mixiσ超ぉもUЗ日記「⊃冫ヒ〃ニ男」σホ厶∧o勺〃∋☆
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書籍化!6月26日に全国の書店で発売する書籍「その恋あたためますか?〜コンビニ男とキムラさんの恋日記〜」(ワニブックス刊 税込1155円)発売!☆完結編が読みたければ本屋さんに走れ!【キタ━キタ━キタ━ヽ(゚∀゚ )ノキタ━キタ━キタ━!!!!★ネット版日記の最後の最後!☆⊃冫ヒ〃ニ男30☆更新っ!】=【「⊃冫ヒ〃ニ男」とゎ?】を見てね☆
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プロフィール
HN:
きむさんファンのぁゃσた〃ょ
性別:
女性
自己紹介:
■きむさんのぷろふぃーる■
関西方面の美大生。
専攻は染織。
オダギリジョーをこよなく愛す、23歳(?)独身!O型
特技=つっこみ、重ね着
■コンビニ男のぷろふぃーる■
関西方面の??生。
バイト先はおソバ屋さん
及川奈央をこよなく愛す(?)
?歳。?型。ジャニ系男子
特技=カミカミ、まちぶせ
関西方面の美大生。
専攻は染織。
オダギリジョーをこよなく愛す、23歳(?)独身!O型
特技=つっこみ、重ね着
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2006年06月08日 19:11 コンビニ男28
涙ボロボロ、鼻水垂らしながらの告白(?)から、無事晴れて恋人同士となった私とマツダユウスケ。
この時の私の気持ちはというとですね・・・
プ
キ
ャ
ァ
ァ
ァ
ァ
ァ
ァ
ァ
ヽ\ //
゚ (^Д^)9m゚
(っノ
`J
・・・こんな感じ。いや、ホンマに。
それからの16歳、きむは、テンション上がりまくりの絶好調。
毎日が楽しくて仕方なかった。(「人生、バラ色」とはまさにこのこと。)
でも、それでも、舞い上がっていた反面、いつかフラレるんじゃないかという不安も常にあった。
また、二股されたらどうしよう。とか、やっぱり、つき合うのやめようとか言われたらどうしよう。とか。(自分に自信のない女の子は、皆、こんなこと思ったりするんじゃないだろうか…。)
そして、つき合い始めて、多分まだ、一ヶ月も経っていない頃だったと思う。
急に、彼は言った。
いつものように、一緒にご飯食べに行って、その後、彼の家に行った時のことだ。
私は、もう、何も気にする事なく、彼にベッタリくっついていた。
「この人は、私の彼氏! もう、『手繋いでいいのかなぁ…』とか思わなくていいのだ!!触りまくってもいいのだ!!(*´д`*)ハァハァハァアハァ」な感じで、ベタベタイチャイチャしていた。
その時だ。
私のそのウキウキ気分とは逆に、なんか、その日は、いつもと違って彼はあまり笑ってくれてなかった。なんだか、不機嫌そうだった。
私「、、、、、、、今日、、、何かあったん、、;??」
彼「、、、、、、いや、、、、その、、、、、、」
普段から、あまり自分から喋ることのない彼。
それでも、顔はニコニコしている人だったのに、その彼が、今日は全然笑ってくれない。
私は、何かしでかしたのかと、ビクビクしだしていた。
何?何なん;!?
やっぱりフラレるの!??私!??
きむ、被害妄想爆発。
私「(え??何;?何よう~~~;)、、、、、何があったんーーっ;」
彼「、、、、、、、いや、、、、その、、、な、その、、実は、、、、きむちゃんに言わなあかんことがあって、、、、、、;」
またもや、すごく言いづらそう。
この人は、なんでもないことを、大事のように言う時がたまにあった。
例えば、「(目の前の)○○取って」とか、普通の事も、「、、、、、あ、、、そ、そこの、、、、、、○○、、、、、、」とかいう風に、えーーーらい溜めて言う。
もう、その度に私は、(な、なんだ;!!?)とドキドキしていた。
そして、私が「あ、これ;??」と言って手渡すと、彼は安心したかのような笑顔、私の大好きな笑顔になった。
…まあ、そんなやりとりが好きだったんだけどね。(うへへ)
でも、なんか今日は違う。
だって、今、確実に「私に言わなあかんことがある」って言った;!!
何だ!?
何だよ;!!!
まさか、その後、「そこの醤油取って」とは言わんだろう!??(醤油て;)
私「、、、、、、、、何、、、、;??」
彼「、、、、、、うん。、、、、あんな、俺な、俺、、、、、、」
また、黙った。
だから!!私はその“間”が怖いんだってば!!!
何や!!!早う言わんかい!!!!(#゚Д゚)ゴルァァァァァァァァァァァ!!
、、、、いや、嘘です。聞きたくないかも。かもかもかも。。。。
私「、、、、、、何なん~~~~~~;」
彼は静かに口を開いた。
彼「、、、、、、、俺、イギリスに行こう、、、、と思ってる」
私「、、、、、、、、、は、、、、、、、(*A*)、、??」
何だそりゃ。旅行か。
また、そんな。大層な言い方して。
行ってきたらええやん。
私はすごくホッとした。
私「、、、、何やもぉ~~~~~~;ビックリするやんかぁ;。、、海外行くんやぁ。いいなあ~~~w。お土産買ってきてなぁw w w」
で、また、彼はいつもの笑顔をするんだ。
いつもの、柔らかい笑顔を。
…そう、思っていた。
男「、、、、、、、いや、、、違う、、ねん。旅行、、とかじゃなくて、、、、、、、、向こうに、住もうと思ってる」
まだ笑わない彼。真剣な顔だった。
…『住む』??
え?何??
何それ??
何言ってるん???
私「え、、、、す、『住む』って、、、、;??、、、な、何、、言って、、、??」
私は、ドキドキし始めていた。
頭が混乱してきている。
男「、、、、、そのな。、、、、、向こうで、絵、描きたい、、んやんか。俺」
私「、、、え、、、『絵描く』って、、、、??留学、、、する、、ってこと、、、;??」
…あ。
あかん。声が震え出してる。
落ち着け。落ち着けよ。私。
彼は首を振った。
彼「、、、、留学、、じゃない。、、、、向こうに、絵を習いたい人がいるねんか。、、、、俺、その人の、元で絵、描きたいねん」
ええ??
ちょ、ちょっと。ちょっと待って。
何??うちら、遠距離になるん??
私は、もう、頭の中がグッチャグッチャになっていた。
…嫌や。そんなん、遠距離とか。絶対イヤ。
私「、、、、、、ちょっと。ちょっと、待って;。、、、、今、行ってる、、大学は、、、??、、、どうすんの??」
いや、大学の心配とか。
私、そんなんしてる場合違うよ。
大学とか、そんなんどうでもいいねん。
私は、この人と離れるかもしれないんだ。
大好きな、この人と。
彼「、、、、、、大学は、、、、辞めようと思ってる」
私「、、、、、や、辞める、、て、、??え、ええ??な、何?ほ、ホンマに;??」
彼は小さく頷いた。
ちょ、ちょっと待ってよぉ。
私「、、、、、え、、、、じゃ、じゃあ、ど、、どうなるん、、うちら、、、わ、別れる、、、、とか、、そ、そういうこと、、??」
別れんの?別れなあかんの???
私は、もう、崖っぷちに立たされた気分だ。
ここで、多分、「うん」なんて言われたら、それだけで真っ逆さまに落ちていきそうだった。
すると、今度は、彼は大きく首を振った。
彼「、、、、違って。そうじゃなくて、、、、、、、、、、実は、ホンマは、すごい迷ってる。、、、別れる、別れないとか、そういうことじゃなくて、行くか、どうか。」
何言ってんの?この人。
迷ってるなら行かんといてよ。
絵なんか、日本にいたって描けるやん。
私「、、、そんなん!迷ってんやったら、行、、、、(かんといてよ!!!)、、、、、」
でも、私はそれが言えなかった。
私がそんなこと言っていいんだろうか。
『絵を描く』ということが、彼にとって、どれだけ大事なことなのかは私も知ってる。
絵を描いてる時の、彼のあの楽しそうな顔。
私は、彼とつき合い出してから、この人の絵を描く姿を見て、自分も、この人みたいにもっと上手くなりたい、もっと自由に筆を操れるようになりたい。と思う様になっていた。
私も、絵を描く事は大好きなんだ。私のたった一つの取り柄だ。
もしか、私がそれを取り上げられたのなら、発狂してしまうかもしれない。
わかってる。
わかってるよ。
彼は、もっと、上に行こうとしているんだ。
男「、、、、、、、、、、行、、、かん方が、、、いい、、か?」
行ってほしないよ。
…ほしくないけど!
『行かんといて』って言ったら、この人、行くのやめてくれるんだろうか。
ずっと隣で、笑っていてくれるんだろうか。
…でも、それで、本当にいいんだろうか。
私は、16歳の、幼い中身の小さな頭で、必死に考えた。
私「、、、、、、、私が、、、、『行かんといて』って言ったら、、、行くんやめるん。、、、、、、そんなもんなん?そんなんで、やめれる位のもんなん??」
私は、震える声を振り絞った。
この人が、この人のやりたい事が、私の全く知らない分野だったなら良かったのに。
だったら、それだったら、何も知らずに『絶対行かんといて!!』って思いっきり言えたのに。
彼は黙ってしまった。
私「、、、、、、、、もっと、絵、上手くなりたいん、、やろ?」
彼「、、、、、、、うん」
頷く彼。
私「、、、、、、だったら、行かなあかんやん。行ってきぃな。」
私は必死に泣くのをこらえた。
彼「、、、、、ホンマにいいん??」
もう、何回も聞くな!!!
気持ち揺らぐやろ!!!
私「、、、、その代わり、行くからには、めちゃめちゃ絵上手くなって帰ってきてや。、、、、帰って来て私より下手になったりしてたら、許さへんしな!!」
何が、基準で上手い下手と言っているのかはわからない。
でも、何か、大声を出して気合いでも入れないと泣いてしまいそうだったのだ。多分。
そっちが、その気なら、私だって負けない位、絵描くの上手くなってやる。
隣にいなくて淋しいとか、会えないからもうダメだとか。
そんなんに、そんなんに負けてたまるか!!!!
彼「、、、、、、、ありがとう。、、、、、電話するしな。たまに帰ってくるし。」
彼は、少し、淋しそうに笑った。
…そこで、そんな顔で優しくすんなっ!!
私「、、、そんなんしてる暇があるなら腕を磨け!!!ヽ(▼皿▼#)/ ワシャー!!、、、、、、、あ、嘘です。して下さい。電話。たまに帰って来て下さい。ごめんなさいごめんなさいごめんなさいぃぃ、、、、」
彼「、、、、どやねんw」
彼の笑顔がやっと見れた。
こうして、私達の遠距離恋愛は、始まりました。
…この時、私が泣いてでも、すがりついてでも、彼を繋ぎ止めておけば、『あんなこと』にはならなかったのに。
…続く
涙ボロボロ、鼻水垂らしながらの告白(?)から、無事晴れて恋人同士となった私とマツダユウスケ。
この時の私の気持ちはというとですね・・・
プ
キ
ャ
ァ
ァ
ァ
ァ
ァ
ァ
ァ
ヽ\ //
゚ (^Д^)9m゚
(っノ
`J
・・・こんな感じ。いや、ホンマに。
それからの16歳、きむは、テンション上がりまくりの絶好調。
毎日が楽しくて仕方なかった。(「人生、バラ色」とはまさにこのこと。)
でも、それでも、舞い上がっていた反面、いつかフラレるんじゃないかという不安も常にあった。
また、二股されたらどうしよう。とか、やっぱり、つき合うのやめようとか言われたらどうしよう。とか。(自分に自信のない女の子は、皆、こんなこと思ったりするんじゃないだろうか…。)
そして、つき合い始めて、多分まだ、一ヶ月も経っていない頃だったと思う。
急に、彼は言った。
いつものように、一緒にご飯食べに行って、その後、彼の家に行った時のことだ。
私は、もう、何も気にする事なく、彼にベッタリくっついていた。
「この人は、私の彼氏! もう、『手繋いでいいのかなぁ…』とか思わなくていいのだ!!触りまくってもいいのだ!!(*´д`*)ハァハァハァアハァ」な感じで、ベタベタイチャイチャしていた。
その時だ。
私のそのウキウキ気分とは逆に、なんか、その日は、いつもと違って彼はあまり笑ってくれてなかった。なんだか、不機嫌そうだった。
私「、、、、、、、今日、、、何かあったん、、;??」
彼「、、、、、、いや、、、、その、、、、、、」
普段から、あまり自分から喋ることのない彼。
それでも、顔はニコニコしている人だったのに、その彼が、今日は全然笑ってくれない。
私は、何かしでかしたのかと、ビクビクしだしていた。
何?何なん;!?
やっぱりフラレるの!??私!??
きむ、被害妄想爆発。
私「(え??何;?何よう~~~;)、、、、、何があったんーーっ;」
彼「、、、、、、、いや、、、、その、、、な、その、、実は、、、、きむちゃんに言わなあかんことがあって、、、、、、;」
またもや、すごく言いづらそう。
この人は、なんでもないことを、大事のように言う時がたまにあった。
例えば、「(目の前の)○○取って」とか、普通の事も、「、、、、、あ、、、そ、そこの、、、、、、○○、、、、、、」とかいう風に、えーーーらい溜めて言う。
もう、その度に私は、(な、なんだ;!!?)とドキドキしていた。
そして、私が「あ、これ;??」と言って手渡すと、彼は安心したかのような笑顔、私の大好きな笑顔になった。
…まあ、そんなやりとりが好きだったんだけどね。(うへへ)
でも、なんか今日は違う。
だって、今、確実に「私に言わなあかんことがある」って言った;!!
何だ!?
何だよ;!!!
まさか、その後、「そこの醤油取って」とは言わんだろう!??(醤油て;)
私「、、、、、、、、何、、、、;??」
彼「、、、、、、うん。、、、、あんな、俺な、俺、、、、、、」
また、黙った。
だから!!私はその“間”が怖いんだってば!!!
何や!!!早う言わんかい!!!!(#゚Д゚)ゴルァァァァァァァァァァァ!!
、、、、いや、嘘です。聞きたくないかも。かもかもかも。。。。
私「、、、、、、何なん~~~~~~;」
彼は静かに口を開いた。
彼「、、、、、、、俺、イギリスに行こう、、、、と思ってる」
私「、、、、、、、、、は、、、、、、、(*A*)、、??」
何だそりゃ。旅行か。
また、そんな。大層な言い方して。
行ってきたらええやん。
私はすごくホッとした。
私「、、、、何やもぉ~~~~~~;ビックリするやんかぁ;。、、海外行くんやぁ。いいなあ~~~w。お土産買ってきてなぁw w w」
で、また、彼はいつもの笑顔をするんだ。
いつもの、柔らかい笑顔を。
…そう、思っていた。
男「、、、、、、、いや、、、違う、、ねん。旅行、、とかじゃなくて、、、、、、、、向こうに、住もうと思ってる」
まだ笑わない彼。真剣な顔だった。
…『住む』??
え?何??
何それ??
何言ってるん???
私「え、、、、す、『住む』って、、、、;??、、、な、何、、言って、、、??」
私は、ドキドキし始めていた。
頭が混乱してきている。
男「、、、、、そのな。、、、、、向こうで、絵、描きたい、、んやんか。俺」
私「、、、え、、、『絵描く』って、、、、??留学、、、する、、ってこと、、、;??」
…あ。
あかん。声が震え出してる。
落ち着け。落ち着けよ。私。
彼は首を振った。
彼「、、、、留学、、じゃない。、、、、向こうに、絵を習いたい人がいるねんか。、、、、俺、その人の、元で絵、描きたいねん」
ええ??
ちょ、ちょっと。ちょっと待って。
何??うちら、遠距離になるん??
私は、もう、頭の中がグッチャグッチャになっていた。
…嫌や。そんなん、遠距離とか。絶対イヤ。
私「、、、、、、ちょっと。ちょっと、待って;。、、、、今、行ってる、、大学は、、、??、、、どうすんの??」
いや、大学の心配とか。
私、そんなんしてる場合違うよ。
大学とか、そんなんどうでもいいねん。
私は、この人と離れるかもしれないんだ。
大好きな、この人と。
彼「、、、、、、大学は、、、、辞めようと思ってる」
私「、、、、、や、辞める、、て、、??え、ええ??な、何?ほ、ホンマに;??」
彼は小さく頷いた。
ちょ、ちょっと待ってよぉ。
私「、、、、、え、、、、じゃ、じゃあ、ど、、どうなるん、、うちら、、、わ、別れる、、、、とか、、そ、そういうこと、、??」
別れんの?別れなあかんの???
私は、もう、崖っぷちに立たされた気分だ。
ここで、多分、「うん」なんて言われたら、それだけで真っ逆さまに落ちていきそうだった。
すると、今度は、彼は大きく首を振った。
彼「、、、、違って。そうじゃなくて、、、、、、、、、、実は、ホンマは、すごい迷ってる。、、、別れる、別れないとか、そういうことじゃなくて、行くか、どうか。」
何言ってんの?この人。
迷ってるなら行かんといてよ。
絵なんか、日本にいたって描けるやん。
私「、、、そんなん!迷ってんやったら、行、、、、(かんといてよ!!!)、、、、、」
でも、私はそれが言えなかった。
私がそんなこと言っていいんだろうか。
『絵を描く』ということが、彼にとって、どれだけ大事なことなのかは私も知ってる。
絵を描いてる時の、彼のあの楽しそうな顔。
私は、彼とつき合い出してから、この人の絵を描く姿を見て、自分も、この人みたいにもっと上手くなりたい、もっと自由に筆を操れるようになりたい。と思う様になっていた。
私も、絵を描く事は大好きなんだ。私のたった一つの取り柄だ。
もしか、私がそれを取り上げられたのなら、発狂してしまうかもしれない。
わかってる。
わかってるよ。
彼は、もっと、上に行こうとしているんだ。
男「、、、、、、、、、、行、、、かん方が、、、いい、、か?」
行ってほしないよ。
…ほしくないけど!
『行かんといて』って言ったら、この人、行くのやめてくれるんだろうか。
ずっと隣で、笑っていてくれるんだろうか。
…でも、それで、本当にいいんだろうか。
私は、16歳の、幼い中身の小さな頭で、必死に考えた。
私「、、、、、、、私が、、、、『行かんといて』って言ったら、、、行くんやめるん。、、、、、、そんなもんなん?そんなんで、やめれる位のもんなん??」
私は、震える声を振り絞った。
この人が、この人のやりたい事が、私の全く知らない分野だったなら良かったのに。
だったら、それだったら、何も知らずに『絶対行かんといて!!』って思いっきり言えたのに。
彼は黙ってしまった。
私「、、、、、、、、もっと、絵、上手くなりたいん、、やろ?」
彼「、、、、、、、うん」
頷く彼。
私「、、、、、、だったら、行かなあかんやん。行ってきぃな。」
私は必死に泣くのをこらえた。
彼「、、、、、ホンマにいいん??」
もう、何回も聞くな!!!
気持ち揺らぐやろ!!!
私「、、、、その代わり、行くからには、めちゃめちゃ絵上手くなって帰ってきてや。、、、、帰って来て私より下手になったりしてたら、許さへんしな!!」
何が、基準で上手い下手と言っているのかはわからない。
でも、何か、大声を出して気合いでも入れないと泣いてしまいそうだったのだ。多分。
そっちが、その気なら、私だって負けない位、絵描くの上手くなってやる。
隣にいなくて淋しいとか、会えないからもうダメだとか。
そんなんに、そんなんに負けてたまるか!!!!
彼「、、、、、、、ありがとう。、、、、、電話するしな。たまに帰ってくるし。」
彼は、少し、淋しそうに笑った。
…そこで、そんな顔で優しくすんなっ!!
私「、、、そんなんしてる暇があるなら腕を磨け!!!ヽ(▼皿▼#)/ ワシャー!!、、、、、、、あ、嘘です。して下さい。電話。たまに帰って来て下さい。ごめんなさいごめんなさいごめんなさいぃぃ、、、、」
彼「、、、、どやねんw」
彼の笑顔がやっと見れた。
こうして、私達の遠距離恋愛は、始まりました。
…この時、私が泣いてでも、すがりついてでも、彼を繋ぎ止めておけば、『あんなこと』にはならなかったのに。
…続く
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