
私「、、って、もぅ〜〜…何なんよ自分〜〜;なんでそんな、どこにでも出てくるん〜〜〜…;」
私は喋りながら、まだギャル雑誌をパラパラめくっていた。
男「俺は!!きむさんのいるとこならどこへででもも!!」
私「っっ(笑)噛むなよww」
男「んがぐwww;」
私は笑いながら、雑誌を棚に戻し、コンビニ男の方に体を向き直した。
やたらと大荷物のコンビニ男。また紙袋を下げていた。
私「なんか⋯えらい荷物多いなあ;どっか行ってたん?」
男「えー…、、や、、その、、;」
困ったように自分の持ってる紙袋の中を見るコンビニ男。
・・・私は紙袋で“ある物”を思い出した。
(「コンビニ男10」参照→http://mixi.jp/view_diary.pl?id=33962183&owner_id=452520)
私「(・・紙袋・・そういえば、なんか、前にもこんなことが、、、)、、ぅあっっっっ;!!自分、、その中・・・もしかして“蕎麦”入ってん違うんっっ;!!?」
コンビニ男から一歩引く私。
男「はっっ??蕎麦??違いますよ;。蕎麦なんて入ってないですって;ほら」
コンビニ男は紙袋の中を私に見せた。
恐る恐る覗くと、その中にはハサミ、ホッチキス、糊、接着剤などの工作道具と一緒にキラキラした色んな色の綺麗な布(紙?)が入っていた。
男「(紙袋の中身を見せながら)なんすか;きむさん、もしかして“蕎麦”嫌いなんすか;??」
私「・・・嫌いも何も・・・私“蕎麦アレルギー”やねん。食べたらマジで死ぬ」
男「、、、、まじっすかっ;!!?え、、あんな美味いのに、、、;ってか俺、蕎麦屋でバイトしてんすけど;ww」
私「・・;!!だからあんた、あの時(「コンビニ男10」)あんなに蕎麦持ってたんっ;!??」
男「あの時って、、??、、、、あ、ああ!!あの時ww」
私「あの時は死ぬかと思った・・・」
男「いや、あの、色んな意味で死にそうやったんは俺の方なんすけど、、、、;(ブツブツ)、、ってそれより、、え〜〜〜〜;蕎麦ダメって〜〜〜;なんでっすか〜〜;、、俺、今度、蕎麦食べに来てもらおうとか思ってたのにぃ〜〜〜、、、」
私「あんた私を殺す気かww」
男「え〜〜〜(ブツブツ)、、、蕎麦、、」
私「いや、“蕎麦”の話はもういいから;。なんかもう“ソバ”って言葉だけで色んなトコ痒くなる;。 、、、それより、、なんか作ってるん??そんなハサミやら色々持ってるけど、、」
私はずっとコンビニ男が持っていた紙袋の中の綺麗な布(?)が気になっていた。
男「ああ、これは、、、、、(急に首をブンブン振って)いや!!きむさんには教えません;!!」
男は紙袋をサッと後ろに隠した。
私「(な、何やな;)え、あ、ああ、そう;」
私はコンビニ男が何をしているかなど、それ以上別に探る気もなかった。(ただ、その布が気になっただけ)
男「え、引くん早っっ;もっと聞いて下さいよ〜〜」
私「なんでやねん;教えへんのと違うんかいな;」
男「(なんかモジモジしながら)え〜〜まあ、、、;あっっっそうやっっきむさんっきむさんの誕生日はいつなんすかっっ??」
急にワクワクした顔で私の誕生日を聞くコンビニ男。
私「(へ?誕生日;?)ああ、私の誕生日?誕生日は12月19・・・・・って、、、、、、あ…今日…や、、、;」
きむはすーーーーっかり今日が自分の誕生日だっていうことを忘れておりました。
男「はっっっっ!??今日;!??今日、、、誕生日、、なんすか!??きむさん;!!」
びっくりしているコンビニ男。
私「(自分の誕生日忘れるて;)、、、、えーーっと、、;そう、、やった、、ハハw;」
きむ、苦笑い。
男「ハハw やないっすよ!!ほ、ほんまにっ;!!?なんでそれ先週言ってくれなかったんすかっ;!!?まじでっ;!??」
コンビニ男に詰め寄られた。
私「(えーー;何でそんな騒ぐのん;)いや、なんで言わないって…;別に自分から言うことでもないやろ;それに今忘れてたし;(苦笑)」
男「ハッッッ!!ちょっっ!!今何時っすか;!!?(キョロキョロ周りを見渡して)、、、う、うわ、もうこんな時間やんっっ!!ちょっっ、き、きむさんっっ待ってて下さいねっっ!!」
現在、23時ちょい過ぎ。
急にコンビニ男は、何かを思い出したかの様に店内を走り、レジで何か買っていた。
私(え;??な、なに??何;???)
その場に立ち尽くすきむ。
またコンビニ男が私の前に戻ってきた。
男「はいいっっこれっっ!あげます!!」
ホットココアを渡された。
私「え?ええ;??何??これ??」
男「ココアっすよ!!飲んで下さいっ!!」
私「え?ええ??い、いいの;??」
男「はいっっ!!俺も先週貰ったんでっっ どぞどぞww」
私「う、、あ、、じゃ、じゃあ、、い、頂きます、、ありがとう、、」
私は、コンビニ男からホットココアを貰った。
男「肉まんもいりますかっっ??あっ栄養ドリンクの方がいいですかっ??」
なんだかバタバタ騒ぐコンビニ男。
私「い、いやいや、いいよ;。うん。もう充分。ありがとう。もう帰って寝るだけやし;」
男「えーー…そうっすかー…、、なんや、もっと早く言うてくれたら、もっと良いもん用意できたのに、、、」
むーっとした表情で、持ってた紙袋をゴソゴソ探っているコンビニ男。
私「いやいや、これで充分やって。ほんま、ありがとう。」
男「、、、じゃーあー、、これ、、あげます、、」
コンビニ男は探っていた紙袋の中から一枚、布切れを出した。
私がさっきから気になっていた布だった。
布を手渡されるきむ。
布は薄ーいピンクの光沢感のある布で、光に当てるとキラキラ虹色にも見える。
光に透かすと、とても綺麗だ。
私「うわ。キレーーー……むっちゃ光ってる…」
私は布を持ち上げ、下からコンビニの蛍光灯の光を覗いた。
男「でしょでしょww!キレイっしょ!」
私「あ、でもこんなん貰ったりしていいん;?何か使うのと違うん;??」
男「いや、その布んとこはもう終わったんで⋯(どうのこうの)」
男はまた紙袋をガサガサ探りながらブツブツ一人言を言っていた。
か、と思ったら、急に顔を上げて、
男「あっっっっ!!そ、そうやっっ;き、きむさんっっ、こ、今週末はバイト入ったはります!??」
今週末は 24日=クリスマス・イブ だ。
私「(うお、何よ、急に;)今週末?入ってるで。普通に」
男「は、入ってるんですか;!??え;、クリスマスですよっ;??今週っ;」
私「(…クリスマスだから何だというのだ)入ってたらあかんのかい; 私にはそんなもん関係あらへん」
男「、、、、きむさん、、、すごいっすね、、、、;」
びっくりしているコンビニ男。(いや、びっくり というか、呆れてる顔にも見えた)
私「うるさいわっっ!、、なんじゃいっっ皆、揃いも揃って『クリスマス♪クリスマス♪』言いやがってっっ!!私にはそんなもん関係ないわっっ!!んがっっ!!」
吠える女、きむ。
男「な、お、落ち着いて下さいよ;。何なんすか;なんかクリスマスに嫌な思い出でもあるんすか;??」
オドオドし出すコンビニ男。
私「なーーいーーわ!思い出らしい思い出もないっちゅーねんっ」
男「、、、ああ、だから かww」
私「ああっ!??(何故だかもうケンカ腰)」
男「あっ;いやっ何でもないっすっっ;、、、、じゃ、じゃあ、バイトは終わるん、、17時っす、、よね;??」
私「、、そうやけど、、」
男「あ、じゃあ、俺、17時頃コンビニ行きますんでまた待ってて下さいねっっ!!プレゼント持ってくんで!!」
私「はっっ!??く、来るん;!??」
男「行きます!!絶っ対帰らんといて下さいねっっっ!!!」
私「え、いや;、ちょ、何?、、え;?え??」
男「ねっっ!!!!!」
念を押される私。
私「え、は、はい;」
男「、、、、〜〜〜っっ!!」
コンビニ男は小さくガッツポーズ(?)をしていた。
男「じゃ、じゃあ、また土曜日にっっっっ!!、、あっっ;、た、たっ、誕生日おめでとうござざいまいたっっ」
コンビニ男は、これまた深々とお辞儀をし、勢い良くコンビニから出て行った。
コンビニ内に一人、取り残されたきむ。
私(、、いや、だから、噛んでるから自分、、、;)
…続く
16:42 コンビニ男18
皆様、あけましておめでとうございます。
2006年となりましたが、「コンビニ男」はまだ年明けしておりません。
皆様、12月はイベントがたくさんあったことを忘れてませぬか。
12月12日はコンビニ男17歳の誕生日。(「コンビニ男17(2)」参照→http://mixi.jp/view_diary.pl?id=67674946&owner_id=452520)
さらにその一週間後、19日はワタクシ、きむ23歳の誕生日。
さらにさらーに、その週末は、言わずと知れたクリス〜マ〜ス♪
・・・でしたね。(とか、今無理くりテンション上げてみたがやはり無理があったな。)
私はなあ・・12日も自分の誕生日も制作に追われてて「コンビニ男」どころぢゃなかったんだよ!!
仕方ねーだろ!!
キリストの誕生日?んなもん知らんっちゅーねん。
私はクリスマスなんて大っっっっっっっ嫌いなんだよ!!!
なーんて。ははん。
きむ家はクリスチャンでもなく、クリスマスなんて行事でパーティする習慣が元々ないから、クリスマスなんて言われてもピンと来ないのだよ。
それが、何だい。え?
「きむ、クリスマスはどうすんの〜??」
「誰と過ごすの〜??」
「まさか、コンビニ男と!??」
やかましわい。
お前ら、その前に私の誕生日があるやんけっっ。
さあ、そのクリスマスの話をする前に、私の誕生日の話を聞いて下さい。
**************
12月19日(月)
作品講評日(21日)2日前。
私はこの日も本当はバイトがあったんだけど、勿論入れるような状況でもなく、(「制作日誌」を見てもらえればきむのいっぱいいっぱい感がわかるはず)一日、学校にいました。(朝9時〜22時頃まで)
なんかね、こう、ものをつくってる時って、普段ない緊張感 というか、高揚感 というか、なんと言えばいいのかわからないけど、ものっっすごい集中力が出るのですよ。(色んなアドレナリンが出るw)
なんか、心地いい精神状態に陥る。
ハタから見れば、染料まみれになって、氷張ってる水に手突っ込んで、布洗って、手も荒れて、何がそんなん楽しいねんと思われるかもしれんのやけど、楽しいのですよ。
しんどいけど、楽しい。
そして、卒制真っただ中の四回生に囲まれて作業してたらもう、そりゃ、テンション上がってくるんですよ。(しかも楽しい四回生達ばっかりでw)
で、そんなテンションで無心に黙々と作業していると、どんどん作品の精度も上がってきて、それで更に自分のテンションも上がる。(注:この「テンション上がる」っていうのはお酒飲んで「テンション上がる」とはまた違います。)
・・って、ああ、しまった。これは「制作日誌」じゃなく、「コンビニ男」だった;。
えーと、何が言いたいかっていうとね、だからね、そんなことをしてたらね、簡単に、今日が何の日だったかなんて忘れてしまうのですよ。
私は、自分の誕生日だというのに、一日の終わりにはそのことを全く忘れてしまってました。(冒頭であんなこと言うてたくせに;)
そのテンションを引きずったまま、もぬけのカラの状態で、帰宅。(既に時間は22時半を過ぎていた。)
ふらふらと駅から自宅へ歩いておりました。
私は歩いてる途中に、めちゃめちゃ寒かったことにやっと気づいて(集中すると外の気温なんか気にならなくなるから)、そのまま家帰りゃいいのに、無駄に駅近くのコンビニに入って暖をとってました。
ホットレモン触ったり、雑誌立ち読みしたり。(立ち読みって言ってもパラパラめくってただけ。きむはまだ放心状態です。)
雑誌をボーーッと眺めていると、視界の端っこでコンビニの外、窓の向こうで何かがバタバタ動いているのが見えた。
私はボケーっとした顔でそのまま雑誌から顔を上げてその方向を見てみたら、男の子が何か口をパクパク動かしながら、コンビニの中に向かってブンブン手を振っている。
私はしばらくそれを眺めていたけれど、何も思わず(ってか目悪いから良く見えんかったw)また雑誌に目を落とした。
その、数分後、
バァァァン!!!!
雑誌棚の真横のドアが勢いよく開いて、外の冷たい空気がコンビニの中に入ってきた。
「もぉ〜〜〜〜手ぇ振ってるのに!!なんで無視すんですか;!!」
男の子の叫ぶ声。
私(・・・うるさ・・)
私は自分の事じゃない とチラッと中に入ってきたその子を見ただけで、また視線を雑誌に戻した(早く気づけよ;)。
「、、、っっ;もうっ、、、き〜〜〜むさんっって;!!」
私の名を呼ぶ声。
私(・・・?「きむさん」??)
男の子をやっとちゃんと見た私。
私「(男の子をしばらく眺めながら)・・・・・あ・・」
男「、、、、、っっ;気づくん遅っっ;」
そう、コンビニ男 だった。
私「・・・ああ、、久しぶりー・・・」
私はもう、こんな有り得ない偶然の出会いが続きすぎて、いつ、どこで、急に「コンビニ男」が現れようとも、あまり動じなくなっていた。(疲れてるのもあったけど)
ってか、そう何度もキャアキャア言うてられるかww
( キャアキャアてwあんたwwwそんなん一度も言うたことないやんww)
そう、このコンビニ男はどこにでも現れる人なんですよ。
私がスッピン×上下スウェットでいようが、無駄にはりきり、オシャレして化粧バッチリで外出しようが、(オイ、無駄って言うなw)どんな格好してても現れる。
だったら、もう割り切るしかないじゃないか。
この日(19日)の私の格好はさすがにヤバかったんだよ。
雪山(学校)からの帰りなもんで、あまりの寒さに、学校で普段着ている作業着(ガソリンスタンドの店員みたいな真っ青なツナギ)を着たまま、その上に自分の私服(めちゃ分厚いスカート×ユニクロのスウェットパーカ)を着て、更にその上に、ファーのジャケット、更に(まだ着るんかい;)LLBeanのバカデカイジャケットを着て、帰宅。
しかも、靴も作業靴(体育館シューズw)のままだった。
(靴履き替えるのも忘れる位いっぱいっぱいだったんです;)
もう全身着ぐるみ。(中にもう一人入ってるみたいで店員にもめっちゃ見られた。)
そんな、全身着ぐるみでバカデカくなってた女が読んでた雑誌が、なんと、浜崎あゆみが表紙のギャル雑誌。
そこへやってきたコンビニ男。
男「、、、、きむさん、、、、一体、何になりたいんですか;」
そら、そう言うわ。
私「、、、、、別に私が“浜崎あゆみ”に憧れたっていいじゃないか、、、(投げやり感全開)」
男「(爆笑)ww、、、きむさん、オモロすぎっすよw」
私「、、って、もぅ〜〜…何なんよ自分〜〜;なんでそんな、どこにでも出てくるん〜〜〜…;」
私は喋りながら、まだギャル雑誌をパラパラめくっていた。
男「俺は!!きむさんのいるとこならどこへででもも!!」
私「っっ(笑)噛むなよww」
男「んがぐwww;」
私は笑いながら、雑誌を棚に戻し、コンビニ男の方に体を向き直した。
やたらと大荷物のコンビニ男。また紙袋を下げていた。
私「なんか⋯えらい荷物多いなあ;どっか行ってたん?」
男「えー…、、や、、その、、;」
困ったように自分の持ってる紙袋の中を見るコンビニ男。
・・・私は紙袋で“ある物”を思い出した。
(「コンビニ男10」参照→http://mixi.jp/view_diary.pl?id=33962183&owner_id=452520)
私「(・・紙袋・・そういえば、なんか、前にもこんなことが、、、)、、ぅあっっっっ;!!自分、、その中・・・もしかして“蕎麦”入ってん違うんっっ;!!?」
コンビニ男から一歩引く私。
男「はっっ??蕎麦??違いますよ;。蕎麦なんて入ってないですって;ほら」
コンビニ男は紙袋の中を私に見せた。
恐る恐る覗くと、その中にはハサミ、ホッチキス、糊、接着剤などの工作道具と一緒にキラキラした色んな色の綺麗な布(紙?)が入っていた。
男「(紙袋の中身を見せながら)なんすか;きむさん、もしかして“蕎麦”嫌いなんすか;??」
私「・・・嫌いも何も・・・私“蕎麦アレルギー”やねん。食べたらマジで死ぬ」
男「、、、、まじっすかっ;!!?え、、あんな美味いのに、、、;ってか俺、蕎麦屋でバイトしてんすけど;ww」
私「・・;!!だからあんた、あの時(「コンビニ男10」)あんなに蕎麦持ってたんっ;!??」
男「あの時って、、??、、、、あ、ああ!!あの時ww」
私「あの時は死ぬかと思った・・・」
男「いや、あの、色んな意味で死にそうやったんは俺の方なんすけど、、、、;(ブツブツ)、、ってそれより、、え〜〜〜〜;蕎麦ダメって〜〜〜;なんでっすか〜〜;、、俺、今度、蕎麦食べに来てもらおうとか思ってたのにぃ〜〜〜、、、」
私「あんた私を殺す気かww」
男「え〜〜〜(ブツブツ)、、、蕎麦、、」
私「いや、“蕎麦”の話はもういいから;。なんかもう“ソバ”って言葉だけで色んなトコ痒くなる;。 、、、それより、、なんか作ってるん??そんなハサミやら色々持ってるけど、、」
私はずっとコンビニ男が持っていた紙袋の中の綺麗な布(?)が気になっていた。
男「ああ、これは、、、、、(急に首をブンブン振って)いや!!きむさんには教えません;!!」
男は紙袋をサッと後ろに隠した。
私「(な、何やな;)え、あ、ああ、そう;」
私はコンビニ男が何をしているかなど、それ以上別に探る気もなかった。(ただ、その布が気になっただけ)
男「え、引くん早っっ;もっと聞いて下さいよ〜〜」
私「なんでやねん;教えへんのと違うんかいな;」
男「(なんかモジモジしながら)え〜〜まあ、、、;あっっっそうやっっきむさんっきむさんの誕生日はいつなんすかっっ??」
急にワクワクした顔で私の誕生日を聞くコンビニ男。
私「(へ?誕生日;?)ああ、私の誕生日?誕生日は12月19・・・・・って、、、、、、あ…今日…や、、、;」
きむはすーーーーっかり今日が自分の誕生日だっていうことを忘れておりました。
男「はっっっっ!??今日;!??今日、、、誕生日、、なんすか!??きむさん;!!」
びっくりしているコンビニ男。
私「(自分の誕生日忘れるて;)、、、、えーーっと、、;そう、、やった、、ハハw;」
きむ、苦笑い。
男「ハハw やないっすよ!!ほ、ほんまにっ;!!?なんでそれ先週言ってくれなかったんすかっ;!!?まじでっ;!??」
コンビニ男に詰め寄られた。
私「(えーー;何でそんな騒ぐのん;)いや、なんで言わないって…;別に自分から言うことでもないやろ;それに今忘れてたし;(苦笑)」
男「ハッッッ!!ちょっっ!!今何時っすか;!!?(キョロキョロ周りを見渡して)、、、う、うわ、もうこんな時間やんっっ!!ちょっっ、き、きむさんっっ待ってて下さいねっっ!!」
現在、23時ちょい過ぎ。
急にコンビニ男は、何かを思い出したかの様に店内を走り、レジで何か買っていた。
私(え;??な、なに??何;???)
その場に立ち尽くすきむ。
またコンビニ男が私の前に戻ってきた。
男「はいいっっこれっっ!あげます!!」
ホットココアを渡された。
私「え?ええ;??何??これ??」
男「ココアっすよ!!飲んで下さいっ!!」
私「え?ええ??い、いいの;??」
男「はいっっ!!俺も先週貰ったんでっっ どぞどぞww」
私「う、、あ、、じゃ、じゃあ、、い、頂きます、、ありがとう、、」
私は、コンビニ男からホットココアを貰った。
男「肉まんもいりますかっっ??あっ栄養ドリンクの方がいいですかっ??」
なんだかバタバタ騒ぐコンビニ男。
私「い、いやいや、いいよ;。うん。もう充分。ありがとう。もう帰って寝るだけやし;」
男「えーー…そうっすかー…、、なんや、もっと早く言うてくれたら、もっと良いもん用意できたのに、、、」
むーっとした表情で、持ってた紙袋をゴソゴソ探っているコンビニ男。
私「いやいや、これで充分やって。ほんま、ありがとう。」
男「、、、じゃーあー、、これ、、あげます、、」
コンビニ男は探っていた紙袋の中から一枚、布切れを出した。
私がさっきから気になっていた布だった。
布を手渡されるきむ。
布は薄ーいピンクの光沢感のある布で、光に当てるとキラキラ虹色にも見える。
光に透かすと、とても綺麗だ。
私「うわ。キレーーー……むっちゃ光ってる…」
私は布を持ち上げ、下からコンビニの蛍光灯の光を覗いた。
男「でしょでしょww!キレイっしょ!」
私「あ、でもこんなん貰ったりしていいん;?何か使うのと違うん;??」
男「いや、その布んとこはもう終わったんで⋯(どうのこうの)」
男はまた紙袋をガサガサ探りながらブツブツ一人言を言っていた。
か、と思ったら、急に顔を上げて、
男「あっっっっ!!そ、そうやっっ;き、きむさんっっ、こ、今週末はバイト入ったはります!??」
今週末は 24日=クリスマス・イブ だ。
私「(うお、何よ、急に;)今週末?入ってるで。普通に」
男「は、入ってるんですか;!??え;、クリスマスですよっ;??今週っ;」
私「(…クリスマスだから何だというのだ)入ってたらあかんのかい; 私にはそんなもん関係あらへん」
男「、、、、きむさん、、、すごいっすね、、、、;」
びっくりしているコンビニ男。(いや、びっくり というか、呆れてる顔にも見えた)
私「うるさいわっっ!、、なんじゃいっっ皆、揃いも揃って『クリスマス♪クリスマス♪』言いやがってっっ!!私にはそんなもん関係ないわっっ!!んがっっ!!」
吠える女、きむ。
男「な、お、落ち着いて下さいよ;。何なんすか;なんかクリスマスに嫌な思い出でもあるんすか;??」
オドオドし出すコンビニ男。
私「なーーいーーわ!思い出らしい思い出もないっちゅーねんっ」
男「、、、ああ、だから かww」
私「ああっ!??(何故だかもうケンカ腰)」
男「あっ;いやっ何でもないっすっっ;、、、、じゃ、じゃあ、バイトは終わるん、、17時っす、、よね;??」
私「、、そうやけど、、」
男「あ、じゃあ、俺、17時頃コンビニ行きますんでまた待ってて下さいねっっ!!プレゼント持ってくんで!!」
私「はっっ!??く、来るん;!??」
男「行きます!!絶っ対帰らんといて下さいねっっっ!!!」
私「え、いや;、ちょ、何?、、え;?え??」
男「ねっっ!!!!!」
念を押される私。
私「え、は、はい;」
男「、、、、〜〜〜っっ!!」
コンビニ男は小さくガッツポーズ(?)をしていた。
男「じゃ、じゃあ、また土曜日にっっっっ!!、、あっっ;、た、たっ、誕生日おめでとうござざいまいたっっ」
コンビニ男は、これまた深々とお辞儀をし、勢い良くコンビニから出て行った。
コンビニ内に一人、取り残されたきむ。
私(、、いや、だから、噛んでるから自分、、、;)
…続く
2005年11月05日
01:29 「コンビニ男」に関してのQ&A
タスクさんからメッセにて。
件名:「コンビニ男」に関してのQ&A
(コミュを盛り上げる為に日記でお答え下さい。タイトルもこれで↑。) とのこと。
・・・バトンみたいだな;。では普通に答えます。どうぞ↓。
Q1、「コンビニ男」は現在何話まで出てるんですか?
14話目です(“話”っていうのか??)。気づいてない人もいるかと思いますが、「コンビニ男14」、更新してます。
Q2、全部、実話ですか?
そうですけど。何か?(・・これが全部嘘だったとしてもすごいと思うけど;)
Q3、読者の反応はどうですか?
コメントを見て頂ければわかるかと。
わざわざメッセで一話毎、丁寧な感想をくれる方もおられます。
ありがとうございます。なんとも申し訳ないです;。
Q4、彼はどういう人ですか?容貌、性格、きむさん視点で答えて下さい。
容貌は・・男前・・だと思うんですけど・・あくまで私視点なので正直よくわかりません。「きむの言う男前はちょっと違う;」と周りからよく言われるもんで;。
性格・・んなもん知らんがな;(笑)。 まあ、日記上では・・なんか毎回いっぱいいっぱいな人(;)に見えますが、16歳の割に堂々とエロビデオ借りたりしてるあたり、中々度胸のある子なんじゃないかと(笑)。
Q5、実際、どうですか?そんな彼と喋ってみて。感想なり、お好きに答えて下さい。
どうですかと言われてもww。
・・・私が先生やってるお絵描き教室の子ども達とよく似てる・・。表情豊かな子だなあ。と。
Q6、携帯No、メルアド交換は一体どうなったんですか?
以前、もらったレシートのメルアドは前に書いた通りです。電話番号なんですが、、、試しにかけてみたら、「お客様のおかけになった番号は現在使われておりません」 と、言われました(笑)。確認しようかと思いレシートを見ようとしたら、そのレシート、私が気づかずにゴミと一緒に捨ててしまったようです;。(私もツメが甘いです。はい。。)
だから、結局のとこ、私は番号もメルアドも知りません。向こう(コンビニ男)は私のメルアド知ってると思いますけど。(「コンビニ男5」参照→http://mixi.jp/view_diary.pl?id=29944667&owner_id=452520)
Q7、読者の皆さんから、彼は「ツメが甘い」etc、様々な意見が寄せられてますが、きむさん自身、現在の時点で彼をどう思ってますか?
・・・私にどうしてほしいんだろうか・・
Q8、もし、「コンビニ男」が彼氏になったとして。長く続く自信はありますか?
そんなん知らんww
Q9、「コンビニ男」、これからどういう展開になりそうですか?(多分、読者が一番気になる質問)
だから知らんと何度もwww こっちが聞きたいわww
Q10、てか、つき合っちゃえば?
もう、それ質問じゃない(笑)
・・・いっすか?これで・・(疲れた;)
01:29 「コンビニ男」に関してのQ&A
タスクさんからメッセにて。
件名:「コンビニ男」に関してのQ&A
(コミュを盛り上げる為に日記でお答え下さい。タイトルもこれで↑。) とのこと。
・・・バトンみたいだな;。では普通に答えます。どうぞ↓。
Q1、「コンビニ男」は現在何話まで出てるんですか?
14話目です(“話”っていうのか??)。気づいてない人もいるかと思いますが、「コンビニ男14」、更新してます。
Q2、全部、実話ですか?
そうですけど。何か?(・・これが全部嘘だったとしてもすごいと思うけど;)
Q3、読者の反応はどうですか?
コメントを見て頂ければわかるかと。
わざわざメッセで一話毎、丁寧な感想をくれる方もおられます。
ありがとうございます。なんとも申し訳ないです;。
Q4、彼はどういう人ですか?容貌、性格、きむさん視点で答えて下さい。
容貌は・・男前・・だと思うんですけど・・あくまで私視点なので正直よくわかりません。「きむの言う男前はちょっと違う;」と周りからよく言われるもんで;。
性格・・んなもん知らんがな;(笑)。 まあ、日記上では・・なんか毎回いっぱいいっぱいな人(;)に見えますが、16歳の割に堂々とエロビデオ借りたりしてるあたり、中々度胸のある子なんじゃないかと(笑)。
Q5、実際、どうですか?そんな彼と喋ってみて。感想なり、お好きに答えて下さい。
どうですかと言われてもww。
・・・私が先生やってるお絵描き教室の子ども達とよく似てる・・。表情豊かな子だなあ。と。
Q6、携帯No、メルアド交換は一体どうなったんですか?
以前、もらったレシートのメルアドは前に書いた通りです。電話番号なんですが、、、試しにかけてみたら、「お客様のおかけになった番号は現在使われておりません」 と、言われました(笑)。確認しようかと思いレシートを見ようとしたら、そのレシート、私が気づかずにゴミと一緒に捨ててしまったようです;。(私もツメが甘いです。はい。。)
だから、結局のとこ、私は番号もメルアドも知りません。向こう(コンビニ男)は私のメルアド知ってると思いますけど。(「コンビニ男5」参照→http://mixi.jp/view_diary.pl?id=29944667&owner_id=452520)
Q7、読者の皆さんから、彼は「ツメが甘い」etc、様々な意見が寄せられてますが、きむさん自身、現在の時点で彼をどう思ってますか?
・・・私にどうしてほしいんだろうか・・
Q8、もし、「コンビニ男」が彼氏になったとして。長く続く自信はありますか?
そんなん知らんww
Q9、「コンビニ男」、これからどういう展開になりそうですか?(多分、読者が一番気になる質問)
だから知らんと何度もwww こっちが聞きたいわww
Q10、てか、つき合っちゃえば?
もう、それ質問じゃない(笑)
・・・いっすか?これで・・(疲れた;)