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2006年04月20日
18:36 コンビニ男21(4)

2000年4月20日

 想いは言葉など超えていて

 何も言えずに突っ走る

 それでも「私」は留まるだけだ
 
***************

(コンビニ男21(3)→http://mixi.jp/view_diary.pl?id=117228700&owner_id=452520)

私には、コンビニ男と同い歳、16歳の頃、ちょうど私達と同じ歳の差の22歳の彼氏がいた。

その人が、『マツダユウスケ』だ。

今、目の前にいるこの17歳の男の子がその『マツダユウスケ』の弟??

ありえない。
ありえないありえないありえないありえない。


そんなこと、絶対にありえないんだ。



男「・・・・・覚えて・・・ますか?」



・・・何、言ってんだよ。この人。
もうからかうのもいい加減にしてえや。また、私の反応見て面白がろうとしてんのやろ。偶然にも程がある。

もうそんなんいらん。笑えへん。


私「・・・・ハ・・ハハッ、な・・何言ってるん?自分。誰よ。『マツダユウスケ』って」

私は無理矢理笑ってそう答えた。
・・上手く笑えてたんだろうか。

わからない。頭の中、心の中で何かがグルグル猛スピードで駆け巡ってる。

ダメだ。言葉が追いつかない。

何?何なんよ??

男「・・・・覚えて・・・ない・・んすか?」

コンビニ男は悲しそうな声で言った。

私「だ、だから、何言って・・・、、、、、っっ!」

何かが溢れかえって来そうだった。
溢れてくる感情に、言葉が、色が、追いつかない。


もう、ダメだ。


私「・・・・・・私、帰る」

もう声が裏返っていた。

私はコンビニ男の顔も見ないで、立ち上がり、そのまま歩き出そうとした。

男「えっ、、ちょっ、、、」

コンビニ男はすぐ私の腕を掴んだ。

止まる私。
ダメだ。この子の顔をまともに見れない。
今、この子の顔を見たらせき止めてたものが全部溢れる。

私は自分を保つのに必死だった。


私「、、、、、、帰、、る、、」

私は顔も見ないでコンビニ男の手を無理矢理振り払おうとした。


力が強い。振りほどけない。


私「、、、、、放して、、、、っっ!放しぃやっっ!!!」


私は腕をブンブン振った。

より一層強くなる力。


男「、、、、、、、、、ヤです。嫌です」


腕の動きを止められた。
そのまま引っ張られ、無理矢理体をコンビニ男の方に向かせられた。

向き合う私達。

私は顔が上げれなかった。


私「、、、、、何なん、、、、何なんやなっっ!?自分何言うてんねんなっ!?、、ほ、ほんま、から、からかうんもいい加減にっ、、、、、、、っっ、、、ーーーーーーーーっっっ、、!」


私は17歳の男の子を前に泣いてしまっていた。


男「、、違っ、、、、、俺はっ、、、、、、、」


顔を押さえ、下を向いてる私の髪の毛に何かが触れた。
私は咄嗟に顔を上げると、目の前にコンビニ男の手があった。

私は思いっきりその手をはねのけ、怒鳴りつけた。


私「あんたが!!弟なわけないやん!!何なん!?お、おかしいやんか!!?みょ、名字も違うし、歳だって、い、いくつ離れてんねんな!!」

何言ってんだ私は。
違う。この子が悪いんじゃない。


私は、声が裏返っていて、自分でも何を言ってるのかわからなかった。


今思うと、もう二度と、聞くはずのなかった名前が出てきて、ただ、気が動転していたんだと思う。


『マツダユウスケ』は、私がただつき合って、ただ別れただけの彼氏じゃないんだ。


私「、、、、、、、、ほんまに帰る。」


私は、もうコンビニ男の顔を見ないようにして、彼の返事も待たないまま、その場を逃げるように去った。

                          …続く

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Σ(゚д゚;) ヌオォ!?
きむさんガンバッテ(ノω・、) ウゥ・・・
うー 2006/04/22(Sat)01:39:45 [編集]
無題
きむさんー
何があったのー(涙)
ど、どうしたの? 2006/04/27(Thu)19:16:56 [編集]
早く読みたい!
早く更新してー!何回もチェックしちゃう
香奈 2006/04/27(Thu)21:56:41 [編集]
香奈さんえ
あたらしいの更新されましたよー
にょろ 2006/04/28(Fri)05:03:44 [編集]
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