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女性
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■きむさんのぷろふぃーる■
関西方面の美大生。
専攻は染織。
オダギリジョーをこよなく愛す、23歳(?)独身!O型
特技=つっこみ、重ね着

■コンビニ男のぷろふぃーる■
関西方面の??生。
バイト先はおソバ屋さん
及川奈央をこよなく愛す(?)
?歳。?型。ジャニ系男子
特技=カミカミ、まちぶせ
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2006年04月12日
22:44 コンビニ男22
はぁい。まだまだ引っ張るよ。 '`,、('∀`) '`,、
21(3)より先に、「コンビニ男22 バレンタイン編」をご覧あれ。


 *************

2月13日(月)夕勤。 バレンタイン前日。

いや、、、、番外編(5)(→http://mixi.jp/view_diary.pl?id=113458144&owner_id=452520)でね、Aに、「楽しみにしといて」とか言っちゃってましたけど、私、、、、、、



バレンタインなんて行事、すーーーーっかり忘れちゃってました☆(´∀`*)イヤダワ奥サンタラ☆


いや、だってね、バイト自体は前日の13日だったし、当日(14日)はシフト入ってないし、まさか来るわけないだろうと思ってたんすよ。


・・・まあ、したらね、これ、そう。来ちゃったよ。噂の彼。



 ***************

どこのコンビニもバレンタイン間近になると、V.Dフェアなるものが始まりますわよね?

うちのコンビニも当然のごとく、レジの目の前の棚(一番目につくとこ)にたくさんのチョコレート達が置かれてたのですよ。

なのにね、うちのコンビニったら、お客さんが本当に来ないもんだから、売れない売れない。

いつも、毎年数多めにチョコ発注して、それが全部返品扱いになった時の店長の顔と言ったらもうw w w 売れないことがまだわかんないのかしら、店長ったら☆(´∀`*)ホント、イヤダワ奥サンタラ☆

まあ、うちのコンビニのチョコが売れ残るどうこうはどうでもいいんですが、(いいのかw)今年もね、例のごとく、バレンタイン前日にも関わらず、チョコが全く売れてない。


私「、、、、、ここはホンマに客が来ーへんなぁ;」
店員(男)「また多分、あのチョコ全部返品なるんでしょうね(笑)」
私「やろうなぁ(笑)」

客も全く来ない為、掃除を終えた私達店員は喋り始めた。

店員「きむさんは今年、誰かあげないんすか?明日っすよ。バレンタイン」

私「(はっはーん。なんだコイツ。私からチョコ欲しいんやなぁ仕方ねえなあ(←大きな勘違い))、、、いや、別にそんな予定はないけど、、あれ、(チョコ指差しながら)『○○君っ(店員の名前)好きですっ☆』って言いながらあげよか??(´∀`*)イヤン☆」

店員「、、、、、、、いや、別にいいっす」

私「も~~~~欲しいんやろぉ?しゃーないなあ。今日バイト終わったらア・ゲ・ル☆(´∀`*)イヤン」

店員「、、、、、、俺、先、休憩行ってきますねー」

店員はもう休憩に入る準備をし出した。タイムカードを打刻し、奥に引っ込む店員。

私 (´∀`*)イヤン無視?☆

何たる放置プレイだろうか。店内に一人になる私。客も来ない。
私は後ろのカウンターにもたれかかったボケーっとレジの目の前にあるチョコレート群を眺めていた。

…すると、私の視界の隅っこで何かが動いた。
コンビニのドアの外。誰かが中を覗いていた。


はい。噂の彼です。コンビニ男。


私(、、、、、怖っっ;!)

外が暗いから、目が合った時、ちょっと怖かった(笑)。
ドアに張り付くコンビニ男。私と目が合って、アッッ!という顔をしていた。

私(、、、、、何をしとんねん;)

私はレジカウンターから出て、ドアを半分開いた。

私「いらっしゃい;?」

私は半分、顔をドアから出して声をかけた。
すると、コンビニ男はまた、アッッ!見られた!!な顔をして、ドアの横にある(外)求人誌の棚の後ろに隠れた。

私「、、、、、、(いや、見えてるから;)」

中々、入ってこようとしないコンビニ男。
私は、ドアを全開にした。

私「何してんの自分(笑)見えてるて;。入って来ーへんの?」


男「え、、、、、俺、、、ハズカシイ、、、(/ω\)キャーーw w」


私「、、、、、、何が;」


男「えぇ、、だって、、、俺、(『コンビニ男』に)書かれると思ったから、ちゃんと一回家帰って着替えて来たんすけどぉ、、、、」

私「はあ(どこを意識しとるんだ;)」


男「、、、、、俺、きむさんと何喋るか考えてなかった!!く(´∀`*)エヘ☆」

私「、、、、、、、、、orz(そうですか;)」

そういえば、コンビニ男はいつもより服装がきちっとしていた。シャツにジャケット。ハンチング帽をかぶっている。メガネも着用。(←言うまでもなく私と同じメガネ)

私「、、、ああ、だから今日はパンツ出てないん(笑)」

私は今までコンビニ男の服装をこれといって記述してなかったけど、コンビニ男はいつもズボンを腰履きしている。(制服もそうだった)パンツ丸見え。

そういや、あの履き方をしている高校生をよく見るけど、あれ、よくストンと落ちないね。男の子にもあるんやろか、“見せパン”ってヤツ。私がそんな履き方したら、あんた、、、パンツどころか、色んなものが出てくるよ。 ('A`)


男「、、ひやっっきむさんっっどこ見てるんすかっっっ(/ω\)キャーー」

股間を押さえるコンビニ男。

私「、、、、 ('A`)  もうええってw 入りーや。ジャンプ、まだ残ってるで(笑)」

私はレジに戻ろうとした。
が、コンビニ男は突っ立ったまま、まだ中に入って来ない。

私「何してんの;ジャンプ買わへんの?」

ドアの前で、私をチラチラ見ながら、私の機嫌を伺うコンビニ男。バツの悪そうな顔をしていた。

私「どしたん;」

男「、、、、、いや、、きむさん、、、怒ってはるんちゃうかな思って、、、、;」

コンビニ男は小声でそう言った。


この、「コンビニ男22」バレンタイン編は時系列で言うと、まだUPしていない「コンビニ男21(1)~」の後の話なのである。

実は、「コンビニ男21(1)~」で、私とコンビニ男は気まずい空気のまま別れてしまっていた。(その内容は次回の21(3)でw 言っときますけど、刺されたんじゃありません)


私「、、、、あーーーーー;、、、いや、、、あの、ごめん;。あれは私が悪かった;。ごめん、意味分からんこと言うて;」

男「、、、、、、ホンマに、、怒って、、ないすか;?、、、だって、、俺、、、、;」
私「あ~~~~~~~っ;もうええやんっwその話は;また今度で。私もびっくりしただけやし(苦笑)」

私はコンビニ男が喋り出すのを遮った。

男「、、、、、ホンマに大丈夫っすか、、;?」

オドオドするコンビニ男。

私「入りって;。大丈夫やしw」

私は、半ば無理矢理笑ってコンビニ男を中に誘導した。
コンビニ男は私の顔を伺いながら、軽く会釈をして、雑誌棚の所へ向かった。
ジャンプを持ってくるコンビニ男。

男「、、、じゃ、じゃあ、お願いします、、、、;」

私「ありがとー。袋入れる?」

男「、、あ、、いや、ど、どっちでも、、、、」

まだ、私の機嫌を気にしている。

私「(、、、、;)、、、、あ、あ~~のなぁ;?ほんまに大丈夫やし;。気にしんといてって;w」

私は子どもじゃない。“何てことない顔”くらい出来る。
私は笑って、そう言った。


男「、、、、、、はい、、、;、、、すいませんでした、、、、;」



コンビニ男は申し訳なさそうに会計を済ませ、会釈し、ジャンプを持ってレジから離れようとした。
レジを背にしたコンビニ男。


…その瞬間、

男「あっっっっ!!!?」

と、コンビニ男は何かに気づいたような大きな声を出して、そこから動かず、私に背を向けたまま、立ち止まっていた。

私「(??)何??どした;??」

私はレジ越しに後ろから声をかけた。

男「き、きむさん、、あれ、、あれっっ!あれっっっ!!」

コンビニ男はこっちを見ずに、私に手招きしながら、何かを指差していた。プルプル震えながら。

私「何よ;??」

私にはコンビニ男の背中がちょうど壁になって、指を差している先が見えなかった。
私は身を横に傾けて、指差した先を後ろから覗いた。

コンビニ男が指差した先は、レジの目の前にあるV.Dフェアのチョコレートが置いてある棚だった。

私「??何?あれがどしたん??虫でもおった;??」

こっちを見ないまま首をブンブン振るコンビニ男。

棚を指差したまま、ゆっくりこっちに振り向いた。








、、、、、、あの時の、あのコンビニ男の顔といったら、もう;。



男「、、、、、チョ、チョコレート、、、、、、」


目がキラキラ☆ウルウルしていた。唇を尖らせていて、嬉しいんだか、泣きそうなんだか、よくわかんない顔。

私「(えっっ??何っ?何なん;??)チョ、チョコがどうかしたん;??」

私はさっぱり分からず、目が?状態。




男「、、、、、、、、欲しい、、、、、」


コンビニ男はものっそい小声で呟いた。

私「(へっっ;?『欲しい』??何が;??)何??何て;?」



男「、、、~~~~~っっっ!、、きむさんっ、俺、チョコ欲しいっっ!!」


私「(、、、チョコ欲しい、チョコ欲しい、、、チョコ、、、っっ!)、、ああ!チョコ。(←気づくん遅っ;)、、、、欲しいん;?」

コンビニ男は嬉しそうに首を今度はブンブン縦に振った。


私「(ええ??ほ、欲しいん;??)、、、んあーーー;、、、っつーか、ちょっと、待って;。、、、、こ、こんな、コンビニのチョコでいいん;??、、、、もっと良いヤツ、、、買う、、、よ;??」


男「へっっっっ!!ホンマにくれるんすかっっ!!?そ、そんなんいいっっす!!俺、これ、これが欲しいっっ!!」

コンビニ男は嬉々とした顔で棚にある500円前後の安いチョコを指差した。

私「ええ;でも、、、、;(あんなプレゼントを貰ったのに、そんな安いの、、、;)」


そうこうしてたら、休憩に入っていた店員がレジに戻ってきた。

店員「すんません。休憩どぞー」

私「あ、ああ;。はい;。」

店員を見る私。

私「(男に向かって小声で)ちょ、ちょっと待ってな;」

私は、とりあえず、休憩のお茶を買う為に財布を奥に取りに入った。
制服を脱いで、ジュースのコーナーからウーロン茶を持ってレジに戻る私。

そして、チョコの棚の前にいるコンビニ男の前に立った。


私「え、えっと、、、、、;」

私は財布を手に持ったまま、どうしたものかと思っていた。

コンビニ男はもう一人店員がいるにも関わらず、嬉しそうに「これ!これ!」とチョコに指を何回も差している。


私(、、、ハ、ハズカシイ、、;)

私はもう一人の店員を見ないように、チョコをサッと棚から取り、ウーロン茶と一緒にレジに出した。

店員の顔見るとニヤニヤしている。

店員「ありがとうございまーすw w ○○円でーすw」

私(、、、ち、ちくしょうっっ;ハズイッッッ;)

私は会計の終わったお茶を脇に抱え、チョコを手に持ち、後ろでワクワクしながら待ってるコンビニ男の方に体を向けた。


私「、、、、、、じゃ、、、はい、、、、;」



コンビニ店員23歳(女)。
バレンタイン前日に、ギャラリー(店員)がいる目の前で高校生にコンビニでチョコを渡す(の図)。





男「~~~~~~~っっっ!!!!!」


コンビニ男はチョコをしっかと受け取り、そのチョコを頭上に掲げ、感極まっていた。




私「(、、、、、;)、、、なあ、ほんまにそんなんでいいん;?」


男「、、(ブンブンと首を縦に振りながら)っっ!!いいっす!!いいっっっす!!ありガットぅゴザイマw t g h す!!!」

コンビニ男はテンションMAX。噛みまくっていた。

私「、、、、、(また噛んでる;)、、、、い、いえ、、、;、、、、あ、、、じゃ、じゃあ、、私、、休憩、、行くし、、、;」

私はヘコヘコとコンビニ男にお辞儀をしながら、また奥に引っ込んだ。


男「はい!!お疲れさんです!!ありがとうございましたぁぁぁぁ!!!!!」




バックヤードに入ってカメラを見てみると、コンビニ男はもうコンビニから出て行ったようだ。

レジに一部始終見ていた店員がいるから、私はもう、ここ(バックヤード)から出たくない。しかし、休憩するにはタイムカードを一度押しに行かなくてはならない。

私は仕方なく制服を着て、タイムカードを打刻する為にまたレジに戻った。なるべく店員の顔を見ないように。



私「、、、、、、じゃ、、、休憩、、行ってきます、、、、;」

タイムカードを押す時、チラッと店員の顔を見た。
ニヤニヤしている店員。


私「、、、、、何やっっっ!!何か文句あんのかっ;!(なんて暴言)」



店員「いやぁw w ?、、、、、、ダメじゃないっすか、きむさんw ちゃんと『好きです!』って言って渡さんとw w w 」


私「、、、、~~~~~~~~っっっっっ;!!!!!」

私は、走ってバックヤードに入って行った。

椅子にドカッと座る私。商品のストックが入ってる冷蔵庫の前にある鏡に映る自分の姿が目に入った。

私(・・・あれ。“何てことない顔”って、どんな顔やっけ・・;??

                          …続く
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